2008年はパッラーディオPalladioの年だった。

この偉大な建築家の生誕500年にあたっていたので、地元Vicenza(出身はPadova)では大々的に展覧会が行われていた。

開催期間は2009年の1月6日まで、そのあとそのまま場所がロンドンに移ってしまうのでその前にヴィチェンツァに見に行ってきた。

スキーに行くときやヴェローナからヴェネツィアへの移動の際、何度もこの町を通っているのだけれど、降り立ったのは初めて。

雪を冠したプレアルピを背にした美しい町。

ポー川デルタの湿地帯に住む私は、寒いがピリッと乾いたあの冬山独特の空気が気持ちよかった。

この町は何処へ行ってもパッラーディオ、パッラーディオ、この名前が道路やお店などあらゆるところに付いている。

日本では建築を勉強した人以外にはあまり馴染みがない名前かもしれないが、ルネッサンス期の偉大な建築家として世界的に影響を及ぼし続けている(現在形なところがすごい)。

世界遺産に町全体が指定されているのも、彼の建築物にあふれているから。

∞∞∞∞ フィキッシモ ∞∞∞∞

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最後の作品であるTEATRO OLIMPICOには圧倒された。
遠近感と、まるでフォーロ・ロマーノの一角にしつらえたかのような古代ローマ風のインドアーなのにアウトドアーにいるかのような天井に描かれた空や風景。

∞∞∞∞ フィキッシモ ∞∞∞∞

そして、お昼はもちろん名物のバカラ、干しタラの料理とビーゴリという太いスパゲッティのようなパスタに鴨のラグーを合えたもの。ヴェネト料理はほんとに日本人の口に合うと思う。
調子に乗ってヴェネツィア風フェガトまで食べてしまう。
デザートは別腹なのは言うまでもないので、ヴェネト発祥のティラミスも一気に平らげる、ケプ。

嗚呼、満足の年の瀬の一日でした。

そうそう、ヴィチェンツァと言えばジョイエッリ(貴金属)、そしてBOTTEGA VENETAでも有名ではないですか!

ジョイエッリはお財布と相談して、即却下。

そしてボッテガのアウトレットがあると聞いていたので帰り道寄ってみる(高速の入り口の近くなので)。

BOTTEGA VENETAと矢印があったところから道を曲がるとなにやら重々しい雰囲気。

どうもここじゃないな、と思いつつ、とりあえずインターホンを押してみる。

遠く、エントランスにいるガードマンらしいお兄ちゃんが見える。

「あの~、オタクのアウトレット、ここじゃないですよねぇ?」

「ああ、まあ、とりあえず入って来て!」

「???」

「しっつれ~しま~す。」

うしろから出てきた秘書風お姉さん、

「アウトレットはあっちの道から入って、ここのちょうど裏側になるんだけど、1月6日までお休みなのよ。」

「ああ、そーでしたか。それではボーナーンノ(良いお年を)!」

ちょうど退社タイムで皆さん私のことを不思議そうな、でも友好的な目で見つつ会社を出て行ってました。

そう、アウトレットではなく製作部門の建物の方に行ってしまったのでした。

でも、みなさんとても気さくでボッテガはこんなところで作られてるんだなあなんて感心したりして面白かったです。

というわけで、日本はもう大晦日の夜9時半過ぎでしょうか。

こちらは午後1時半過ぎです。

2009年もよろしくお願い致します。

世界中が明るく素敵な年になりますようにキラキラ