富士緑道を走り終えて、次の目的地である身延線、入山瀬駅
へ向かいます。
洋紙製造発祥の地でもある、この鷹岡地区は豊かな水源
がある、この潤川があったからこそというのも一つの理由
だそうです。
入山瀬駅近くに、その洋紙発祥の地を記念する「夜明けの
像」があります。
明治22年にアメリカのブラック クローソン社より購入した
沙紙機のマスコットとして贈られた像だそうです。
鷹岡にある富士製紙の第一号機として、わが国で初めて
木材パルプを使った新聞紙の製造に成功した機械で、この
地区の産業開拓の夜明けを告げたものということで、夜明け
の像という名前がついているそうです。
明治22年に贈られたものにしては、やけに新しいなと感じた
のですが、本物は東京、王子にある紙の博物館にあるそうで
これは平成4年に送られたレプリカということでした。
まぁ、なんにせよ、紙産業で有名な富士市らしいモニュメント
ではないでしょうか。
「夜明けの像」を後にして、身延線、入山瀬駅に到着しました。
駅に隣接する公園に、D51のSLとその客車が鎮座しています。
この客車の画面右下に、エアコンの室外機が写っていま
すが、現在は富士市の図書館として利用されています。
木の床はそのまま残されており、こんなところで一日本を
読んでいたら、気持ちも落ち着きそうです。
レトロな雰囲気が素敵ですね。
レトロな雰囲気といえば、入山瀬駅の近くに、こんな古い
レコード店がありました。
かなり前に廃業されているようでうですが、ビクターの看板が
そのまま残っていました。
因みにこのビクターのマークの犬は、ダフィーと同じ犬種である
ワイヤーヘアードフォックステリアなんです。
夜明けの像、SL、客車、ビクターの看板など、とても懐かしさを
感じて、復路である富士川へ向かいました。