痛みを治せるか、治せないか。これ、患者さんが動ける(歩ける)かどうかを左右しますよね。治療家の価値って、ここにあるのでは。
痛みの原因をどこにもってくるかで、治療の仕方や手順も、まるで変わります。神経か、筋肉か、関節か、血流か...「脳の誤認が原因」なんてのもあります。それらが変性だの、圧迫だの、炎症だの、虚血だの、過活動だの...して痛みが起こるというわけです。
まぁ大概は理屈理論のほうが後からついてくるわけですが、患者さんにしてみれば、(へ)理屈はいいから早く治してくれよ、というものでしょう。
臨床で患者さんをみていると、疼痛部周辺には必ずと言っていいほど硬い筋肉を触れますが、これが筋スパズム(spasm 攣縮)なわけです。血管も筋肉だから、スパズムを起こしますよね、血管攣縮です。
筋スパズムはPTの技術ですぐに治せます。そしてスパズムの消失と同時に痛みも消えます。痛みだけ治そうとしても、痛みは患者さん本人しか感じてないんですから、本当に治ったのか・どれくらい治ったのか、治療者側はよく分かりません。分からないから、治療してるうちに迷子になってしまうんです...痛みを追い続け、痛みに振り回される、というわけです。
でも筋スパズムがあるから、治療中でも迷子にならずにすむんです。これは触れば誰でも「まだ硬い」と分かるわけです。硬さが弛んだら、痛みは引いてるって合図なんですね...実際には反対ですが(痛み↓⇒スパズム↓)
だから触診能力って本当に大事ですよね。慣れてくると筋スパズムの硬さってすぐに識別できます。これが触れて治せれば、腰痛、膝痛、頸痛、肩痛などの〇〇痛の治療は、それほど怖くなくなる。
そしてこのスパズムが脳神経系や呼吸循環器に障害をもつ患者さんに対しても、どれだけ影響をしているか、治してゆくと分かります。それが分かってくると治療家としての幅がグンと広がります。
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PTの間で、各々の考えてる治療対象って結構バラバラですよね。でも患者さんの症状や機能障害をいろいろと治したり、時には悪くしてしまったりしていると、徐々に療法士が患者さんの何を治せて、何を治せないのか、見えてくるものです。まだまだ発展途上ですが。
拘縮は治せるのか?麻痺は治せるのか?失行症や失認症は?シビレは?めまいは?浮腫は?呼吸苦や息切れは?血流(循環は)?答えはPTによって色々みたいです。技術が違えば、対象も違うから。(技術が先に身につかないと、治療対象ってわかってきませんもんね)
また、PTが触ると悪くなる患者さんもいますよね。言葉は悪いですけど、すごく挫折感を感じる患者さん...癌、感染、炎症が関連している状態。
「(自然に)治る」と「治せる」は違うものやし、「治らない」と「治せない」も全く違うものです。まぁどうしてもグレイゾーンがあって、そこの見極めが難しいわけですが(それはまた後日に)。
こういったことが早く療法士の共通認識になって、ディスカッションできると、治療家として非常に心強いと思います!
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