最近は、ペットボトル・古紙は、お金を払って買い取る時代になっている。
そうなった背景には、国外業者がおおいに関係している。
特に急成長している中国業者が影響を与えている。
ペットボトルの買い取り価格は、A・B・Dの3段階に分けられる。
Aランクは、きれいに洗浄されて、キャップもラベルも残っていない物。
Bランクは、表面がやや汚れていて、キャップやラベルが少し残っている物。
Cランクは設定されず、Dランクは、キャップやラベルは付いたままで、汚れもひどく中身が残っている物。
番組内は、ペットボトルの買い取り価格を見せていたが、国内業者は、1キログラム当たりの単価は42円なのに対し、国外業者は、1キログラム当たり48円。
なぜ、これほどまでにペットボトルを欲しがるかと言えば、原材料としての価格差が多いに関係してくる。
原材料が石油であると、1キロ当たり150~200円なのに対し、ペットボトルは、80~100円。
石油の高騰が、リサイクル資源であるペットボトルの価値を上げたとも言える。
そして、綿の価格(1トン当たり)で比較すると、石油が原料だった場合、約21万円なのに対し、ペットボトルが原料だった場合、約12万円になる。
この価格差を考えると、ペットボトルを欲しがる理由が見えてくる。
番組では、中国に焦点を合わせて紹介をしている。
中国では、ペットボトルが資源と同時にお金になっている。
日本では、考えられない状況。
昔の日本で言えば、瓶を酒屋へ持っていくとお金に換えてくれたのと同じ感覚だろう。
世界の生産工場と言われている中国だからこそ、世界中からリサイクル資源を集め出しているのだと思う。
この状況が、日本のリサイクル事業者に影響を与えないわけながい。
今までは、家庭から出たペットボトルを自治体が回収し、日本容器包装リサイクル協会が無料で引き取り、協会指定のリサイクル事業者に委託していた。
そして、リサイクル費用は、飲料メーカーやペットボトル製造メーカーが払っていた。
それが、原油価格の高騰で、リサイクル資源としてのペットボトル価値が高まり、自治体は、協会通さず、中国などの高値で引き取ってもらう事が出来る業者と直接取り引きをおこないだした。
本来、お金にならないはずのゴミとみなされていたペットボトルが、自治体の財源の一部になっている。
昔では考えられないが、これも時代の流れなのだろう。
この時代にあったリサイクル資源再生のシステムを創り出す必要な時期になったのではないだろうか。
市場を中国に取られつつあるなか、以前、番組で放送された「ゴミは金なり~世界が奪い合う日本の廃棄物~」(http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview1012.html
)で紹介された根来産業もかなりの影響を受けていたが、ペペットボトル回収機を開発し、新しい試みをしていた。
中国は、人海戦術、価格で参入しているなか、日本は、技術であり、アイディアを駆使する事で、今までの発展を手に入れてきたのではないかと思う。
過保護の市場では、守る事しか出来ないのではないかと思う。そして、守りから攻めに転じる事で、新しいビジネス・モデルも生まれてくるのではないかと思う。