NZの手軽なファストフード
パイと聞いて、思い浮かべるのは、アップルパイやパンプキンパイなど、温かくて甘いデザートのイメージでしょうか?これらのパイ文化は、アメリカ発祥のようです。
こちらニュージーランドでは少し違って、お食事パイ、ミートパイが断然多いです。
そして、「手軽なファストフード」と言う印象を受けます。何故なら、安くて何処でも手に入るからです。
パン屋さんには、手作りされたパイがウォーマーに並べられており、デイリーやスーパーマーケットには、袋に入ったパイが冷蔵庫や冷凍庫にあります。また、こちらのガソリンスタンドは、日本のコンビニのようなお店が併設されており、そこのキャビネットにもパイが並べられています。
朝昼晩、いつでも温かいパイが食べられるのです。そして、ボリュームタップリで、一つでお腹がいっぱいになります。特に、肉体労働者やトラックドライバーなど、男性に大人気です。
パイの種類
その種類は、ステーキ&キッドニー(腎臓)の煮込み、ステーキ&マッシュルーム、ミンチ&チーズ、べーコン&エッグなどが、殆どのお店に並ぶ定番のパイです。
お店によっては、ラム肉の煮込み、クリーミーチキン、ロースト野菜、バターチキン、シーフード、ベジタリアン等も見かけたりします。
ベーコン&エッグパイは、焼く前に卵をパイ生地に割り入れるので、中は茹で卵のようになっていますが、それ以外のパイのフィリングは、シチューより少しトロミが固めの、トロトロ状態になっています。
サックリとしたパイ生地と、アツアツのフィリングがとても美味しいですよ。
お店で買うと、小さい茶色の紙袋に入れてもらえます。
好評なパイの基準
ニュージーランドのパイ好きによりますと、パイは、サンドイッチと同じ感覚でなければなりません。
片手で持って食べられ、もう片方の手ではドリンクを持てる、手のひらサイズが良いそうです。
紙袋から直接、ガブリと食べるのが正解で、ナイフやフォークを使って食べるものではないそうです。面白いですね。そして、とてもカジュアルな食事だと言うのが、お分かりになると思います。
日本のお握りとか、肉まんとかの感じでしょうか。
味は、朝食、ランチ、アフタヌーンティ、ディナー、何時でも合う味が好評だとか。。。
もちろん、テイクアウトではなく、カフェやレストランでは、お皿に盛りつけられ、サラダやソースと一緒に、ナイフとフォークで食されます。
パイ•オブ•ザ•イヤー
ニュージーランドでは、毎年、全国パイコンテストが開催されています。5千個以上のパイが集められ、最も美味しいパイを決めるのです。
カテゴリに分けられ、それぞれ1位から3位と特別賞があるそうです。近くのベーカリーが、受賞していたりすると、試したくなってしまいます。
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By Me Webstor
南半球から、食情報をお届け
南半球に永住した、管理栄養士です
多文化国で、様々なお料理や食材と栄養に、いつも興味津々です
ガーデニング、お買い物、お料理、空手などが好きです
空手は地元の子どもにも教えており、ここでも文化の違いを感じさせられます