現実 | 20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

20年以上の倉庫でフォークリフトを使っての仕事経験を活かした現場で培ってきた仕事術をお伝えします。

ホンダに続いて、2009年3月期単体ベース決算で、営業損益が赤字に転落する見通しとなったようだ。

http://www.zaikei.co.jp/article/biznews/111130/29822.html  

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081219/biz0812191314007-n1.htm  

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00146166.html  

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJAPAN-35536820081219  

http://mainichi.jp/select/biz/news/20081219dde001020086000c.html  

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081219-OYT1T00476.htm?from=navr  


先月、下方修正したばかりのトヨタ。

派遣切り、減産を行ってもなお、景気悪化には対応しきれなかったといよりも、景気悪化の方が加速度的に進んできているのだろう。


15日に発売された週刊東洋経済の記事で、自動車ジャーナリスト・清水和夫氏とJPモルガン証券株式調査部長兼自動車アナリスト・中西孝樹氏の対談の中で、トヨタが赤字に転落する可能性を示唆している。

営業利益が6000億円と言う段階でさえ、売上高営業利益率は2.5パーセントしかないと言う。

そのことを考えても、今回の営業利益が赤字に転落する見通しもうなずける。

しかも、今後のアメリカの動向次第では、さらなる経済悪化の可能性も含んでいるのではないかと思う。


そのカギの一つを握るのが、ビッグ3の経営再建計画ではないかと思う。

今回は、つなぎ融資でどうにか、破綻をまのがれたにせよ、来年の3月末には新しい経営再建計画を出さなくてはならず、そのためには、強い労働組合をどう納得させるか、そこも問題になってくるのではないかと思う。


もし、ビッグ3が破たんすれば、その影響は日本にも津波にように押し寄せ、現在よりもさらに雇用不安に陥るのではないかと思う。

バブル崩壊後、リストラをし、経費・コスト削減をし、人件費は、正社員ではなく、契約社員・期間従業員に切り替えれるところは切り替えて、利益を出してきた。

仕事量が減ると言う事は、人が余ると言う事。

それは、変動費が固定費に変わる事になる事を意味している。

固定費は、減らせるものなら減らしたいはず。

だから、派遣切りが横行しているのではないかと思う。


さらに今回の結果により、トヨタ九州では、06年度に受け入れ、09年度中に3年を迎える派遣社員は、契約が終わる「雇い止め」とするそうだ。

http://www.asahi.com/job/news/SEB200812190008.html  

こういった対応をする企業は、来年、増えるのではないかと思う。

これにより、来年はさらに雇用不安が広がるのではないかと思う。


19日に麻生首相がハローワークを視察をした際、麻生首相は、求職者に「何かありませんかと言うんじゃ仕事は見つからない。目的意識がないと雇う方もその気にならない。何をやりたいか決めないと就職は難しい」と言っているが、これは現状を知らなすぎの証拠ではないかと思ってしまう。


http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081219k0000e010059000c.html?link_id=RSH05  

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008121900460  

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20081219-441795.html  


そんな認識だから、第二次補正予算の審議を来年に回しているのだろう。

そして、その認識の違いにより内閣の支持率が20パーセントを切ってしまうのだろう。


http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00146205.html  

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008122000245  

http://mainichi.jp/select/seiji/aso/news/20081220ddm002010091000c.html?link_id=RAH02  


そんななか、問題にされていた定額給付金の詳細が決まりつつある。


http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081221AT3S2000M20122008.html  

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00146265.html  

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/081220/fnc0812201642013-n1.htm  


定額給付金の全額をそのまま雇用対策費に振り向けたら、どれだけの人達が救われるだろうか。

現状を考えれば、広く薄くではなく、狭く深くと言う対策の方が、効果があるのではないかと思ったりする。


そのためにも、派遣切りをした企業に対して抗議をするだけでなく、国会議事堂の前でも抗議をするべきではないかと思ったりする。



抗議している人達の気持ちや状況は分かるが、もし、自分が会社の経営者であり、現在の経営環境に直面したら、どの様に対応するか考えた事はあるのだろうか。

経営者としては、会社の存続と将来の展望、正社員の生活の保障、株主との関係など考えることはたくさんあると思う。

そんななか、派遣社員や期間従業員の優先順位はどのあたりになるのだろうか。

その答えの一つが、現状ではないだろうか。

トヨタは、景気が悪くなっても揺るがないと思われてきたが、今回の金融危機により、それが単なる思い込みと言う事が誰しもが実感したのではないかと思う。


サブプライムローン問題から始まり、リーマン・ブラザーズの破綻、それにより金融不安が世界中に広がり、株安、円高と予想以上に広がり、輸出により利益を生みだしていた企業は、ここまで広がるとは思ってもみなかったのではないかと思う。

とは言え、火種は以前からくすぶっていたのではないかとも思う。

それが、リーマン破綻により、火がついただけではなだろうか。

火種の時は、水や濡れた布をかぶせれば消す事も出来ただろうが、今現在では、消化器でも消す事は出来ない状況に追い込まれ、消防車を使わないと消せないほど大きくなってしまっているのではないかと思う。


火種の時に、消火作業を行ったのは棚卸し資産を減らしたスズキだけではないかと思う。




日本国内では、若者の車離れが進み、国内での販売は苦戦しているのに対して、海外では、車離れが起っていないので販売利益を海外へ求めることで、苦しい方より楽な方へ逃げてしまっているのではないかと思う。


それは、自動車と言う一つの商品に頼り切っている状態になり、いったん景気が悪くなると次の一手が打ちづらい業態に自ら追い込んでいるのではないかと思ったりする。

自動車は、さまざまな技術を使っている。

言ってみれば、宝の種は豊富にあるのではないかと思う。

それを自動車が本業だからと言って、他の事は積極的に開発を行ってこなかった結果、現在のような手詰まり状態に追い込まれているのではないかと思う。


今後は、様々な分野に参入するかもしれないが、そこには、今までのような単純作業は含まれないのではないかと思う。

自分で考え、行動し、トライ&エラーを繰り返すと言うチャレンジ精神が求められるのではないかと思う。

そういった仕事は、本当にやる気があって、向上心を持っていないと長続きしないのではないかと思う。

もし、派遣社員や期間従業員の人達に、 そういった仕事任せたら、どうなるのだろうか。

今までのように仕事に対して、指示された事をやっているだけでなく、自ら考えることが重要になってくる。

それは、マニュアルを自らが創りだしていく事を意味しているのではないかと思う。

指示されたことをやり、マニュアル通りに行動する仕事は限られてくるのではないかと思う。


そのためにも、自分の考え方や方向性をしっかり持たなくては仕事に振り回されるだけになってしまうのではないかと思う。