手紙 分身 魔法 | 気ままなド素人三題噺

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素人が週に一回の更新を目指して三題噺を書いています!

どうもこんばんは!
近頃色々と忙しくて、ゆっくり三題噺をかく暇がありませんでしたorz
はい、言い訳です!
やはり、三題話は1時間で書くようにしようかな、とつくづく思いましたw

とりあえず、書きかけだったものがある程度書けたのでアップしてみようかと思います!
ではでは、今回のお題は「手紙 分身 魔法」です。よーい、すたーと!

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 朝起きて鏡を見てみると、そこには何も写っていなかった。正確に言うと、洗面台に置いてある化粧品や歯ブラシ、後ろの洗濯機や壁にかかっている時計等は写っていた。
 しかし、肝心の私が写っていないのだ。まるで鏡ではなく、ガラスの向こうにこちらと同じ部屋があるかのように・・・。
 私はわけも分からず、立ち尽くしてしまった。
 すると、不意に鏡の端から照れ笑いをしながら、頭を下げながら「てへっ、ごめんごめん。」という感じで、私が現れた。
 立て続けに起こる魔法の様な不思議な出来事に瞬きをし、目をこすると、鏡はいつもの鏡に戻っていた。
 私が右手をあげると、鏡の中の私は左手をあげ、私がそのままポリポリと頭をかくと、鏡の中の私も同じように頭をかいた。
 右のほっぺたをつねると、鏡の中の私は左のほっぺたをつねった。そのまま私は逆のほっぺたをつねり、空いている小指で鼻を上に押し上げた。
 すると、鏡の中の私は同じポーズをしようとして……「ぷっ。」という感じで噴き出すように笑い出した。
 私はしてやったりと思い、にやにやと私の分身が笑っているのを見ていた。
 しかし、なかなかに笑いが止まらない。ずっと笑っている。ゲラゲラと。私はだんだんと腹が立ってきた。
 なんで私の変顔を私に見られて、延々と笑われないといけないのだろう。そんなことを考えながら、ほっぺたを膨らませていると、鏡の中の私がこちらの表情に気がついた。
 また、手を合わせてごめんのポーズをしている。しかし、ニヤニヤとしながら。
 ここで私はあることに気がついた。鏡の中からは、声が聞こえてこない。試しに「おはよう。」と言ってみたが、聞こえていないようで、きょとんとした顔をしている。
 次に、「ばーか。」と言ってみた。すると今度は、ちょっと怒った顔をして、逆に向こうが何かを言ってきているようだ。単純な単語だったことと、ニヤニヤ顔をしていたことから、内容がばれてしまったらしい。
 しかしこのままでは、せっかく会えたもう一人の私との意思疎通がうまくできない。それはなんだか、もったいないし、悲しい気がする。何かいい方法はないものか。
 私が、そうやって悩んでいる間も、鏡の中の私……長いから、カガミと呼ぶようにしよう。カガミはプンスカ怒りながら何かを訴えてきている。
 やれやれと視線をそらした時に、ふと鏡越しの時計が目に入った。なるほど、その手があったか。私は思いつくと、部屋から必要なものを取ってきた。
 カガミが「何処に行ってたの。」と頭にクエスチョンマークを浮かべている。そこに私は紙に「おはよう」と書いて、掲げてみせた。カガミは「なるほど。」と納得したような表情を見せて、鏡の端へと消えた。
 次に現れた時には、私が持っているのと同じように「おはよう。」と書かれた紙を持っていた。こうして手紙を書けば、しっかりと意思疎通ができるではないか。
 私が次に書いた言葉は、
「あなたは私?」
 だった。ずっと気になっていた。カガミは私なのか、それとも全く違うのか。するとカガミは少しだけ悩み、答えを紙に書いてくれた。
「うん。そして、あなたも私。」
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はい、そこまで!
ええ、書き途中とかじゃないですよ?
まさか、これ以上書き進めると結構長いお話になりそうだから、切ったとかそんなのじゃないですからね?

…ごめんなさい。いつかしっかりとした短編をかくようになったら、このお話も最後まで書きあげてあげたいと思います。

最後になりましたが、今までサボってて大変申し訳ありませんでした!
これからは、再び三題噺を書き始めようと思いますので、みなさんお題意見感想などなど、よろしくお願いいたします!

ここまで読んでくれた皆さん、本当にありがとうございます。
また次回ここで会えるように頑張りますので、もし宜しければ、また読みに来てやってください!