気ままなド素人三題噺

気ままなド素人三題噺

素人が週に一回の更新を目指して三題噺を書いています!

当ブログの趣旨 

 タイトルにもあります、「三題噺」とは元々は、寄席でお客様が出した三つのお題を一つの落語にまとめて話すことです。
また、本来お題は「人命」「品物」「場所」の三種類で、一つをサゲ(落ち)に使わなければいけないという決まりがあるそうです。
しかし、当ブログではお題の種類などの縛りがない、くだけた三題噺ということで進行させていただきます。

 それぞれの記事のタイトルの三つの言葉が、お題となっております。
このお題については、文学少女シリーズからの引用か、私自身が適当な言葉を見つけるか、このブログを読んでくれた皆様から募集したいと考えています。
その日の夕飯や、今ふと目にとまったもの等、なんでも良いのでコメントやメッセージに書いていただけたら、その言葉をお題にしてお話を一つ書かせていただきます。
そして、Twitterを始めてみました。私自身が見つける単語はそこから拾ってくることが多くなるかもしれません。@chomo_0709

 当ブログは以上の形で更新していきたいと思っておりますので、皆様お気軽にコメント等を残していただけると嬉しいです。

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 「あ~!なんで僕は毎日こんなに胸を焦がしているのだろう!」
少年は叫んだ 。
 一応店の中で叫んではいたのだが、外にまでしっかり聞こえていたらしく、商店街を歩いている数少ない通行人が少年を訝しげな眼で見てきたが、気にすることはない。もともと、この商店街には人通りが少ないし、今さらちょっとくらい人が減っても変わらないだろう。少なくともうちのパン屋は周辺住民など馴染みの客が来るから特に問題はないし、もしパン屋だけで日々の生活に足りない分があっても、母さんがやっている塾の稼ぎ(といっても、小学生までが対象なのであまり多くはない)もあるんだし。
 何より、この恋焦がれる気持ちさえあれば、そんな周囲の目など気になるわけもない。
僕の恋の相手は、いつも向かいのお菓子屋さんにいる看板娘で、あのくるんとした大きな瞳、かわいらしい二つのお下げに赤いリボン、いつも見せるあのいたずら好きそうな笑顔…どれをとっても素晴らしい!
 そんな彼女を店番をしながら眺めている…それだけで僕は毎日がハッピーだったんだ。でも僕は、最近ショックな事実を知っていしまった。それは母さんと隣の家のおばちゃんが店の前で話しているときに、たまたま小学校から帰ってきた僕が居合わせてしまったときに発覚した。

 なんと!僕が恋焦がれてきた女の子は、ペコちゃんという某お菓子メーカーのマスコットキャラ人形だというではないか!

 この事実を知ってしまったとき、僕は一週間も熱を出して学校を休んでしまうくらいのショックを受けた。僕は今まで人形に恋をしてきたのかと、そして母さんはなんでその話をもっと早くに僕に打ち明けてくれなかったのかと、そして、あの子がいつも同じところにいて学校にも行ってない様子だったことに疑問すら抱かなかった自分を責めた。
 しかし、この学校を休んだ時に僕はインターネットでいあっまで自分が恋(?)をしてきた相手はいったいどんな子だったのだろうかと思い、彼女について調べていて、ついでに素晴らしいものを発見してしまったのだ。

 「あなたの愛する人形に、命を吹き込みませんか?」

 そんな明らかにあやしいキャッチフレーズがついた、人形に命を吹き込んで動くようにしてしまうという、何とも僕にピッタリの商品がるというのだ!しかも百円!僕は思わずその場で購入ボタンを押して、注文を押してしまっていた。

 「ふっふっふ、こんなもやもやした気持ちを抱えるのも今日までなんだ!そう、なんと今日!その念願の商品が僕の手元に届いたのだ~!!!」
 これから僕はドキドキわくわくしながら段ボールの開封作業へと入る。
 「待っているんだ、子猫ちゃん!僕が今から君に魂を吹き込もう!」
 と意気揚々と段ボールの箱を開けると、中から出てきたのは…説明書?他に何か機械のようなものは入ってなさそうだけど…。とりあえず、説明書を読んでみようと中身を読んでみてわかったことは、つまり「こんな商品を注文するようなあなたには、すでに脳内で人形に命を吹き込み、意のままに動かすことができるはずなので、そんな夢物語みたいな商品に頼るな!」ということらしい。
 「なるほど、確かに!ヒャッハー!!僕はこれで無敵だぜ!!!」


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 さて、一応作業時間は1時間くらいかな?
久々に書いたから、なんか時間がうまく流れてなかったりとか、いろいろ突込みどころがあるし、全然推古も何もしてないから、グダグダだし…orz

仕事仕事で、結局ずっと放置してたけど、仕事をいったん辞めるし書くか!ってことで今回夜中に思いつきましたw
見てくれた方、何でもいいのでコメントを残してくれると歓喜します!
どうもこんばんは!
近頃色々と忙しくて、ゆっくり三題噺をかく暇がありませんでしたorz
はい、言い訳です!
やはり、三題話は1時間で書くようにしようかな、とつくづく思いましたw

とりあえず、書きかけだったものがある程度書けたのでアップしてみようかと思います!
ではでは、今回のお題は「手紙 分身 魔法」です。よーい、すたーと!

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 朝起きて鏡を見てみると、そこには何も写っていなかった。正確に言うと、洗面台に置いてある化粧品や歯ブラシ、後ろの洗濯機や壁にかかっている時計等は写っていた。
 しかし、肝心の私が写っていないのだ。まるで鏡ではなく、ガラスの向こうにこちらと同じ部屋があるかのように・・・。
 私はわけも分からず、立ち尽くしてしまった。
 すると、不意に鏡の端から照れ笑いをしながら、頭を下げながら「てへっ、ごめんごめん。」という感じで、私が現れた。
 立て続けに起こる魔法の様な不思議な出来事に瞬きをし、目をこすると、鏡はいつもの鏡に戻っていた。
 私が右手をあげると、鏡の中の私は左手をあげ、私がそのままポリポリと頭をかくと、鏡の中の私も同じように頭をかいた。
 右のほっぺたをつねると、鏡の中の私は左のほっぺたをつねった。そのまま私は逆のほっぺたをつねり、空いている小指で鼻を上に押し上げた。
 すると、鏡の中の私は同じポーズをしようとして……「ぷっ。」という感じで噴き出すように笑い出した。
 私はしてやったりと思い、にやにやと私の分身が笑っているのを見ていた。
 しかし、なかなかに笑いが止まらない。ずっと笑っている。ゲラゲラと。私はだんだんと腹が立ってきた。
 なんで私の変顔を私に見られて、延々と笑われないといけないのだろう。そんなことを考えながら、ほっぺたを膨らませていると、鏡の中の私がこちらの表情に気がついた。
 また、手を合わせてごめんのポーズをしている。しかし、ニヤニヤとしながら。
 ここで私はあることに気がついた。鏡の中からは、声が聞こえてこない。試しに「おはよう。」と言ってみたが、聞こえていないようで、きょとんとした顔をしている。
 次に、「ばーか。」と言ってみた。すると今度は、ちょっと怒った顔をして、逆に向こうが何かを言ってきているようだ。単純な単語だったことと、ニヤニヤ顔をしていたことから、内容がばれてしまったらしい。
 しかしこのままでは、せっかく会えたもう一人の私との意思疎通がうまくできない。それはなんだか、もったいないし、悲しい気がする。何かいい方法はないものか。
 私が、そうやって悩んでいる間も、鏡の中の私……長いから、カガミと呼ぶようにしよう。カガミはプンスカ怒りながら何かを訴えてきている。
 やれやれと視線をそらした時に、ふと鏡越しの時計が目に入った。なるほど、その手があったか。私は思いつくと、部屋から必要なものを取ってきた。
 カガミが「何処に行ってたの。」と頭にクエスチョンマークを浮かべている。そこに私は紙に「おはよう」と書いて、掲げてみせた。カガミは「なるほど。」と納得したような表情を見せて、鏡の端へと消えた。
 次に現れた時には、私が持っているのと同じように「おはよう。」と書かれた紙を持っていた。こうして手紙を書けば、しっかりと意思疎通ができるではないか。
 私が次に書いた言葉は、
「あなたは私?」
 だった。ずっと気になっていた。カガミは私なのか、それとも全く違うのか。するとカガミは少しだけ悩み、答えを紙に書いてくれた。
「うん。そして、あなたも私。」
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はい、そこまで!
ええ、書き途中とかじゃないですよ?
まさか、これ以上書き進めると結構長いお話になりそうだから、切ったとかそんなのじゃないですからね?

…ごめんなさい。いつかしっかりとした短編をかくようになったら、このお話も最後まで書きあげてあげたいと思います。

最後になりましたが、今までサボってて大変申し訳ありませんでした!
これからは、再び三題噺を書き始めようと思いますので、みなさんお題意見感想などなど、よろしくお願いいたします!

ここまで読んでくれた皆さん、本当にありがとうございます。
また次回ここで会えるように頑張りますので、もし宜しければ、また読みに来てやってください!
こんばんは!
今週のフィムの時間です!
え?そんな時間はないって?
まぁ、そんなこと言わないで付き合ってやってくださいなw

今回のお題は、ピグでいただいた「鳥 電球 虫」です。
いつものように、面白おかしく書いてみたかったのですが、今回はちょっと毛色が違うと思います。
でも、書いてしまったものはしょうがないのでうpしておきましょう!
機会があれば、別のテイストでまた仕上げます。

ではでは、どーぞ。

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 ここは・・・どこだろう?暗い。ただひたすらに暗い場所。
 目を開けているのかも、閉じているのかもわからない。足も地面をとらえていない気がする。前も後ろも、上も下も、右も左も、何も分からない。そんな暗闇の海にいる。
 ここは、何なのだろう?僕は、何なのだろう?
 そんな疑問を考え始めた時、光が見えた。 豆電球の様な、小さな光。
 あれはいったい何なのだろう?あれに、近づきたい。あれに、触れてみたい。
 僕は一生懸命に手足をバタつかせて、あれに近づこうとした。
 しかし、進んでいるのか、いないのか。はたまた遠ざかってしまっているのか。それさえもわからない。
 嫌だ。僕は進みたい。触れたい。あの光に、近づきたい。
 あれ?さっきより光が大きくなっている?
 そう感じた瞬間、僕の周りの闇は取り払われ、暖かい光に包まれた。

 ここは・・・どこだろう?暗い。ただひたすらに暗い場所。
 そんな闇夜を僕は、蜜を求めて飛び回らなくてはならない。生きるために。
 昼間の太陽の光は強すぎる。そのために、夜の月のほのかな明かりの中を活動する。
 光が見える。豆電球の様な、小さな光。
 あそこにはいったい何があるのだろう?あれに、近づきたい。
 僕は羽をはばたかせて、光の方へと飛んで行った。
 そこには、蜜があった。美味しい。これで僕は今日も無事に生きていける。
「おとーさーん!でっかいカブトがいるよー!」
 雑音が聞こえる。
 そう感じた瞬間、僕は背中をつかまれ、籠へと入れられた。
 
 僕の世界は再び暗闇に包まれた。
 帰ってきてしまったようだ。あの暗くて寒い海に。
 ここは、本当に何なのだろう?そして、さっき見ていた世界は何なのだろう?
 そんな疑問を考えると、また光が見えた。
 僕は再び光に包まれる。

 ここは・・・どこだろう?明るい。ただひたすらに広くて明るい世界。
 足は地面をとらえていない。その代わりに、僕の翼は風をとらえている。
 前後左右はわからないけど、上下はわかる。
 上には太陽が輝いている。暖かい光が気持ちいい。
 下には森が広がっている。僕が十分生きていけるほどの食料がある。
 この世界には光が満ちている。
 バンッ!
 突然大きな音が響いた。
 そして同時に、僕の翼に鉛が当たり、穴が開いた。
 僕はバランスを保てなくなり、地面へと落ちた。
「でっかいだな~。こいつなら高く売れそうだ。」
 雑音が聞こえる。
 そう感じた瞬間。僕の意識は再び闇に包まれた。
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読んでくださった皆様!ありがとうございます。
今回の作品、実は鳥になった時点で終わらせるつもりでした。
そうしたら、ハッピーエンドですから。
でも、書いているうちに最後の分が浮かんできて、書いてしまいました。

おかしいなぁ・・・始めに構想が決まった時点では、明るい話になる予定だったのにorz
やはり、文章を直接書いてみないと、どんな話になるかわからないですね~。

そんな作品でしたが、読んでくれた皆様、本当にありがとうございます。
また、宜しければ感想意見アドバイス等々、なんでも書いてください!
特に!お題は絶賛大募集中ですので、書いてくれると嬉しすぎて踊ってしまうと思いますw

ではでは、次回のお題は決まっていませんが、来週にでも何かを書きたいと思います。
その時はまたよろしくお願いします!