このブログは、


「これからMBAを目指す日本人の方々に出来る限りの情報を提供し、少しでも助けになる事を目的としたもの」


です。

今までMBAランキングや、その分析や、出願校選定の仕方や、英語の勉強の仕方や、出願の仕方や、各スクールの特徴等々、私が持ってる、又は経験や分析から考え得る情報を提供してきました。

その一環ですが、今回は、

「MBAの合格通知をもらえない人の条件」


についての私の個人的な意見を提供したいと思います。

これまでは、どのようなプロセスを経ればMBA出願を成功させ合格通知がもらえるか、についての事務処理的なプロセスを強調し書いてきました。

ですが、


ホントに多くの人が、どうやれば良いのかプロセスを分かったとしても、分かっていながら、結局合格通知をもらう所まで辿りつけないのです。

何故?

何故なら、結局、そういう人たちは、いろいろな理由で、そして突き詰めるとたった一つの理由で、そのプロセスを進める事が出来ないからです。

今回は、その様々な「MBAの合格通知がもらえない人のパターン」を挙げ、その先にある真の理由について考えます。

1.英語・GMATの勉強法をいつまでも模索している人


2.英語・GMATの教材をいつまでも模索している人


3.英語・GMATのスクールをいつまでも選定し続ける人


4.出願校選定をいつまでもしている人


5.実際の出願プロセスに、いつまでも入らない人


6.出願プロセスの途中で遭遇する障害(推薦状、アプリケーション、

  職歴、英語スコア、GPA、etc)で諦める人


以上の6項目が、「MBAの合格通知がもらえない人の条件」です。

以下に詳細を説明します。

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1.英語・GMATの勉強法をいつまでも模索している人

良い勉強法の選定は重要な事です。重要な事なので、時間をかけてじっくり良い勉強法を考え出した方が良いです。だから、TOEFLやIELTSやGMATの勉強を始める際は、ぜひ時間をかけて、練りに練って、良い勉強法を編み出して下さい。

しかし、


この作業は、「物凄い大事な作業」であるとともに、「高いスコアを取得する」目標へ向けた全作業の中で、「最も簡単な作業」でもあります。


「合理的で最短距離の良質な勉強法」

を編み出す事よりも、

「編み出した勉強法を本当に実施し、雨にも負けず風にも負けず、甘えを断じ、どんな不測の突発的な事態や障害もはねのけて取り組む事」

の方が遥かに難しいのです。

しかし、英語のスコアを伸ばせない人の多くは、この勉強法の修正や変更を繰り返し続けています。それは要するに、

「一番辛くてやりたくない事から簡単でやり易い作業に逃げて、でも時間は費やしているから自分は勉強をちゃんとしているんだ、と思いこもうとしている、又は自分を納得させている」

ということです。

一旦勉強法を決めたなら、先ずはその決めた内容を本当に高いレベルの質で苦労を伴い実施し、その勉強法で絶対に何があっても成果を出すんだ、という勢いで取り組んだ方が、すぐにスコアは出ます。


2.英語・GMATの教材をいつまでも模索している人

1とほぼ同じです。良い教材を選定する事は重要です。教材の種類如何で、費やした努力に利かせられるレバレッジが決まります。場合によっては、良くない教材を使用しているせいで、永遠に成果が出ない事もあります。

しかし、結局はこれも、「高いスコアを叩き出すための全作業」の中で言うと、

「最重要ですが、最も簡単な作業」

です。そして、これもまた大抵の場合、

「一旦決めた教材を信じて、辛くて苦労を要するその教材への取り組みをひたすら何度も繰り返し続ける方が絶対に高い成果がでる」

ものです。

「教材を模索する」

ことで、

「英語勉強への時間を自分は費やしているんだ、という自己満足に浸る」

のを一刻も早くやめましょう。それは重要ですが、最も簡単な作業であるので、一刻も早く終わらせて、実際の取り組みへと移行するべきなのです。


3.英語・GMATのスクールをいつまでも選定し続ける人

これも1と2と同じです。良い予備校を選ぶのは重要です。しかし、これもまたまた、

「重要にして最短で終わらすべき最も簡単な作業」

です。失敗に終わる1000件のうち990件は、どのスクールを選ぶかより、

「あんたが本当に必要な努力を行っているかどうか」

に依ります。
そして、大抵の場合、スクールの如何なんてどうでも良い。

つーか、本当に、絶対に、これクリアしないと射殺されてしまうのであれば、99.9%の人が、それこそ必死で勉強法を模索し、取り組み、スクールなんか通わずにスコアを叩き出すはずです。

これもまた、多くの場合、

「スクールを選定して、変更して、変えて変えて、時間をかけることにより、自分はスコアを取得する事に向けての努力をしているという自己満足を得る、または難しくて苦労を伴う事から逃げる」

という事になってしまっているのです。

4.出願校選定をいつまでもしている人

これも今までと同じで、重要ですが、簡単すぎる事です。

しかも、実際この作業のヤバい所は・・・「楽しい」のです。

なぜならば、

「今のままの自分なら叶うはずの無いスクールがランキング上やウェブ上にはズラリと並んでいて、その中から何処のスクールに行こうかという取らぬ狸の皮算用をするのは非常に楽しいから」

です。この作業は辛さや苦労や困難を伴いません。何の努力も無しにできます。いつでもできます。そして楽しいからやりたくなります。

そして、何時間も何十時間も費やしてこれを行い、またそれを繰り返しても、

「自分は出願準備プロセスの中の重要な部分を行っているんだ。だから、こ

れをやることは大事でやらねばならない。時間を費やしても良い。これをやることで、出願プロセスを進めている事になっている。これは自分のためになっている」

と自分を納得させる事が出来てしまうのです。そして、それは大いなる自己満足です。前述したようにこれは重要なプロセスですが、これをやり続けても、

「あなたはどこのスクールへも行けません。その作業自体は、貴方の価値を高める、どんな些細な部分にも貢献していません。それをやり続けても、ハーバードにもMITにもシカゴにもLBSにもINSEADにも行けません」

前にも「MBA 出願準備 正しい順序(私費留学編)」(下記にリンクを貼りますので、クリックして読んでください)で述べましたように、


MBA 出願準備 正しい順序(私費留学編):リンク


自分の財政能力と受ける試験の種類で、否が応でも出願するスクールはかなり絞られます。そのあとに、英語のスコアや職歴を考慮して、出願できるスクールが出てしまえば、あとは出願自体を諦めるか、そのスクールへの出願に向かって、わき目も振らずに努力をするかどうかだけなのです。


他に、何の逃げ道も無いのです。ゴチャゴチャいろいろ迷って、予備校を変えたり、勉強法を変えたり、出願校を変えたり、ランキングを眺めて夢を描くのも良いのですが、それは達成することに対して、殆ど寄与しません。



5.実際の出願プロセスに、いつまでも入らない人

MBAに出願しようと思い、TOEFLやIELTSやGMATの勉強をする人は結構います。いますが、実に多くの人が、


「実際の出願プロセスに入りません」


スコアを上げようとして、1年も2年も3年も勉強するのは構わないのですが、結局最後は、それら試験のスコアとともに、アプリケーションシートを書いて、CVを書いて、推薦状を手に入れて、大学の卒業証明書と成績証明書とエッセイ等々を全て耳を揃えて提出しなくてはなりません。それをしなくては、


「未来永劫、どこからも合格通知が届く事は無いのです」


もう一度、目を覚ますために繰り返します。


「出願しないと、合格通知は未来永劫届きません」


試験のスコアに固執し、勉強する事は絶対に重要な事です。しかし、それに固執し、いつまで経っても出願準備に入らないのはマズイ。マズイというか、それは結局出願準備ではない。また繰り返しますが、


「自己満足です」


どこかで実際の出願作業に移らなくてはならないのです。どこかで。そのために、英語やGMATの勉強をしているのです。実に多くの人が、実際の出願作業に移ること無く、興味を失ってしまったり、諦めたりしています。そういう人を何人も見てきました。


6.出願プロセスの途中で遭遇する障害(推薦状、アプリケーション、

  職歴、英語スコア、GPA、etc)で諦める人

出願準備に際して、何もかもパーフェクトに必要なものを揃えられる人は珍しいです。
私の場合も、結局、自分の出身大学の教授からの推薦状はもらえませんでした、最初。それは4年の時に、短期留学をするという理由でゼミを辞めてしまったからです。あらゆる方法で頼んだのですが、斎○和○先生に完全に無視されてしまいました。ま、自分の責任が大なのですが。。。


と、こういう風に、出願書類を揃える段階で、多くの人が何らかの障害に遭遇します。そして、結構多くの人が、その些細な障害や困難に恐れおののき、ビビり、出願を止めてしまいます。


一番マズイのは、「あ、MBAに出願したいな」と思い立った時に、少し調べて、そのような障害を見つけた場合に、何も始める事無く、「自分には無理だ」と諦めてしまう場合です。


そんなこと言ってたら、物凄い多くの人がMBAへの出願の権利すら無い事になります。


そんな事で出願を諦めてしまう必要は全く無いのです。


MBA出願は、提出する様々な書類、全てを総合的に評価して選考が進められていきます。決定的な欠陥(英語の試験受けていないとか)はそりゃ駄目ですが、殆どの障害は、何とかして、乗り越えられるものなのです。


考えても見てください。MBAを取る人は、優秀なビジネスマンであるはずです。優秀なビジネスマンは、


「己のビジネスの中で生じる、又は出くわす、様々な障害を、どうにかして、なんとか調整して乗り越えて、または障害を排除して、期限内に達成させる事が出来る人」


であるはずです。


そんな人達であるならば、MBA出願プロセス中に出くわす障害や困難だって、どうにかこうにか、いろいろな策や案を練り、なんとか調整して、出願完了にこぎつけられるはずです。そして、そんな人物を向こうも欲しているはずです。


少々の障害や困難で諦めないようにしましょう。


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以上が、「MBA 合格通知がもらえない人の6パターン」です。


それでは、最終的に全てに共通する


「合格通知がもらえない真の理由」


とは何なのでしょう。それは、


「甘え」



物凄い抽象的になりましたが、これです。


ご存じの通り、MBAは義務教育ではありません。


いざとなれば、諦めても、出願しなくても、英語の試験でスコアが取れなくても、又は入った後に退学になっても、誰にも責められません。個人の自由です。


だから、それはもう、出願準備中のあらゆる部分で、


「自分に言い訳して逃げる事が出来るのです」



本当に必要で、でも辛くて難しい、コアの作業に、本当に真摯に必死に取り組んでいますか?


楽しくて、いつでもやりたくなる、夢のスクール選びに時間を費やして、自己満足をして、辛いコアの作業から逃げていませんか?


本当に合格通知をもらうために必要な作業やプロセスをプロフェッショナルのビジネスマンとして、絶え間なく推し進めていますか?


そもそも、本当に、MBAが自分にとって必要だと思っていますか?本当にそうならば、何があっても達成しようと思うはずですよね?




いろいろいろいろいろいろいろいろ述べましたが、この6パターンと、そのあとに書いた上記質問を本当に真心で自分に問うてみてください。


貴方の取り組みの真の姿が見えるはずです。



以前にも、


ランカスターMBAのコアコンピテンシー:リンク


で述べましたが、


「本当の仕事はハンマー(道具、知識等々)の中にはありません。ハンマリング(使用、実際の取り組み)の中にしかありません」


「あんなこといいな、できたらいいな、と、どういう風にやって、どんな風になろうといくら思い描いていたとしても、実際に取り組まなくては成果は出ないのです」




終わり。