フロッギンエッセイさんが、
また、素晴らしいブログを書きました。
ブロッキンさんの主張、論理に、私は、大きくうなづきます。
特に、次の個所を、私はとても強く賛同します。

経済を資本のなすがままに任せれば,貧富の差は拡大し,労働者は窮乏化するというのは資本主義経済の鉄則だ。

この資本主義の暴走にブレーキをかけるのが国家の役割のはずだが,日本の国家はその役割を放棄し,むしろ資本と結託して労働者の搾取に加勢している。

今日のようにグローバルに金融化した資本主義の中で金融緩和を行えば,資本主義は加速度を早め,資本はますます強欲化していく。

そうなれば,格差や貧困が絶望的に広がるのは自然の成り行きだ。こういう異形の加速主義的な金融政策は一刻も早く修正し,終わりにしなければならない。

日本の多くの皆さんが、この真実に気づけば、日本はより良くなると思いますが、ほとんどの日本人は、長時間労働にくたびれ、資本が与える飴(スポーツ、お笑い、バラエティー、芸能スキャンダル)に満足しているのが現状と思います。

戦前もそうです。
いいえ.戦前はもっと違った形で、もっとキツく支配されていた。

大日本帝国が、「世界でも最悪の国家だった」ことを、今の日本人は知らない。
「国民を不幸にした世界最悪の国家」だったと、まったく意識していない.
私も数年前まで、そうでしたが。

だから、また、戦前のような日本にしたいという自民党議員たちの意図にもきづかない。

(今の日本も世界最悪の国家のひとつと私は思っている)

こんなことを、私が書いても、ほとんどの日本人は、何アホなことを言っているのだ。
日本は自由で民主主義の国だ。
素晴らしい国だ、
と思っている。

今、イタリア、シチリア島にいるが、今朝、スーパーで見たサンドイッチは、440円(2.79€)だ。ハムが一枚入っているだけのが。
(今朝とは、2024年3月24日(日)のこと)



きのう(3月23日)、高速道路のサービスエリアで見たサンドイッチは、なんと800円(4.99€)である。


日本円の価値は、下がり、世界的には、日本人のほとんどが貧困である。

海外旅行の時代は終わった。
格安海外旅行は、終わったのである。

今は、海外は高い。

自然と.そうなったわけではない。

ブロッギンさんがいう通り、
日本国家、
政府与党、自民党が、
こんな日本を作ったのだ。

しかし、ほとんどの日本人は気づいていない。

政治家たちが持つ強力な力に気づいていない。
それでは、日本人は幸福にはなれない。

政治の力の恐ろしさ、絶対的な力を、日本人は知るべきなのだ。

戦争も、軍部が悪かったように思い込まされているが、
実は、日本の政治家たちが、半分以上の責任を持っていた。

なぜなら、戦争するにも金がいる。
軍部が戦争することを許すには、国家財政からの支出が必要だった。

それを、決めたのは、内閣であり国会だった。

軍部の圧力で、政治家たちが、そうせざるを得なかった、と思い込んでいる日本人が多いが、歴史的資料を読みこなすと、決して軍部に政治家たちが屈したわけではない。

政治家たちも、戦争することに大いに賛成したのであり、戦争することを国家的方針として閣議決定したのであり、国会決議したのである。

軍部だけが悪かったのであり、
政府は悪くなかった、
天皇はわるくなかった、
ということにして、
政府の戦争積極的加担を、曖昧にしたのは、
また、同じ国家体制を作ろうという意図を隠したかったからである.

軍部に全責任を負わせ、一旦解体した。
そして、政治は悪くなかったとして、戦前の政治思想(国民は道具)を、継続させたということなのである。

そして、今、戦前と同じく、軍備増強、戦争国家へまっしぐらである。

ほとんどの国民は気づいていないが。

ブロッギンさんのブログの素晴らしさを書くつもりのブログが、
自己主張のブログになってしまって、
誠に申し訳ありません。

特に、ブロッギンさんに。

(イタリア、シチリア島、古代ギリシャが支配していた街シラクサにて)