ヌードモデルさんとの樹海での撮影には、撮影日前日に
必ず実際の撮影現場へ安全確認に行っております。
標高1200メートルの撮影地で、下界との気温差は10度
ありますので、今年のように冷夏となると、今の時期での
樹海での撮影は、気温が17度位まで下がってしまい、何
も身に着けないモデルさんにとっては、かなり過酷な条件
での撮影となります。
特に女性は、長時間、腰を冷やしてしまうと、個人差はあ
るものの、生理が重くなってしまうこともあり、8月後半から
9月にかけての樹海での撮影は、かなり気を遣います。
かといって、ヌードモデルさんですから、すぐに脱いだり着
たりできるものでなくては不便ですので、先ずは膝から下
はレッグウォームを穿いていただき、下記の写真のように
白衣の上に、ボタンで簡単に脱ぎ着が出来る巻きスカート
を腰に巻いていただき、さらにその上に、コートを羽織ると、
その間は何とか防寒対策になります。
腰、正確に言うと、腿の付け根部分には、太い血管が走
っていますので、そこが冷えると、かなり辛いです。
それでも撮影中は、一糸も纏わず臨んでいただきますので、
ポータブルのストーブも携行します。
それでも寒いことに変わりはありませんが・・・・
更に全身お肌を露出して、全く無防備な状態ですので、虫除け
スプレーを全身に塗っていただき、更にポーズをとるポイントに
おいては殺虫剤(植物に害のないもの)を撒く、二重のガードで
撮影をしております。
その他、ツキノワグマが生息する富士山では、クマスプレー、
朽ちた木が崩れ落ちることや、落雷も怖いですね。
今夏、最後の樹海でのモデルさんは、前回、前々回とお世話
になった蓮さんに代わって、新規のモデルさんにお世話になる
ことになりました。
皮肉にも気温が24度ほどあった、盛夏に撮影した蓮さんは、
とても暑がりの方で、今回気温17度で撮影に臨んでいただ
くモデルさんは、寒がりな方です・・・
樹海での撮影も初めての方ですので、出来る限りのサポート
をいたしたいと思います。
過酷な条件下でのお仕事、本当にいつもモデルさんには感謝
しております。