久しぶりに雨の心配をせずに済む日となった。篠突く雨が収まったのが昨日の夕方で強い日差しがリビングに降り注いできた。明日は洗濯か~、などと思いながら晩酌の準備を始めたものだ。ただ、残念なのは、このふた月ほど家の前を通りゆくことのなかった車の音が戻ってきてしまったのである。
なんでも、飲み込む量に限りがあったため排水管を容量の多いものへと改修する(交差点に新たにコインランドリーが出来るせいだろうか)。家から西へ50mほど行った信号から、さらにそこから南へ150mほどの距離を掘り起こし 大がかりな工事を行っていたのである。当然通り抜けは不可能になったので、東に500mばかり行った交差点からずっと通行止めとなっていたのでまことに静かで快適そのものであった(日曜にまで工事でガガガッとやられたのにはうんざりしたが)。特にありがたいのが早朝と夜が深けてから。例えて言うならテレビの音量が普段より4つほどレベルが低くとも近所に迷惑かなと心配してしまうほどなのである。
木曜の午後に中学の同級生から「奥志賀高原まで現場見に来てくれよ」と頼まれていたので午後イチの打ち合わせを早々に切り上げG4で向かったのが1時45分頃で、まだその時には東の交差点でもバリケードは敷かれたままだった。ちょっとしたトラブル(ホテルの駐車場に着いたら電話するように言われていたが電波の状態が悪く繋がらなかった)に惑わされたものの、なんとか現場を突き止め降りてきたのが4時40分。車中にて施設の館長より雨漏りの相談を受けていたので車を乗り換えて(道具があった方がいいだろうと思って)から向かおうと東の交差点で停車したら・・・
あらら、バリケードがなくなって通行止め解除の案内である。さすがにすぐさま、工事前の交通量には戻らなかったが、酔いもほどほどに回ってきた頃にはガンガンスピードを上げかっ飛ばしていく輩のなんと多い事か。当然テレビの音量もいつものレベルに戻ってしまい騒々しさも感じる(車が行き来してる時はちょうどよくて信号の塩梅で無いときは五月蠅い)が、しばらくしたらそれも慣れるのだろう。
それにしても工事期間中は実に面白かった。東の交差点にはしっかりと通行止めの看板とバリケード。通りに家がある人達だけが通れるようにと車一台分しか開いていないのに、じゃんじゃんと車が入ってくる。ところが当家の先に道路全面を塞ぐバリケード。誰がどう見たって通れないのが分かるはずなのに 中には車から降りて確かめてる人までいる。
平日事務所で仕事をしてると当家の前で車を停め、大体空いてるお隣の敷地に堂々と車を入れ進路変更をしてる。痛快なのが日曜で、当たり前のように爆音を鳴らしつつ入ってくる単車や乗用車がバリケードを前に憮然としている。
書いてあるじゃん、通行止めだって!とリビングの窓から眺めていると人は様々である。どうにか中に入れるスペース(今にも横っ腹を擦りそうなほどなのに)から穴ぼこだらけの道路へ入って行き、やっとあきらめてどうにかUターンをしてる。そして、バカやろ~と言わんばかりにまた爆音で引き返すものもいれば、ガードマンさんがいない(平日のいらっしゃる時は必ずと言っていいくらいに入ってきた人達は「通れないの?」と聞いてからしぶしぶ引き返す)のでわざわざ降りて、中の様子をくまなく確認する人など、よくよく性格人格が伺える。もうテレビなんか見てるよりこっちの方が面白いのである。退屈しなかったよな~
さてさて、昨日からやり始めた建匠の官公需適格組合更新手続きの書類作りも 残すところ新理事長の経歴のみとなり 出来たものを長野県中小企業団体中央会(めっちゃ長い名称である)の担当者さん迄送ったところである。事務仕事は慣れたものだが二年間の事業実績から総会、理事会の議事録、各組合員への支払配当状況など、細かな作業が多く炭次郎なみに集中力を持って臨んだかいあって一日半で完了である。まだ四時半を回ったばかりだが、少々お疲れモードなので 今日はこれで終いにしよう