ドラマ「医龍 2」第9話。
上辺だけを見ると、最終話に向けての布石を織り込んだストーリーに見えるが、第8話から引きずっている伊集院の問題の答えを出している。
伊集院は、自分は外科医には向いていないと嘆くが、松平が言うように、自分の限界を知っている事で自分が出来る事が見えてくる。
そして、天才の仕事を支えているのは、大多数の普通の人達であり、その人達がいる事で、天才は、天才としての才能を発揮出来る。
伊集院は、外山と技術面で比較してしまい自分に自信をなくしてしまっているが、本来、人は一人ずつ才能を持っている。
その才能に気づかず、比較してしまうのは論外だと思う。
外山には、外山だけが持っている才能があり、それに気づき、磨きをかけ続けた結果が今の技術を生んでいる。
それと同様に伊集院にも、伊集院だけが持っている才能があり、その才能を磨き続けれる事で、誰にも負けない自分独自のモノを生み出せると思う。
そして、ストーリーの最後の方では、伊集院は自分の役目を見極め、助手としての立場を進んでするようになる。
日本の時代劇の定番ドラマ「水戸黄門」は、それぞの役目が明確になって判り易いと思う。
主導権は水戸のご老公が持っているが、それも周りを固める助さん格さんなどの名脇役がいるからこそ、水戸のご老公が引き立つと思う。
そして、小説「銀河英雄伝説」の中に、一人の才能に頼っている限りは、組織としては未完成。どんな人にでもこなせる仕事量をそれぞれに振り分ける事が大切だとある。
ホンダの初代副社長である藤沢氏も、宗一郎氏を抜きにした組織作りをしている。
また、天才と言えども、自分の才能に気づき、絶え間ない努力をし続けないと天才などにはなれない。
だから、天才と呼ばれる人が一握りなのだと思う。
そして、今まで各登場人物に対してスポットを当ててきたが、藤吉の言う「こう言う時代だからこそ、人は本物の医療と言うものを求めているんだよ。」と言う事が、ドラマの根柢にあるのだと思う。