この時期になると塾の合格実績がネットや塾前の掲示に出されます。

すでに例開邦高校への合格者の多い塾では合格者数が出そろっています。

 

今年の開邦高校の実績に関して塾選びを考えてみます。

 

今回の開邦の一般入試は3名の不合格者を出しました。(一般入試定員マイナス10名に対して、2次募集数13名)

 

基準点を設けて極端に学力の低い受験生は不合格とする例年通りの選抜でした。

推薦入試は56人の定員に100名が受験。少し多めの合格者で64名が内定となった。

 

つまり36名が不合格となりました。
 

この状況から一般入試よりも推薦入試の合格者数を重視した方が塾の実績を見るうえで重要になってきます。

今回の主要塾の開邦合格者数をみてみよう。( )は推薦の内数。

 

塾① 19人(3)
弘文館進学ゼミACT 18人(10)
塾② 17人(5)
塾③ 9人(3)

 

当塾もそうですが、合格発表の前後はブログのアクセス数が常に上がります。

これはどこの塾もそのようです。

それはいいことです。

 

主要塾のサイトやブログを追いかけていれば推薦の人数がわかるからです。

 

しかし、追いかけていない場合は最終の数で塾を判断してしまうからです。

 

この中には速報のページごと更新をしていて推薦合格者を飛んでしまっている塾もあるからです。

 

開邦の推薦入試は5科目の学力検査と面接と内申です。

 

5科目のレベルは決して低くありません。

 

内申に関しては今までの経験上でオール4に5が少しだけという生徒さんで検定や入賞(学術系)があれば合格をしているケースが多数見受けられます。しかし、今年の推薦入試の状況を分析すると、学力試験が例年のように難問が多いという感じではなく、学力試験で差がつかなかったため内申点で決まった感じがあります。(あくまでも当塾スタッフの分析ですが)

 

塾として開邦高校推薦入試合格には、学力をつけることは当たり前であり、内申アップ対策や検定試験受験、コンテストへの受賞推奨などを行うことが必要です。

その結果もあり当塾の推薦合格者数が上記データーのとおり他塾とダブルスコアーで差をつけているのです。

 

このように主要塾の開邦の合格者数が僅差である年は単に数だけではなく推薦合格者数や塾からどれだけ受験をしたかを塾に直接問い合わせることも必要かと思います。

 

あと、那覇国際と首里の推薦と一般入試の実績は逆です。

 

特に内申点を入塾基準にしている塾での推薦入試の実績はあてになりません。

あえて内申が高い生徒をチョイスすれば首里、国際の推薦合格者はおのずと増えます。

 

那覇国際、首里、那覇レベルでは、資格や実績などはそれなりに持っている受験生がほとんどです。

 

そういう子でないと人気校なので校内推薦に選ばれません。

 

つまり、いろいろな実績を出していても最後は内申で決まる受験生がほとんどだからです。

 

一般入試は今年はそれほどでもありませんでしたが、昨年度の首里高の倍率が非常に高かったです。

 

一般入試でどれだけの合格率を出しているかとなります。

 

これも塾を選ぶめやすになるでしょう。