何処までも続く商店街が好きです。
私の住んでいる地方の商店街は、本当に寂れてしまって、しかも
300メートルも歩けば、商店街と呼ばれるものは途切れてしまい
ます。
先日訪れた巣鴨の商店街は、ずっとJR埼京線の板橋まで続いて
おり、本当に東京の下町は歩いていて飽きないものです。
巣鴨地蔵通商店街についていえば、その道中に刺抜き地蔵が
あるということも活気が残っている一因なのかもしれませんが、
八百屋さん、乾物屋さん、中華料理屋からの、油っぽい匂い
など生活感が溢れて、しばし夢心地になってしまうのです。
さて、巣鴨地蔵通商店街を、板橋駅まで歩くと、サイゼリアが
あるじゃないの・・・
サイゼリアといえば、200円で、250mLのデカンタワインが
たらふく飲めるということで、早速引き寄せられるように、店
の中へ・・・
やっぱり撮影はアルコールが入らないと、やってられないでしょう。
さすがに、夜は車で帰らなくてはならないので、100円のグラス
ワインで我慢しましたが、これに海老入りの洋風雑炊のようなも
のを注文しても、500円でお釣りがくるという、恐るべしサイゼリア!
サイゼリアを後にして、板橋駅周辺をちょいとお散歩。
その後、都電荒川線に乗って、鬼子母神駅から、永井荷風が眠る
雑司が谷霊園へ・・・・
それにしても、荒川線、いつ見ても可愛い!
おもちゃの電車みたいで、こんな電車を運転したら楽しいだろう
なぁ~
そして、永井荷風のお墓にようやく到着しました。
玉の井の私娼窟が舞台の、濹東綺だんなど、たまに読み返して
みると味わい深いですね。
そうそう、玉の井の私娼窟といえば、実際に永井荷風が通っていた
このアパートも、一昨年に取り壊されてしまったし、その建物がなく
なっただけで、それ以来玉の井には行っていません。
このアパートに住んでいたおばちゃん、どうしいるのかなぁ~
なんて、色々なことを思い出しながらの、下町散策でした。