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生きてるといろんなことを考えますね。

昨日、森博嗣のすべてがFになる他に夢中になっているという話をしました。その前はシャーロックホームズシリーズをぽつぽつ読んでいました。まだどちらも読み終わってはいません。その程度のミステリ通レべルと思ってお読みください。

ミステリにおいて、私が特に重視しているのは犯人と、方法でした。動機は、特に最近のものはそこでお涙頂戴しだすのに辟易としますし、大体が「だからって人殺すぅ~~?」と思ってしまい興ざめすることが多いので割とどうでもいいです。で、さらに二つのうちどちらか、というと犯人を重視しているようです。ようです、というのも、犯人が分かった時点でちょっと読む気をなくしてしまうから。

で、ミステリの犯人、当然読みながら考えるじゃないですか。えぇ…!!!!この人が…???!!!っていうのを狙ってるでしょうし、こちらも期待したいわけですが、これだけ世にミステリというものが普及してしまうと難しいですよね。だって選択肢は相当限られているから。最後の段落で今まで全く登場してなかった人が突然空から降ってきて、探偵役が「おまえだー!」っていってもなんの意外性も面白みもないですから、犯人は登場人物になります。「アクロイド殺し」も出てきたときは相当な衝撃があったでしょうが、それも今や当然の選択肢。一冊の小説の中で登場させられる人物の数はそう多くないことも考えれば、そう意外な犯人はいません。

と、思ってミステリを全く手に取らなかった時期もありましたが、最近は「犯人や手法を導き出す過程」、つまり探偵役が「なぜ犯人にたどり着けたか」を楽しむことができるようになり、いろいろと読んでいるのです。同じ作品を読んでも面白いと思うところが変わる、というのはこういうことなんでしょうね。まぁホームズの推理には「帽子が大きいから持ち主は頭が大きく、したがって教養がある」レベルのものが少なくなく、それは逆の意味で面白いのですが。

一番好きなミステリは北村薫さんの「私と円紫さん」シリーズです。ミステリといいながら大概人は死にません。謎解き過程の美しさが随一。そして、ミステリとは関係ありませんが大学生である「私」の心理描写にとても共感できるのがむしろ一番のお気に入りの点かもしれません。

ちなみにS&Mシリーズと書かないのはなんか通ぶっててなぁ、と思うからです。