ドラッガー氏によれば、日本の終身雇用と国際競争力の併存が、変革と継続のバランスの一つの理想だとか。
だが、今は、その終身雇用もなくなってしまった。
もし、終身雇用が崩壊しなかったら、今のようなニートやフリーターと言った人達の人数ははるかに少なかったのではないかと思う。
企業が生き残る為には、コスト削減・リストラは確かに必要だったのかもしれないが、それと同時に、日本人が昔から大切にしてきたモノまで失くしてしまった結果、今の現状を生んだのではないかと思う。
年長者からの技術の伝承もそうだが、それ以上に相手を思いやる心の部分の伝承も出来なくなってしまっている。
その反動か、今はホスピタリティーに注目が集まっている。
本来なら、日本人が・日本企業が大切にしてモノなのに。
終身雇用は、自分の行動範囲と可能性を幾分狭めてしまうが、その反面、企業と言うコミュニティーの人と人との結束を強くする事が出来る。
それが、チームワークの力となって、戦後から今の日本を作り上げた原動力になっていると思う。
まさに1+1=2ではなく、4であり5である。
成果主義・実力主義が導入されてきているが、それとうつ病が増えてきているのは無関係ではない気がする。
アメリカ人のような独立独歩の精神は大事だと思うが、それが日本人に合うとは思えない。
もともと日本は、与えられた民主主義故にその重さを感じないまま、自由の本当の意味を判らずにぬるま湯に浸かってきてしまったのではないかと思う。
自由ほど、自分を試されている事はないと思う。
自由とは、何をやってもいいが、何をやれとも言われない。
だからこそ、その人の真価が問われる。
今の時代は、色々な規制があるので自由と言う面では、ある程度制限されてしまっているが、何を感じ、何を考え、どう動くかの範囲が世界レベルに広がっている。
視野をいつまでも近視眼的していては、本当の自由を得る事は出来ないと思う。