北木島 | fidealのブログ

fidealのブログ

ブログの説明を入力します。





さて、昨日は岡山県の笠岡港から、高速船で40分弱の


北木島へ行ってきました。






かつてこの島は漁業が盛んな島でしたが、明治期より、


石材の採掘で有名になり、島を歩くと、むき出しの切り


崩した岩山があちこちで見られて、廃墟となった石材所


も散見され、とても無骨な印象を受けた島でした。






r3014






しかし、石の島として知られたこの島も、現地の方のお話によると、


平成になった頃から、中国製の安い石材が入るようになり、かなりの


石材会社が廃業に追い込まれたそうです。






現在は、主に墓石などの用途で、この北木島の石が使われており、


細々ではありますが、稼動している採石場もあります。







r3016






この島を訪れた感じたことは、上の写真のように切り立った岩肌


むき出しの岩山が屹立しているような観光名所があるにも関わ


らず大々的に宣伝をしていなくて、観光用の標識もありません。






実際にこの写真の場所に訪れてみると、普通に会社が操業して


いて、見たければ離れたところから見れば、みたいな感じで、


その離れたところから見学すると、安全柵も何もないので、うっ


かり足を滑らして滑落したら、何十メートルもの切り出した岩山


の奈落に落ちることになり、まず助からないでしょう。






島の人の話では、ここは国立公園でないので、あえて観光に力を


入れるということはないそうで、そのかわり国立公園でないので、


岩山を切り崩しても、国にお金を払わないでいいそうです。






ですので、最盛期にはあちこちで石材を加工する音が聞こえて


いたことでしょう。






そんな北木島も、絵に描いたような光景もあり、現地の説明では


北木島のヴェニスといわれています・・・







r3018






明日は、四国、香川県の島を訪ねる予定です。