前回のブログの延長で、バーミンガムMBAの今後の戦略を記します。前回の「MBAスクール成長戦略特集」をご覧になっていない方のために、下記にリンクを貼りますので、クリックしてご覧になって下さい。


「MBAスクール成長戦略 その1」 :リンク


「MBAスクール成長戦略 その2」 :リンク


今後、バーミンガムに来ようかなぁ、と思っている方、参考になさって下さい。


バーミンガムMBAの戦略を語るには、バーミンガム大学自体の戦略がまず必要となるので、そこから記します。もともとバーミンガム大学は、日本でも高校世界史で習う有名な南ア戦争を引き起こした殖民相、ジョセフ・チェンバレンが創立した大学で、「学生からお金をまき上げる」のが大好きで大得意な大学です。英国一大きなキャンパスを有し、図書館もオックスブリッジに次いで大きいんだったかな。。学生数も非常に多い、マンモス大学です。そんなバーミンガム大学、いろんなものが高いのです。


①スポーツ施設使用料が異常に高い(ジムとプールで年間約£200だたような・・部活やると更に£100)

②スポーツ施設の中でもいろいろ取られる(ロッカーとか体重計とか)

③寮費が非常に高い。バーミンガム大学の寮費は、ロンドン大学より高いのです。ビックリ!


学生数が非常に多い上に、上記のようにいっぱいお金を取るので、大学自体は非常にお金持ちです。

この間も、学生新聞で、学長の給料が高過ぎて問題だ、ヤバイ過ぎる、と書かれていました。


じゃあ金だけかと言うと、大学としてはレベルもかなり高いのです。お金があるので、いったん大学として投資をし質を上げようと決めた学部は、どんどんクオリティとランクが上がっていき、英国でトップランクになります。当てになるかは知らないけど、THESでは大学自体だと、65位くらいにいるのかな、いま。大学全体なので、何の意味も持ちませんが。。。今までの歴史は以下の通りです。


①当初、医学部に力を入れる。トップランクになる。

エンジニアリングに力を入れる。トップランクになる。

法学部に力を入れる。トップランクになる。

国際関係・開発学に力を入れる。トップランクになる。


残念な事に、どの学部もいったんトップランクになった後は、何故か毎回段々と落ちていきますが、いったんはトップランクまで上り詰めます。そんなバーミンガム大学が、今回ビジネススクールに力を入れる、と決定したのです。他学部に比べ、比較的ランクを上げ易いのと、MBAがあるせいで金が儲かるからです。


そんな背景のもと、ビジネススクールも本腰を入れるようになり、この度、ランカスターを世界トップランクまで引きずり上げたマルコム氏(元Lancaster MBA Director)をバーミンガムMBAのダイレクターに招いたようです。


今回のお話はここからスタートします。バーミンガムMBAの戦略は以下のようになります。

大まかな道順は、前回のブログで上げたイギリスビジネススクールの成長戦略とほぼ同じです。


①バーミンガム大学がビジネススクールに投資をすると決定

②マルコムを招く。マルコム改革意欲満点。

③IELTSの条件を7.0に上げる。

④英語が母国語のインド人応募者が増える。

⑤インド人をたくさん入れる。

⑥学力が高く、受講前賃金が安いインド人は、卒業できるし、卒業後の給与上昇率が高くなる。

⑦バーミンガムのFinancial Times MBAランクが急激に上がる。

⑧2010-11 MBAよりブダペストで行うInternational Consulting Project を導入する。

⑨デロイトのトレーニングプログラムを導入する。

⑩使えない先生をたくさん首にして、良い先生を雇う。

⑪おそらく、もろもろかかるコストは、当面Mscとかに大量流入する中国マネーや大学からの援助が財源。

⑫ランクが上がり、プログラムの魅力も増し、良い先生が揃うので、だんだん良い生徒が集まりだす。

⑬卒業後の給与や上昇率が上がり、またランクが上がる。

⑭どんどん応募者が増える。

⑮応募者が確保できるので、授業料を上げる。

⑯より多くの資金が集まる。

⑰プログラムをもっと改造する。

⑯GMATを必須にする。

⑰もっと良い生徒が集まる。

⑱もっとランクが上がる。

⑲もっと多くの応募者が来る。

⑳金が儲かる。


私がマルコム氏の面接を受けた時は、「最終的にバーミンガムMBAは世界トップ20入りを目指す」との事でした。今はまだ入学条件もそんなに難しくないし、授業料だって高くありません。実際、バーミンガムMBAの授業料って、世界トップ100の中で一番安いんですMBAのコース中にも学習するマーケティング理論。PEST分析・ファイブフォース・マーケットセグメンテーション&ターゲッティング・アンゾフ・BCG分析・SWOT分析etcを駆使し、自分の会社を取り巻く外部や内部の状況をあらゆる角度から分析し、今後の販売戦略や価格戦略を決定します。そういう意味で、バーミンガムビジネススクールは、自分たちのことを非常に良く分析できていように思います。ランクやターゲットセグメント、競合の価格戦略の状況を元に、絶妙なPricing (Tuition の設定) をしています。現在バーミンガムビジネススクールでマーケティングを教えるピーターハイド氏、彼がバーミンガムビジネススクールのマーケティング戦略を決めているのでしょうか。。。まぁ、どんな経緯が真実は知りませんが、要するにバーミンガムMBAの授業料は物凄い安のです。しかも、将来そんなに良くなるんだったら・・・・うん、狙い目です。ま、就職が良くなるかなんて分からないし、日本ではアメリカの上位10校くらいしか誰も知らないし、殆ど自己満ですが・・・・いま本気で私費によるMBA留学を考えている普通のサラリーマンのそこの貴方!、現実的に考えれば、物凄い狙い目ですよ。


いろいろな人達がMBA留学を目指しますが、結局、いろいろな理由により断念せざるを得なくなる人達が99%なんです、現実。そして、その殆どの理由が、お金が足りない、②試験のスコアが取れない。②については、ミンナ気づくのですが、①に関しては、結局全然気づかない人がたくさんいます、ビックリするくらい。


費用をざっと計算してみましょう。でわ、ここではバーミンガムMBAのケースにて。


①授業料 :£18,500

②プレコース:£ 2,000

③教科書 :£ 500

④生活費 :£ 4,800/年 (£400/月 × 12)

⑤寮費 :£ 5,500/50 weeks

⑥その他 :£ 1,000


TOTAL £32,300


Exchange Rate: \140/£


£32,300 × \140/£ = \4,522,000


このようにざっくり質素な生活を元に、あまり飲みに行く事もなく生活する事を前提に計算しただけでも、そして世界トップ100の中でダントツに一番安いMBAを元に計算したとしても、留学費用として450万円かかるのです。この金額でも、前提である普通のサラリーマンにとっては、払うのが困難な額です。これが、例えばヨーロッパの超トップスクール、INSEADだとどうでしょう。単純に授業料の所を変化させるだけとしても、上記で£18,500の所が、突然 €52,000 になります。そうすると、総額が920万円になってしまいます。恐ろしいですね。これが、アメリカ行くとなると、全部2年コースなので、授業料2倍。大体、2000万円になります。


結論です。一番正しい結論は、MBAなんか行くな、バカらしい!」という事です。日本はどんどんどんどん駄目になっていっていますが、まだまだ世界トップレベルのビジネスを持つ国です。日本で働いている方が、よっぽど貴方のためですし、バカらしい何百万円ものお金を払わなくて済みますよ。全く、百害あって一利なし」だよ、ホントに!!けしからん。


次に、2番目に正しい結論です。もし、それでも「いや、俺はMBA行くんだ。日本男児に二言は無い。一度やると決めたら、絶対に成し遂げる。諦めるならば、ハラキリシマス。」という方、そんな方がいるならば、「かかる費用何よりも先に見てみましょう」。


「目指す事」「夢見る事」は誰にでもできます。サルでもカスでもできます。もしバカでなければ、TOEFLだって、GMATだって良いスコアが取れるでしょう。でも結局、「お金」が無いといけないんです、MBA。一番安くて、500万、高ければ1000万、アメリカ行きたいんだったら、2000万用意しやがれ、って事なんです。


ダラダラダラダラダラダラダラダラ長い事意味の無いこと書いてきましたが、何が言いたいかと言いますと・・・


「いまバーミンガムMBAお買得ですよ。夕方のセールくらいお買得ですよ」


良かった、これでバーミンガムにも恩返しした。


以上、宣伝でした。