「プリティ・プリンセス2ーロイヤル・ウェディング」 | Cinema,British Actors

「プリティ・プリンセス2ーロイヤル・ウェディング」

プリティ・プリンセスシリーズ第2弾。
原題:The Princess Diaries 2 - Royal Engagement

配給がディズニー、プラス「こんな時代だから誰もが楽しめる映画を作りたかった」という監督の意向もあって、大爆笑の連続の作品でした。

前作でふつーの冴えない女子高生ミアが実はジェノヴィア王国の王女様だったことが発覚。
すったもんだの挙句王女として生きることを選び、
続編では彼女が大学卒業のジェノヴィアで女王として即位する時のドタバタが描かれています。

ストーリーとしてはよくあるパターンの「嫌い嫌い」と言い合っていた男女がいつの間にかハッピーエンドの展開。
「プリティ・ウーマン」から始まるプリティ・シリーズなのでそれはそれでOK。

alexはこの作品、ひたすら爆笑させて頂きました。
王冠を狙う議員の一人、見たことある顔だな~~と思っていたら、
TLOTR(The Lord of the Rings)のジョン=リス・デイヴィスだったんですね。
後でパンフレット見て気づきました(^^;

生粋のジェノヴィアっ子で、正当な王位継承者らしいニコラス。
顔がちとでかい気がしますが、青い瞳が綺麗でスーツも似合ってて、alexの中では合格!
ひっつけひっつけ~~。と応援。

主演のアン・ハサウェイ。実は「オペラ座の怪人」のクリスティーヌ候補で決まりかかってたと知ってビックリ!
カーネギーに立つことを許されてるほど歌の才能があるとは知りませんでした。
う~ん。演技力から行けば、エミー・ロッサムよりもアン・ハサウェイの方がクリスティーヌ合ってたかも..と思ったり。
でもちょっと若いかな?(←なんて書いた後に23だと知りました。撤回!)
口のでかさはどっちも似たようなもんだし(苦笑)

アン・ハサウェイもかなりお~きなお口をしてますが、「きみ読む」の主人公みたいに頭が軽く見えないので特に不満なし。
演技力の差?(^_^;

「サウンド・オブ・ミュージック」などで有名なジュリー・アンドリュースはやっぱり素敵ですね。品があるのにこんなコメディもOKとは。
喉の手術で逆に喉を痛めて歌えなくなったということですが、
作品中でちょっとだけその歌声を披露。
本人いわく「語り」だそうですが、
それでもあの声が聞けるのは嬉しいです。

やぁっとひっつけた熟年カップル、クラリスとジョゼフ。
ミアの結婚式のはずがクラリス達のための結婚式になりましたが、
「私達を結婚させて」と言ったクラリスに対して
「FINALLY!」と天を仰いだ司祭、最高!!
一体何年待ったことやら・・・

ジョゼフも見たことあるなぁ~と思ったら、
「プリティ・ウーマン」でホテルのマネージャーだった人じゃないですか?!
びっちぃな格好のジュリア・ロバーツが
「お金はあるのに買い物できないっ」
と涙ながらに訴え、「それでは・・」と手配した彼。
こっそりと彼女の住所を教えてくれた彼。
ジュリアに頼まれてテーブルマナーをしっかり教えてくれた彼。
すんご~くオイシイと思っていたのですが、
こんなところでまたオイシイ役をなさっていたとは(^^)

女王を「Eagle」、
王女を「Sparrow」。
っていう暗喩の仕方、気に入りました。
でも、ミアはスズメってイメージ持てないんですけど・・
女王が鷲なのはいいとしても(^^;

クラリスからミアへ王位が継承される時、
「Eagle's last Fly」(だったかな?)
と御付の女官が言うのを聞いてほんわかしました。
クラリスがいかに慕われてるかが出てるようで。

「お姫様」は女の子なら誰もが夢見るステータス。
ありえないけど地で行ってくれて、
しかもちゃんと魅力ある人物だからそれなりの説得力もあって、
女性受けしてもおかしくない。
女性は現実的でシビアだけど、こーいう夢を持ってる一面はあるだろう、って同じ女性として思うから。
気楽に観られて、爆笑できる、気分転換にいい作品でした!
一体何回噴き出したんだろう、alex。
ってくらい爆笑した。お腹よじって笑えました。
そんな笑いをありがとう>作品関連者



で、以下突っ込み。

ニコラス、正当な王位継承者ってことは、ミアの父親が母親と知り合う前にジェノヴィアで種まきしたってことでは・・・?
認知、どーやってしたんだ?
「正統な」王位継承者であるは?

「伝統」「歴史」って言葉が大っキライなハリウッド。
ここでもまた300年の歴史を「21世紀」の一言でぶち壊し。
ハリウッドらしいといえばらしいので「あ~、またやったのね」と思った。
「女性はスカッとするだろう」なんて批評をどこかで読んで苦笑。
多分、女性だからどーこーっていうよりは、とにかく「歴史あるもの」をぶっ壊したかったんじゃないのかな~と思う。
これがrealの世界ならば、自分の一存で法律変える君主なんざ信用ならん。とも言えるはず。国民の存在が無視されてるじゃん。

でから、とってつけたように「恵まれない子供達」を出すのもうっとーしいよ。敵さんが嫌がってたけど、「やらせ」くさい。
「恵まれない」子供じゃなくて、「子供」でも良かったと思う。
兄妹ケンカでいじめられた女の子を「お姫様」にしてあげる展開でも問題なかったと思うから。


公式サイト(日本):http://www.disney.co.jp/movies/princess2/
公式サイト(英語):http://disney.go.com/disneyvideos/liveaction/princessdiaries2/


DVDはそのうち2枚組が出ると思われる。UKでも出てるし♪


プリティ・プリンセス








音楽は結構良かったと思う。


アーティスト: サントラ, ケリー・クラークソン, リンジー・ローハン, レイヴン, アヴリル・ラヴィーン, ピンク, ジェシー・マッカートニー
プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェデイング オリジナル・サウンドトラック






サントラ
プリティ・プリンセス ― オリジナル・サウンドトラック





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