本日から、伊吹島のご紹介です。
いつもですと、先ずモノクロ写真で紹介をして、その後
補助的に、カラー写真を掲載していたのですが、今回は
趣向を変えてというか、創作的な試みという意味でこの
伊吹島とその次にご紹介する本島(ほんじま)について
はアウトフォーカス(ピントを外して撮影)したカラー写真
を最初にご紹介します。
もちろん、この歳になって、意味も無く奇抜なことをやって
も、大恥をかくだけですから、それなりに考えはあります。
全てがそうだとはいえませんが、そもそも色のある写真
というのは、(私にとっては)見ていただく方に全て種明
かしをしてしまう、もしくは強制的に答えを色によって、
求めてしまうものです。
しかしながら、長きにわたって、モノクロ写真を撮り続け
てきた私にとっても、色というものは、本当は重要な
要素であるという認識は持っていましたが、見ていた
だく方にいきなり答えを求めるのでなく、その色の本質
的な部分を想像したり、感じたりしていただくにはどうし
たらよいかと思い、アウトフォーカスという手法を使い
ました。
ただ、ここですぐに付け加えておかなければならない
ことは、何でもアウトフォーカスにすれば、その色の
本質的な部分をお伝えできるとは、毛頭思っていま
せん。
しかしながら、今回訪問した伊吹島と本島については
何か郷愁的な印象があり、それを伝える手段として、
アウトフォーカスを選んだという経緯があります。
CONTAX TVS+Vario Sonnar 28mm-56mm
FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400