お盆の時期も近くなり、30℃越えの日々が続く、2021年 7月後半。
皆さんいかがおすごしだろうか。
未だ終息の見えないコロ助の蔓延により
無観客でのオリンピックもいよいよ始まった。
頑張れニッポン!!
それはそうと、夏真っ盛りのこれからの時期はまさに、
キャンプやBBQなんかのアウトドアが愉しい時期!
川で遊んだり、山に登ったりとなかなかこの季節じゃないとできないレジャーが多い。
今回、そんな愉しいアウトドアを「一変」させる
「危険な状況に遭遇した場合」に役立つアイテムをいくつかご紹介してみようと思う。
まずはこちらから。
【カウンターアソールト CA230】
自然の中で「熊」や「野犬」に襲われた際に使用する
アメリカ製の「熊スプレー」というキャッチ。
ここ最近、「熊被害」のニュースを良く耳にしないだろうか。
しかも、各地で登山中などではなく、民家や、畑などで遭遇してこの熊に襲われてるケースが非常に増えている。
今回ご紹介するこの「カウンターアソールト(またはアサルト)」は、
まさに今人々を襲い続けている「クマ対策用」のギアである。
こちらはグリズリーの生息地として有名なアメリカのモンタナ州で研究・開発されている
アメリカではポピュラーな熊よけスプレー。
レバーを押すと圧縮された「唐辛子エキス」が勢いよく噴射し、
その強力な刺激で熊を撃退できるという仕様。
価格は9,878円(税込み)
以外にも中身は「カプサイシン(唐辛子に含まれる成分)」、
天然のものなんだというのがちょっと驚き。
まぁしかし、単純に唐辛子エキスが目や口に噴霧された瞬間、生き物ならば
「このやろう!よくもやってくれたな!」ではなく、
「一旦この状況をなんとかしないとヤバい!」と一発目でまずそう考える事だろう。
唐辛子に含まれる成分の「カプサイシン」に生物の殺傷能力はないにせよ、
食らった「ヤバさ」を印象付けるアイテムとしては最高峰のこの唐辛子噴射機。
今回その実力を試験してみた。
この日は、安全な場所で実際の噴射試験を行ってみた。
公式サイトのデータによると、
最小噴射距離は「約9m」
噴射持続時間は「7.2秒」という情報あったが、
実際噴射したところ、確かにスプレーの勢いは手首に反動を感じさせるぐらい強いもの。
しかし、カメラを置いて、距離を見た所、目視で濃厚なミストが確認できる距離はおおよそ5m程度。
更にそこから細かい粒子が2~3mは届く印象である。(計8m弱)
ただ、しばらく浮遊している空気にも刺激を感じたので、
このわずかな刺激で動物が逃げてくれるのであれば、
むやみに攻撃するのではなく、「あくまで防衛」として
シールドのような使い方もできるのではないかと思った。
これは心強い。
ちなみにこの後、撃った手で、うっかりほっぺたを触ってしまってしばらく痛みと腫れが続いてえらい目にあった。
カウンターアサルトの発射後はわずかにこのエキスが手に付着するため、
「その後触る場所によっては地獄を見る可能性がある」
目や口などはもちろん、股間などの粘膜にも触れたら絶対にヤバいエキスなので、
取り扱いには十分気を付けていただきたい。
さて、私も、普段からキャンプ以外のアウトドア、
登山や釣りなどを行う際「熊出没注意」の看板は良く目にする事がある。
そんな時、いつも、「まじか、ヤバいな」とか「熊よけ鈴出しておくか」などと
基本その程度の対策しかできなかったが、こいつは違う。
これまでの様に熊相手に「防戦一方」ではなくなる心構えができるのは
とても安心ではないだろうか。
しかし、実際クマと遭遇して、5m射程まで引き付けた際に、このギアを瞬時に出して、
顔面に向かって発射できる冷静さも要求されてくるので、購入したら必ず一度は「試射」しておいた方が良い。
この噴射器がどんな仕様なのか「使ったことがある自信」を付けておく事で、
実践での成功率は必ずあがるはずである。
とはいっても、やはり総じて、一番いいのは、クマと遭遇しないでこのギアを使わない事である。
自然に入ったら、五感を研ぎ澄まし、獣臭の察知・熊の足跡などがないかなど
予備知識で回避できるクマ対策も重要だ。
森のくまさんのようにかわいらしいメロディで登場してくるクマさんならいいが現実はそうではない。
関東にも多く生息しているツキノワグマの体長は最大で2m前後、北海道のヒグマなどは3mを超えるものも存在する。
何かあってからではなく、「何か起きても大丈夫なように」
できる限り万全な対策を整えておいたほうが、最悪の事態は避ける事ができるはずである。
ちなみに、このカウンターアソールト。
正当な理由なく、これらを持ち歩いていると
「凶器隠匿携帯罪」という軽犯罪法にひっかかる可能性があるので、
基本、山に入るなどの「正当な理由」がない場合は、所持しないほうがいい。
普段は子供の手の届かない安全な場所に保管しておこう。
※あまりに温度の高い所に保管すると破裂するとの情報もあったので
車の中に入れっぱ、高温になるような場所での保管も危険。
クマなんて大袈裟だよ~と言っていて、ばったり遭遇したときに自分は何ができるのか。
日頃ジムでサンドバックに打ちまくってる渾身のハイキックを放った所で
直後、背中に「モンスター」のロゴばりの傷跡をくっきりつけられてお陀仏である。
それらを考えた時に、唯一対応できるアイテムが、この「カウンターアソールト」。
購入してからは、アウトドアに出る際は私は常に携帯するよう心がけている。
ちなみに、こちらは製品の使用期限があるので日付の確認もお忘れなく。
(※私のは購入から4年程度使用できるものであった)
続いて、命を守るアイテムはこちら
【SAWYER MINI 浄水器 SP128】
「ホロウ ファイバー メンブレーン」という
独自の濾過技術により0.1ミクロンの穴で水をろ過する、
高性能なフィルタを採用。というキャッチ。
およそ99.9999%のバクテリアや微生物など
有害な病原菌を除去できる世界最高レベルの浄水器。
恐ろしい寄生虫のエキノコックスや、大腸菌やサルモネラ菌など、
このフィルターが全てブロックしてくれるとの事。
価格は3,960 円(税込み)
一見きれいに見える山の湧き水や、川の水。
「生水は飲まないほうがいい」等と言われたことはないだろうか。
とある県のデータでは、河川の水をわずか1ミリリットル検査しただけでも、
およそ数百万もの細菌が確認されている事がわかっている。
いつも飲んでる水のように見えても、天然の水をそのまま口にするのは危険である。
そんな時この「SAWYER MINI浄水器」があれば、
これらの水に含まれる有害物質を瞬時に濾過してくれる。
ポイントは全長が13.5cm、重量が約55gと非常にコンパクトな設計なので
ペットボトルや付属のパウチなんかで、水を汲んで、
フィルターをつけてそのまま飲めるという手軽さ。
加えて、その「濾過能力」が驚きの仕様。
この浄水器ひとつで濾過できる水の量は、
なんと「約38万リットル」
1日に20Lの水を濾過して使ったとしても約50年!
10Lしか使わなかった場合は「100年」以上使い続けられる計算になる。
凄すぎである。
この半永久的に使えるフィルターってのが、今回購入した理由のひとつではあるが
「すいません・水を濾過するのには約3時間かかるんです・・」とかじゃ使い物にならない。
そこで実際に、2Lのペットボトルを満タンの状態から、濾過スピードを測った所、
実に「5:17秒」で全ての水が濾過できることがわかった。
まぁ、実際は不純物が入ってる分、いくらかスピードは落ちるとは思うが
濾過スピードの目安としては、十分なスピードではないだろうか。
また、こちらの「ソーヤーミニ」
すべての水に濾過効果があるわけではなく、
海水や油、重金属類などの溶解固形物、
化学物質で汚染された水や微細なウィルスなどは除去できないので、
最強の浄水器ともいえど過信は禁物である。
0.1ミクロン以下の大きさのものはすべて通過してしまうため
ウーロン茶やコーヒーなどに含まれる染料や、
ニオイのあるアンモニアなんかは濾過できない。
急な災害時でも、瞬時に飲料水を作り
半永久的に使えるこの世界最高レベルの「ソーヤーミニ 浄水器」
飲み水の確保に1本持ってるだけで安心である。
と、とりあえず今回は、私がとても印象深かった防災グッズ2個をご紹介させていただいた。
その他、YouTube動画では、毒を吸い出す「ポイズンリムーバー」や
目に見えない「一酸化炭素」の存在を教えてくれる「一酸化炭素警報機」や
川遊びの必需品でもある「ライフジャケット」など、全部で5種類、更に命を守るアウトドアギアをご紹介しているので
これらのアイテムが気になる方は、是非、動画の方もチェックしてみてください。
今回の「熊スプレー」と「ソーヤーミニ浄水器」も動画に含まれています。
========================================
★命を守る!アウトドアギア5選!最強の防災グッズ(YouTube)
========================================
※動画の概要欄に各アイテムが購入できるリンクが貼ってあります。
============================================================
これから始まる夏のアウトドア。
皆さんも怪我や事故の無いよう、十分に気を付けて遊んでください。
この記事が少しでも皆さんのアウトドアライフのお役にたてれば幸いです。
★YouTubeでアウトドア動画を配信しています。
メインサイト FIELD DISCOVERY