ロックフェラー | すざかシート 「職人の覚悟」  Suzaka Seat Blog

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室内装飾に携わって30年余り。仕事のありかたに正面から向き合って、経験に基づいた知識、ノウハウも織り込んで・・・・・・・・

すざかシート

勤労に感謝して働く日が今日だと 赤い日であっても当たり前のように働くのがわれわれのような職人で 当然のごとく 朝っぱらから電話も鳴る。


去年だかおととしだかは定かでないが 仕事をし始めてから 一度だけ休んだ記憶もあるが それがとっても違和感があってやるせなかったのはよく覚えている


別の現場の段取りをしてから 新築に戻っても 午前中はあっという間に過ぎて 午後も午後で そんな午前中の尻拭いもできず 結局は予定完了分とはかけ離れ 嫌になって岐路に着く感じである


これといったテレビ番組もなく ただただ 朝のチャンネルのままでグラスを飲み干していると なんだか「石油王 ロックフェラー」の話のようだ。


まだ精製技術もなく その可能性を感じ取り組み始めた石油事業には つくづく感じ入るものもあるが 今年読んだ百田尚樹氏の「海賊と呼ばれた男」読んでみれば また別の意味合いが発生してくる。



ここでも 何度か苦渋をなめさせられた3年ほど前の一件はなんどか述べた。これからを期待して 多くの時間を投じてきた会社であっても 後継者の可能性が高い者たちへの配慮、自身へのおごり、自社の利益などが最優先してしまい いままで交わしてきたこととは乖離がひどく 耳の痛い話となれば排除させられるような環境が嫌で 先方から取引停止の一言を導きだして 退いた取引先があった


食であれば食べておいしく その後体調にも異変がおきなけfれば問題はないだろうが 建築はどうだろう?民家であれ公共的な施設であれ 理想を形にすれば良いというものではない


ご使用いただき 使い勝手であれ 時間暦からくる不具合、固体の変化などなど 経験を積んでいる者や実際に体験などしていることなど様々のことがらから蓄えられた情報(これが本当のキャリアではないか!)を 提供し理解を得た上で 最適な事業、工事を行う。


どうして 昨日今日はじめたばかりの人が集まって その良し悪しが見定められるであろうか


かのロックフェラー一族は おのおのが行くべき道をそれぞれの性格や技量を加味し それぞれに旅立ったと特集番組で放送されていた。執着は誤った方向に行きやすく 欲は(特に家族に対して)本人をも惑わす。



最近、立場が重くなってきていて 年下の人たちと話すときは とっても気を使う。自身が受けてきた つまらないプレッシャーをかけるのではなく どうやったらエンドユーザーの それも10年くらい先のエンドユーザーさんちが こちらの意とするところに気づかれ 理解してくれる状態に持っていくかを 一緒に考え 先方に答えを出せるように 努力している。


自身や 身内家族、つまり一方だけが得となることでは先が知れているということ。今の歩いている足元をしっかりと見ることは 当然大切だけど これをすることで これからどうなっていくのかと 未来を考えることが大事だと あの放送を見ていて再認識した