気になったニュース 2016年11月14日 | へたれジョブコーチ

ユニークなアート 障害者活躍(読売中高生新聞)

中高生が書いた記事です。もちろん大人のチェック入りでしょうけど。

 

 

障害者が育てた野菜や料理販売 岡山駅前で(山陽新聞)

記者に悪気はないのと思うのですが、見出しがなんとなくイヤな感じです。

「障害者が育てた」ということが野菜の付加価値になると言いたいのかな。そりゃ障害があっても野菜を育てたり料理を作ったりしますよね。

それとも野菜や料理を障害者が販売していますと言いたいのかな。

うーん、謎見出しです。

中身は普通の記事です。就労継続支援A型事業所としっかり書いてあるのは○です。

 

 

筑波大生の「つくバック」、市が着目 かつては陸の孤島(朝日新聞)

「つくバック」って初めて聞きました(^_^;)、そういう人が増えてるんですね。

記事本文に出てくる「障害者ら29人を雇用し、自社栽培の野菜を使った弁当販売やビル清掃などの事業」は、たしか就労継続支援A型事業をする株式会社オーガファームのことかと。

 

こうした新しい取り組みがどんどん出てくるようになったのは総合支援法のおかげですね。

 

ちょっと思ったんですが、たとえば今まで障害者雇用にまったく無関心だった企業が、こういう面白いことをしてがんばってる会社を金に物を言わせて買収して、A型事業の指定を廃止して障害者雇用率を算定するグループ適用(関係会社特例)したりすると、一気に雇用率アップということになるんだろうか。

 

ビジネスの世界ではM&Aで必要な人や物や技術を手に入れるのは普通のことだろうけど、それが障害者支援の世界でも起きてきますよね、きっと。

 

 

 

「フラ、サンタ、セーラー服」は気づきのタネ(日経テクノロジー)

慶應の前野先生と、

株式会社あなたの幸せが私の幸せ。世の為人の為、人類幸福、繋がり創造、即ち我らの使命なり。今まさに変革の時。ここに熱き魂と愛と情、鉄の勇気と利他の精神を持つ者が結集せり。日々感謝、喜び、笑顔、繋がりを確かな一歩とし、地球の永続を約束する公益の志溢れる我らの足跡に歴史の花が咲く。いざゆかん!浪漫輝く航海へ!

という寿限無ばりに長い社名の企業の社長の対談です。

この人の話はけっこう好きです。

 

 

ドワンゴの川上会長が宮崎駿を怒らせる「障害者を侮辱していると」(ゴシップ速報)

ドワンゴの川上量生が宮崎駿の前でプレゼン 「障害者を侮辱している」と激怒される(ゴゴ通信)

 

NHKスペシャル『終わらない人 宮﨑駿』の中の1シーンを取り上げた記事です。

ですが、宮崎駿氏は「障害者を侮辱している」とは言っていません。「極めて何か生命に対する侮辱を感じます」と言っています。

 

どうしてこう見出しやタイトルで煽ろうとするのかな。「障害者」という3文字をタイトルに持ってくればサイトが盛り上がってページビューが稼げて広告収入アップにつながると考えてのことなのかな。

 

それこそ障害者に対する侮辱だろうに。

 

ハフポはちゃんとした見出しです。

宮崎駿監督、ドワンゴ川上量生会長を一喝「生命に対する侮辱」(ハフィントンポスト)

他には

NHKドキュメンタリー、人工知能の痛覚と宮﨑駿の生命観(BLOGOS)

なんかもちゃんと書いてます。

(BLOGOSは長谷川豊氏の透析患者に対する偏見満載の記事をそのまま載せることができるようなチェック甘々な投稿型サイトですけどね。)

 

私は宮崎駿氏の作品やジブリ作品が特別に好きとかそういうわけではありませんが、この場面は見ていて宮崎氏の率直な物言いにちょっと感動しました。子どもや若者はこういうまっすぐに意見を言える大人の姿をちゃんと見て育たないといけないなと思いました。

 

『終わらない人 宮﨑駿』の再放送は、2016年11月16日(水)午前0時10分~(15日の深夜)です。

本放送を見逃した方、再放送はお見逃しなく。