九州北部は寒波の影響で雪でございます雪だるま長崎・佐世保は坂が多かけん、雪が積もると車の通勤が怖かとよ~涙明日は仕事を休めという神のご指示かしらヽ(゚∀゚)ノ音符

 

 さて、いよいよ医療・介護報酬の同時改定も間近。今回は、地域医療の機能分化を図るために、かかりつけ医機能をさらに高める政策誘導がなされるようですね。また前回改定で創設されたかかりつけ薬剤師の機能についても検証がなされているようです病院

 

 かかりつけ医療の機能というのは、心身に何か症状や徴候(合わせて“症候”と言います)が出た時、まだ軽い・早い段階で検査・治療し、重症化を防ぐものです。私はここにかかりつけ療法士の存在と制度化が必要だと感じていますパー

 

 内科医・薬剤師は患者さんの病気を薬物で治療しますカプセル4外科医は手術によってですねオペ 創傷、出血、炎症、変性、壊死、感染、梗塞、内分泌異常、腫瘍などの様々な病気(疾患)を治療します。

 

 しかし、私たちの体で治療が必要なのは実は病気だけではありません。内科・外科だけでは対応できない状態があります。それは体の機能的な問題です。皆さんも体に不調があるのに、検査では何もなかったという経験はありませんか???

 

 体の不調の原因には、疾患(器質的異常)ではない、身体器官の機能的異常によるものが多く存在します。痛み、こわばり、しびれ、腫れ、むくみ、硬直、脱力、一部の血圧・心拍異常、息切れ、めまい、便秘などは療法士による機能的治療で治せるものが多くあります。

 

 いや、むしろ運動機能であれば療法士の治療(物理医療)でしか治せません。もし治せなかったとしたら、それは治療法に問題があるか、原因となる器質的異常が他にある可能性が高いということになります。

 

 原因が機能的なものか、器質的なものかを判断するためには、まず初めに物理医療を受けるのが適切です。療法士が治せれば機能的な問題として、薬も手術も使わずに患者さんはそのまま元の社会生活に戻れます。治せれば患者さんのリハビリの負担を減らせます笑顔

 

 え?療法士はリハビリさせるのが仕事じゃないのかって?実はそれこそが間違った「常識」。療法士は本来、治療をする者なのです → 『療法士は治療者です!』

 

 療法士が機能的治療を専門として、地域で様々な症候を抱えた人たちを必要に応じて、定期的・経年的に外来や訪問で診つづけることができれば、不要な薬剤や手術も減らせるうえに、病気や障害や介護の予防的価値が十分に考えられますひらめき電球

 

 患者さん側は自分の希望する治療を提供できる療法士を選び、地域で自分の機能的問題をかかりつけて改善するのです。それには指名・紹介制やかかりつけ療法士の登録情報が必要ですね。

 

 こう言うと、すぐに「じゃあ療法士も開業だー、整体院だー」となりがちですが、医学的検査の提供や専門医療に紹介できる環境でなければ、かかりつけ療法士機能は絶対に安全で有効なものとなりません。医学外の民間療法が療法士の間で乱用される危険もありますうーん

 

 今は医療界に物理医学や機能障害学というものが全く定着しておらず、この物理医療分野は非常に遅れています。「リハビリならやっている」と言われそうですが、リハビリと治療は真逆のものですポイント

 

 リハビリは治せないものを対象とし、治療は治せるものを対象とします。もちろんこの2つは併用したり移行したりし合う関係にありますが、ゴッチャにしてはいけません。今の報酬対象はすべてリハビリ行為に対してのものです。少ぉし極端な言い方ですけどねえへ

 

 ともかく、今は療法士は治療者であるという社会的な認知や評価がもっともっと必要です。全国の治療をあきらめない療法士さん!まずは一緒に自分の地域を変えてゆきましょう!

 

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