高カロリーでも栄養が豊富。
毎日食べてもいい食べ物
高カロリー食品と呼ばれ、“ダイエット時には避けたいもの”として挙げられるものの多くは炭水化物や脂質を多く含むものですよね。
しかし、実際は高カロリーだけどカラダにそこまで悪くない料理もあるのです!
そこで今回は実はカラダにいい高カロリー食品をご紹介します。
食べることも生きる楽しみの1つ。ぜひ正しい量を知って、食事をもっと楽しみましょう。
高カロリー食品はなぜ悪い?
私たちのカラダは食物から糖質や脂質、タンパク質などからカロリーを摂取し、それを体内でエネルギーに変えることで日々の生活や運動を行うことができます。
しかし、摂取カロリー>消費カロリーとなる日々が続いてしまうと、余った分はどんどん体内に脂肪として蓄えられてしまい、体脂肪率の増加や生活習慣病を引き起こす可能性が高くなってしまいます。
これにより高カロリー食品はカラダに良くないということが言われています。
実はカラダにいい?高カロリー食品!
筋トレに励む方やハードな仕事をこなす方などは実は思っているよりもカロリーが重要。
不足してしまうとカロリーが足りずに筋肉量が落ちてしまったり、良いパフォーマンスができなかったりすることも懸念されています。
また高カロリー食品のなかにはカラダに大切な栄養素をたっぷり含む食品もあるため、高カロリー食品のなかでもカラダにいいものを選び、適切な栄養を摂取することがおすすめです。
1. アボカド
森のバターとも呼ばれ脂肪分が多いことで知られるアボカド。
1個あたりのカロリーは約250kcalと、ご飯1膳分ほどの高カロリーですが、タンパク質やカリウム、ビタミンE、食物繊維などをバランスよく含んでいます。
特に悪玉コレステロールを減らす一価不飽和脂肪酸を豊富に含むため、生活習慣病の予防効果が期待されています。
適量としては1日あたり1/2個程度がおすすめです。
2. ピスタチオ
最近では、限定商品のお菓子やアイスクリームなどに使用され、市場に出ればあっという間に広まるほど人気の高いピスタチオ。
可食部100gあたりのカロリーは約600kcalと、ナッツ類のなかでも高カロリーの部類になりますが、タンパク質やビタミンK、ビタミンB1、葉酸、鉄、食物繊維などを含んでいます。
特に免疫機能や皮膚の正常な働きを保つ役割、脂質の代謝にも関与するビタミンB6を多く含むため、1日1回適量を摂取することでカラダや肌の健康を維持することが期待されています。
適量としては1日あたり30〜40粒程度をこまめに分けて食べることがおすすめです。
3. パルメザンチーズ
高カロリー食品の代表として挙げられるチーズ。
そのなかでもカロリーの高いパルメザンチーズは1枚(20g)あたり約100kcalとなり、カマンベールチーズやモッツァレラチーズなどと比較して1.6〜1.8倍もカロリーの高いチーズです。
しかし、パルメザンチーズ1枚(20g)に含まれるカルシウムは牛乳1杯(200ml)とはほぼ同量。
カルシウムは骨や歯、筋肉、血液などを健康に保つために必要な栄養素であるため、チーズは手軽にカルシウムを補給できる優れものと言えそうです。
適量としては1日あたり1〜2枚程度がおすすめです。
4. チョコレート
高カロリー食品の代表として挙げられるスイーツの1つ、チョコレート。
糖質や脂質が多く、避ける方も多いかと思いますが、実はチョコレートも優れた栄養を持つ食品の1つです。
特にハイカカオチョコレート(カカオ含有量70%以上)は血圧を下げたり動脈硬化を予防したり、カラダの酸化を促進する活性酸素の働きを抑制する効果が期待されるカカオポリフェノールが豊富に含まれていることから、チョコレートを選ぶ際はハイカカオを選ぶことがよさそうです。
適量としては1日あたり20〜30g程度がおすすめです。
5. チアシード
スーパーフードの1つでどの側面からみても絶対に健康的かと思いきや、実はカロリーの高いチアシードは、大さじ1杯(10g)で約50kcal。
しかしスーパーフードと言われるだけあって、食物繊維や鉄、カルシウム、タンパク質をバランスよく含みます。
特に注目したいのは血圧を下げたり血栓を予防したりするなど、生活習慣病を予防する効果が期待されるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれているという点。
摂りすぎは高カロリーとなってしまいますが、1日適量を守ることで血液や血管の健康を保つことができそうです。
適量としては1日あたり大さじ1杯程度がおすすめです。
6. さつまいも
糖質を多く含むことから高カロリーなイメージのつきやすいさつまいも。
実際に焼き芋1本(150g)あたりのカロリーは約200kcalとなり、コンビニのおにぎり1個とほぼ同量のカロリーを含んでいます。
しかし食物繊維やビタミンCが豊富なため、腸内環境を整えたり、免疫力アップ、肌の健康を守るためにおすすめの食品です。
また、GI値を1食分量に換算したGL値(グリセミックロード指数)は白米や玄米ご飯、食パン、うどんなどと比較すると低いことから、血糖値の急激な上昇を抑制し肥満やメタボリックシンドロームの予防が期待されています。適量としては1日あたり1本程度がおすすめです。
参考資料
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_chousa.html
https://www.avocadosfrommexico.jp/avocado-abc/beauty-health/7876
https://calorie.slism.jp/105026/
https://calorie.slism.jp/113038/
https://www.meiji.co.jp/chocohealthlife/efficacy/
https://macaro-ni.jp/9519
https://himitsu.wakasa.jp/contents/omega-3/
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/glycemic-index/#:~:text=GI%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%A3%9F%E5%BE%8C%E8%A1%80%E7%B3%96,%E3%82%92%E8%A8%88%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
By Arisa Nishime
沖縄出身・管理栄養士/ライター
趣味は美味しいものを食べることと、運動すること!
「美味しいもので健康に」をモットーに、FICO & POMUM のスムージーに含まれる栄養成分や
カラダの調子に合わせたスムージーの選び方などをわかりやすくご紹介していきます