AIについて、もう少し書いてみたいと思います。

ここまで、

「AIは便利だ」

「AIを上手に使おう」

「でも、AIに考えることを全部任せてはいけない」

という話をしてきました。

今日は、もっと大切なことを一つ。

それは、

AIは間違える。

ということです。

これは、AIを否定しているわけではありません。

むしろ、AIを使う人ほど知っておかなければならない基本です。

AIは「自信満々に間違える」ことがある

人間だったら、

「うーん、これは分からないな」

と言うことがあります。

ところがAIは、分からないことについても、それらしい文章で答えてしまうことがあります。

文章がきれい。

説明も丁寧。

言葉遣いも自然。

だから、

「なるほど!」

と、そのまま信じてしまいやすい。

ここが怖いところです。

間違った答えなのに、

**「間違っています!」

と大きく表示されるわけではありません。**

もっともらしく書いてある。

だからこそ、

「本当に?」

と考える力が必要になります。

一番怖いのは「AIが間違うこと」ではない

私は、AIが間違うこと自体は、それほど怖いことではないと思っています。

AIだって道具です。

間違うことはあります。

むしろ怖いのは、

人間がAIの答えを確認しなくなること

です。

「AIが言ったから正しい」

「AIがそう答えたから大丈夫」

となってしまったら、問題です。

AIは先生ではありません。

神様でもありません(笑)。

道具です。

便利な道具だからこそ、使う側に責任があります。

だから「根拠」を探す

では、どうすればいいのでしょうか。

一つの答えがあります。

根拠を確認することです。

「その答えは、どこから出てきたの?」

「その情報の根拠は?」

「本文のどこに書いてある?」

「別の資料ではどうなっている?」

こうやって確認する。

これは、国語の読解問題とまったく同じです。

国語の問題でも「根拠」が大切

例えば、文章問題で、

「筆者は何を伝えようとしているか」

と聞かれたとします。

自分では、

「たぶん、こういうことだと思う」

と考えた。

ここで終わってはいけません。

「本文のどこに、その根拠がある?」

と考えます。

自分の感想ではなく、

本文に書かれていることを根拠にする。

これが読解です。

そして、この力はAI時代にも、そのまま役立ちます。

AIが、

「こういうことです」

と答えた。

では、

「その根拠は?」

と聞く。

これができる人は強い。

「なんとなく正しそう」は危険

AI時代に気をつけたい言葉があります。

それが、

「なんとなく正しそう」

です。

文章がきれいだから正しい。

詳しく説明しているから正しい。

難しい言葉を使っているから正しい。

そうとは限りません。

人間が書いた文章でも同じです。

新聞でも。

インターネットの記事でも。

SNSでも。

そしてAIの文章でも。

大切なのは、

「何を言っているか」だけではなく、「なぜそう言えるのか」

です。

だからACTでは「作業」をする

ACTで取り組んでいる、

「国語読解法」

「有坂方式5つの作業」

が、ここでもつながります。

ただ文章を読むのではありません。

情報を整理する。

重要な部分を見つける。

文章同士のつながりを見る。

問題が何を聞いているかを確認する。

そして、

答えの根拠を探す。

これを繰り返します。

最初は、

「先生、答えは何ですか?」

と聞いていた生徒が、

少しずつ、

「この部分が根拠だと思います」

と言えるようになる。

これは大きな成長です。

「答えを出せる人」より「答えを確かめられる人」

AI時代には、

答えを出すことだけなら、AIがかなり助けてくれます。

だからこそ、人間に求められる力は変わってくるでしょう。

答えを出す。

だけではなく、

答えを確かめる。

情報を比較する。

矛盾を見つける。

根拠を探す。

おかしいところに気づく。

そして、

「これは違うのでは?」

と言える。

この力が大切です。

勉強は「AIに勝つため」ではない

ここを誤解してはいけません。

私たちは、

「AIより賢くなろう!」

と言っているわけではありません。

AIと競争する必要なんてありません。

AIには、AIの得意なことがあります。

人間には、人間の役割があります。

大切なのは、

AIを使いながら、人間として考え続けること。

そのために勉強するのです。

「なぜ?」を大切にする

小学生でも、中学生でも、高校生でも、

「なぜ?」

と思ったら、そのままにしない。

「なぜこの答えになるの?」

「なぜこの文章が重要なの?」

「なぜ筆者はこの例を出したの?」

「なぜこの情報が正しいと言えるの?」

この「なぜ?」が、人間の思考を動かします。

AIに質問することも大切。

でも、その前に、

自分自身が問いを持つこと。

これがもっと大切です。

AI時代に、ACTが育てたい子ども

私たちが育てたいのは、

「AIを使える子」

だけではありません。

AIを使っても、

「本当かな?」

と考えられる子。

「根拠は?」

と聞ける子。

「自分はこう思う」

と言える子。

「違うと思う」

と必要なときに言える子。

そして、

自分の頭で判断できる子。

そんな子どもたちです。

だから、今日も国語を勉強します。

文章を読みます。

線を引きます。

情報を整理します。

根拠を探します。

そして考えます。

一見すると、AIとは関係のない昔ながらの勉強に見えるかもしれません。

でも、実は逆です。

AIが進化する時代だからこそ、この力が必要なのです。

AIに聞いたあと、最後にこう聞いてみよう

もし皆さんがAIを使ったら、最後に一つだけ質問してみてください。

「その答えの根拠は何?」

そして、もう一つ。

「本当にそうなの?」

この二つを忘れないでください。

AIは便利。

AIは速い。

AIは賢い。

でも、

AIの答えを判断するのは、人間です。

だからこそ、学ぶ。

考える。

読む。

疑問を持つ。

確かめる。

そして、自分で決める。

これからの時代を生きる子どもたちには、

そんな力を身につけてほしいと思います。

弘文館進学ゼミACTは、

「答えを覚える子」ではなく、「答えを確かめられる子」を育てます。

AI時代だからこそ、

人間の「考える力」を大切に。

今日も、一緒に学んでいきましょう。



AIの話を続けています。

ChatGPT。

Gemini。

Grok。

これから先、子どもたちが社会に出るころには、今よりもさらにAIが身近な存在になっているでしょう。

学校でも。

会社でも。

そして、日常生活でも。

AIを使うことが当たり前になる時代が来るかもしれません。

そこで、今日は一つ考えてみたいことがあります。

それは、

「AIを上手に使える人とは、どんな人なのか?」

ということです。

AIに詳しい人でしょうか。

パソコンが得意な人でしょうか。

最新のアプリをたくさん知っている人でしょうか。

もちろん、それも一つでしょう。

しかし、私はもっと大切な力があると思っています。

それは、

「質問する力」

です。

AIは、質問されたことに答える

AIは便利です。

こちらが質問すれば、答えてくれます。

文章を書いてほしいと言えば、文章を書いてくれる。

問題を説明してほしいと言えば、説明してくれる。

アイデアを出してほしいと言えば、いくつも提案してくれる。

しかし、ここで一つ大切なことがあります。

AIは、自分から「あなたが本当に知りたいこと」を完全に理解してくれるわけではありません。

質問があいまいなら、返ってくる答えもあいまいになることがあります。

例えば、

「数学を教えて」

と聞いたらどうでしょう。

範囲が広すぎます。

何を教えてほしいのか分かりません。

一方で、

「中学3年生の二次関数で、変域の問題が苦手です。基本から3問、少しずつ難しくしてください」

と聞けば、求める内容に近づきやすくなります。

つまり、

良い答えを得るためには、良い質問が必要なのです。

「分かりません」では、質問にならない

塾でもよくあります。

生徒が、

「先生、分かりません」

と言う。

もちろん、それ自体は悪いことではありません。

分からないことを伝えるのは大切です。

しかし、その次が重要です。

どこまでは分かるのか。

どこから分からなくなったのか。

自分ではどう考えたのか。

何と何が分からないのか。

ここまで整理できると、質問の質が変わります。

例えば、

「全部分かりません」

よりも、

「この公式は分かります。でも、この問題では、なぜこの公式を使うのかが分かりません」

この質問のほうが、はるかに具体的です。

そして、答える側も、

「なるほど。あなたが困っているのはここだね」

と分かります。

これはAIでも同じです。

AI時代には「何を聞くか」が重要になる

昔は、

「知っている人に聞く」

ということが大切でした。

しかし今は、AIに聞けば、多くの情報を短時間で得ることができます。

では、これからは何が大切になるのでしょうか。

それは、

「何を聞くのか」

です。

情報がない時代には、

情報を探す力が必要でした。

しかし、情報があふれる時代には、

必要な情報を選ぶ力

が必要になります。

そしてAI時代には、

自分が何を知りたいのかを言葉にする力

が必要になります。

ここで国語力が関係してきます。

自分の頭の中を、言葉にできるか

AIに質問するとき、

頭の中で思っていることを、言葉にしなければなりません。

「何となく分からない」

だけではなく、

「私はここまでは理解しています」

「ここで、このように考えました」

「しかし、この部分で矛盾している気がします」

と説明する。

これは簡単なようで、実はかなり高度な作業です。

自分の考えを整理する。

問題を言葉にする。

必要な条件を伝える。

何を知りたいのかを明確にする。

これらはすべて、

国語力と考える力

につながっています。

AIを使うために、

国語が必要になる。

これは面白い時代になりました。

「質問できる子」は伸びる

これはAIが登場する前から、塾でずっと感じていることです。

伸びる生徒は、質問が変わっていきます。

最初は、

「分かりません」

だけだった生徒が、

「ここまでは分かるのですが、この次になぜこうなるのですか?」

と聞くようになる。

さらに、

「私はこう考えたのですが、どこが違いますか?」

と質問できるようになる。

ここまで来ると、学力が大きく変わります。

なぜなら、

自分の考えを持った上で質問している

からです。

AI時代になっても、この力は変わりません。

むしろ、もっと重要になるでしょう。

AIに「答えを聞く」のは簡単

「答えを教えて」

これは簡単です。

しかし、それだけでは自分の力はあまり伸びません。

では、どのように聞けばいいのでしょうか。

例えば、

「答えは教えずに、考えるためのヒントを一つだけください」

「私の考え方の間違いだけを指摘してください」

「中学生にも分かるように説明してください」

「別の方法で説明してください」

「この文章の重要な部分を、自分で見つけたいので、探し方だけ教えてください」

このような質問ができれば、AIは単なる答えを出す機械ではなくなります。

自分の学習を助ける道具

になります。

ここに大きな違いがあります。

有坂方式5つの作業にも「質問」がある

ACTで大切にしている「有坂方式5つの作業」も、ただ作業をこなすだけではありません。

文章を読んで、

「これは何を言っているのか?」

「筆者はなぜ、この話を出したのか?」

「この言葉は、前の内容とどうつながっているのか?」

「問題は、何を聞いているのか?」

と、自分自身に質問していきます。

つまり、

読解とは、文章に質問することでもある。

ただ目で文字を追うだけではありません。

文章に問いかける。

そして、その答えを本文の中から探す。

これができるようになると、国語の読み方が変わります。

AIに質問する力も、

文章に質問する力も、

実は根っこの部分ではつながっているのかもしれません。

これからの子どもたちに必要なこと

AIは、これからさらに進化します。

今できないことが、数年後には当たり前になっているかもしれません。

だから、

「AIを使うな」

とは言いません。

むしろ、使ってほしい。

触ってほしい。

いろいろ試してほしい。

しかし、そのときに、

AIに何を聞けばいいのか分からない。

AIの答えを読んでも理解できない。

返ってきた情報が正しいか判断できない。

では、AIを本当に使いこなすことは難しいでしょう。

だからこそ、今のうちから、

読む力。

考える力。

質問する力。

説明する力。

を身につけることが大切です。

ACTは「質問できる子」を育てたい

塾では、

「分からないことがあったら質問しなさい」

と言います。

でも、本当に目指したいのは、

ただ質問することではありません。

自分で考えた上で、何が分からないのかを質問できること。

これです。

これは、受験でも役に立ちます。

高校に入ってからも役に立ちます。

大学でも役に立ちます。

社会に出ても役に立ちます。

そして、AIを使う時代になれば、ますます役に立つでしょう。

AIに答えを聞くだけの人ではなく、

AIに良い質問をして、自分の考えを深められる人。

そんな人を育てたい。

それが弘文館進学ゼミACTです。

最後に、AIにも質問してみよう

今日、AIを使う人は、一度こんな質問をしてみてください。

「この答えの根拠は何ですか?」

「別の考え方はありますか?」

「この説明で間違っている可能性はありますか?」

「中学生にも分かるように説明してください」

「答えを教えず、ヒントだけください」

AIとの付き合い方が、少し変わるかもしれません。

そして、もう一つ。

AIに質問する前に、自分自身にも聞いてみてください。

「自分は、どう考えた?」

この質問を忘れないこと。

それが、AI時代に自分の頭で生きていくための、大切な力になるとACTは考えています。

AIは進化する。

だから人間も、考える。

質問する。

学ぶ。

そして、自分で未来を選ぶ。

次の時代を生きる子どもたちのために。

弘文館進学ゼミACTは、今日も「考える力」を育てていきます。

56歳になりました。


この年齢になると、不思議と自分を大きく見せようとは思わなくなります。

むしろ、「まだまだ勉強不足だ」と思うことのほうが多くなりました。

30年以上教育に携わり、東京でも沖縄でも指導を続け、多くの卒業生を送り出してきました。

それでも、新しい教材を研究し、授業を見直し、毎年改善を続けています。

教育に完成形はありません。

だからこそ、最近少し気になることがあります。

「沖縄の教育を変えたい。」

「教育格差をなくしたい。」

そんな言葉を耳にする機会が増えました。

その志は素晴らしいと思います。

しかし、本当に教育を変えるということは、想像以上に地道な仕事です。

SNSで発信することでもありません。

イベントを一度開くことでもありません。

一度講演をすることでもありません。

毎日授業をすること。

教材を作ること。

生徒一人ひとりと向き合うこと。

保護者と話し合うこと。

卒業した後も成長を願い続けること。

その積み重ねです。

私は東京で学生だった頃、家庭教師から始め、塾を経営し、事業にも挑戦しました。

沖縄に来てからも、教育一本で歩んできました。

華やかなことよりも、目の前の一人の生徒を伸ばすことを優先してきました。

教育を変えるとは、大きな言葉を語ることではありません。

今日の授業を昨日より一つ良くすることです。

一人でも多くの子どもに「分かった!」と言ってもらうことです。

それを10年、20年、30年と続けることです。

私は56歳になりました。

若い頃より体力は落ちたかもしれません。

でも、教育に対する情熱は、30年前より大きくなっています。

これからも流行を追いかけるつもりはありません。

目の前の生徒を伸ばすことに全力を注ぎます。

それが結果として、沖縄の教育を少しでも前へ進めることにつながると信じているからです。

教育は、一日では変わりません。

しかし、一人の教師が本気で積み重ねた30年は、何千人もの人生に影響を与えることができます。

私はこれからも、その一日を積み重ねていきます。

前回、AI教材の営業電話をきっかけに、AIについて少し書きました。
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今回は、その続きを。

AIがどんどん賢くなっていく時代に、

私たちは子どもたちに何を教えればいいのでしょうか?

私は、ここを真剣に考えています。

AIに問題を解いてもらう。

AIに文章を書いてもらう。

AIに要約してもらう。

AIに質問する。

便利です。

本当に便利です。

塾長だって、AIを使います(笑)。

しかし、便利だからといって、子どもたちの「考える時間」までAIに渡してしまってはいけないと思っています。

「答え」をもらうことと、「わかる」ことは違う

例えば、国語の問題があったとします。

AIに、

「この問題の答えを教えて」

と聞けば、答えを出してくれるでしょう。

では、その答えを見て、

「わかった!」

と言えるでしょうか。

ここには、大きな違いがあります。

答えがわかることと、

自分で答えを導き出せることは、同じではありません。

入試では、初めて見る文章が出てきます。

初めて見る問題が出てきます。

そこで必要なのは、

「この前、AIが答えてくれた問題と似ている」

という経験だけではありません。

自分で文章を読み、

条件を整理し、

根拠を探し、

考えて、

答えを出す。

この力です。

AIに「考える前の仕事」を奪わせない

私は、AIを使うことそのものに反対しているわけではありません。

むしろ、これからの時代、AIを使えることは大きな力になるでしょう。

しかし、

「考える前にAIに聞く」

という習慣には注意が必要です。

わからない。



すぐAIに聞く。



答えが出る。



わかった気になる。

これを繰り返してしまったら、どうなるでしょうか。

本来なら、

「なぜだろう?」

「どうしてこうなるのだろう?」

「本文のどこに書いてある?」

「この答えで本当にいいのか?」

と考えるはずだった時間がなくなってしまいます。

だからACTでは、

「まず自分で考える」

ということを大切にしたい。

その上でAIを使えばいいのです。

「有坂方式5つの作業」はAI時代にも古くならない

ここで、ACTの「有坂方式5つの作業」です。

文章を読む。

情報をつかむ。

整理する。

根拠を確認する。

そして答えを導き出す。

こうした「自分で文章を処理する作業」は、AIが発達したから必要なくなるのでしょうか。

私は逆だと思っています。

AIが文章を作れるようになったからこそ、

人間が文章を読み取る力が、ますます重要になる。

AIが答えを出せるからこそ、

その答えを検証する力が必要になる。

AIが情報をまとめられるからこそ、

その情報を自分で理解する力が必要になる。

つまり、

「AIがあるから国語はいらない」

ではありません。

むしろ、

AIがあるからこそ、国語が重要になる。

私はそう考えています。

これからの入試はどうなる?

これから先、高校入試や大学入試の世界でも、AIの影響は大きくなるでしょう。

知識を覚えているだけではなく、

「なぜそう考えたのか」

「資料から何が読み取れるのか」

「複数の情報をどう結びつけるのか」

「自分の考えをどう説明するのか」

といった力が、ますます重要になっていくはずです。

だからこそ、今のうちに鍛えておきたい。

文章を読む。

問題を読む。

条件を読む。

考える。

書く。

説明する。

間違える。

そして、もう一度考える。

これはAIに任せてはいけない、

人間の大切なトレーニング

だと思っています。

AIは「先生」ではなく「道具」として使う

AIは、とても優秀な道具です。

だからこそ、使い方が大切です。

例えば、

「この問題の答えを教えて」

だけではなく、

「自分はこう考えた。どこが間違っている?」

と聞く。

「この文章を書いて」

だけではなく、

「自分で書いた文章の論理に矛盾がないか確認して」

と使う。

「要約して」

だけではなく、

「自分で要約したから、重要な情報が抜けていないか確認して」

と使う。

こうすれば、AIは「考えることの代わり」ではなく、

「考えることを助ける道具」

になります。

ここには大きな違いがあります。

子どもたちに残したいもの

AIがどれだけ進化しても、

自分で考える。

自分で悩む。

自分で決める。

自分で挑戦する。

この経験は、子どもたちから奪ってはいけないと思っています。

なぜなら、人生には「正解」が一つしかない問題ばかりではないからです。

将来、どの高校へ行くのか。

どの大学を目指すのか。

どんな仕事をするのか。

どこで暮らすのか。

何を大切にして生きるのか。

こうしたことは、AIが決めるものではありません。

最後に決めるのは、自分です。

だからこそ、

自分の頭で考える力。

自分の心で感じる力。

自分で決断する力。

これを育てたい。

ACTは「AIに勝つ人」を育てるのではない

AIと人間を競争させる必要はありません。

AIにはAIの得意なことがあります。

人間には人間の得意なことがあります。

大切なのは、

AIを使いながら、人間にしかできないことを大切にすること。

そのために、ACTでは学力を鍛えます。

国語を大切にします。

読解を大切にします。

そして、

「なぜ?」

と考えることを大切にします。

AI時代だからこそ、

ただ答えを知っている人ではなく、

答えを生み出すまでの道筋を考えられる人。

そんな人になってほしい。

「塾長、AIのことよく知っているね」

前回の営業電話では、少し営業マンを困らせてしまったかもしれません(笑)。

でも、塾長としては、これからの教育を考えるうえで、

「AIって何?」

「AIを使うと、人間はどうなる?」

「子どもたちには何を身につけさせればいい?」

ということを考え続ける必要があると思っています。

AI教材だからダメ。

AI教材だから良い。

そんな単純な話ではありません。

大切なのは、

その教材を使って、子どもたちの何が伸びるのか。

そこです。

AIを使ってもいい。

AIを使わなくてもいい。

でも、

自分の頭で考えることだけは、やめない。

これが、AI時代の学びではないでしょうか。

そして10年後、

「AIがある時代に、AIに頼り切らず、自分の頭で考える力を身につけていて本当によかった」

そう言える卒業生を、私たちは育てたい。

弘文館進学ゼミACTは、

AI時代だからこそ、人間の力を鍛える塾でありたい。

今日も、生徒たちと一緒に考えます。

「さて、この問題。

あなたなら、どう考える?」

AIの話を続けています。

ChatGPT、Grok、Geminiなど、今や私たちの身近なところに生成AIがあります。

学校でも、仕事でも、そして塾でも。

これからAIを使う場面は、ますます増えていくでしょう。

では、

AI時代に、成績が伸びる子と伸びにくい子の違いは何でしょうか?

「AIを上手に使える子」

でしょうか。

私は、それだけではないと思っています。

むしろ、その前に大切なことがあります。

それは、

「自分で考える習慣があるかどうか」

です。

すぐに答えを聞く子

例えば、数学の問題がわからない。

そこでAIに、

「答えを教えて」

と質問する。

すると、AIが丁寧に解説してくれる。

便利です。

本当に便利です。

でも、ここで一つ問題があります。

その説明を読んで、

「なるほど!」

と思っただけで終わってしまったら、

自分で解けるようになったわけではありません。

ここは非常に重要です。

「わかった」と

「できる」は、

違います。

AIの説明を理解することと、

自分の力で問題を解くことも、

違います。

では、伸びる子はどうするのか

伸びる子は、すぐに答えを聞くのではなく、

まず自分で考えます。

「この公式かな?」

「ここまでは分かる。」

「でも、ここからが分からない。」

「自分の考え方のどこがおかしいのだろう?」

そして、その状態になってからAIを使う。

例えば、

「私はここまで考えました。ここから先の考え方に間違いがありますか?」

と聞く。

これは全然違います。

AIに「答えをもらう」のではなく、

AIを使って自分の思考を確認している

からです。

この違いは大きい。

「自分の答え」を持っているか

AI時代に大切なのは、

AIに何を質問するか

だけではありません。

その前に、

「自分はどう考えたのか」

を持っていることです。

国語でも同じです。

文章を読んで、

「私はこういう意味だと思う。」

と自分の考えを持つ。

そのうえで、

「本文のどこが根拠になる?」

と確認する。

これなら、AIを使っても学びになります。

しかし、

「この問題の答えは?」

だけを繰り返していたら、

いつまでたっても、

自分で答えを出す力

は育ちません。

ACTが「作業」を大切にする理由

だからこそ、弘文館進学ゼミACTでは、

「国語読解法」

そして、

「有坂方式5つの作業」

を大切にしています。

文章を読んだら、

何が書かれているのか。

どこが重要なのか。

筆者は何を伝えようとしているのか。

問題は何を聞いているのか。

その答えの根拠はどこにあるのか。

こうしたことを、自分自身で処理していく。

一見すると、

「そんなことまでしなくてもいいのでは?」

と思うかもしれません。

しかし、これが大切なのです。

なぜなら、

考える力は、考える練習をしなければ身につかない

からです。

AIに考えてもらえば、楽です。

でも、楽なことと、成長することは同じではありません。

「楽をするためのAI」から「成長するためのAI」へ

私はAIを使うことに反対しているわけではありません。

むしろ、

どんどん使えばいい

と思っています。

ただし、使い方です。

AIに全部やってもらう。

これではなく、

AIを使って、

「自分の考えを確認する」

「別の考え方を知る」

「間違いを発見する」

「もっと深く調べる」

という使い方をしてほしい。

AIは、

自分の代わりに考える機械

ではなく、

自分の考えを深めるための道具

として使う。

これからの教育では、この違いが非常に重要になると思います。

AI時代だから「基礎学力」が重要になる

面白いことに、

AIが進化すればするほど、

「基礎学力なんて必要ない」

と思われることがあります。

私は逆だと思います。

AIが出した文章を読むには、国語力が必要です。

AIが出した数字を確認するには、数学的な知識が必要です。

AIの説明が正しいか確認するには、教科の知識が必要です。

AIが提示した複数の情報を比較するには、論理的に考える力が必要です。

つまり、

AIを使いこなすためにも、勉強が必要なのです。

「AIがあるから勉強しなくていい」

ではありません。

AIがあるからこそ、勉強しておいたほうがいい。

これは、これからの子どもたちに伝えていきたいことです。

最後に決めるのは、自分

そして、もっと大切なことがあります。

AIは、未来の選択肢をたくさん示してくれるでしょう。

「この高校はどう?」

「この大学はどう?」

「この仕事はどう?」

「こんな勉強方法があります。」

AIは、いろいろな情報を教えてくれます。

でも、

「あなたはどうしたいの?」

という問いに、最後に答えるのは自分です。

自分の人生だからです。

どんな高校へ行くのか。

何を学ぶのか。

どんな仕事をするのか。

誰の役に立ちたいのか。

どんな人生を歩みたいのか。

そこには、

自分自身の考えが必要です。

ACTが育てたいのは「AIを使える人」だけではない

AIを使えることは大切です。

しかし、それだけではありません。

自分で考える。

自分で判断する。

自分で挑戦する。

間違えたら、自分で修正する。

そして、自分の未来を自分で選ぶ。

私たちが育てたいのは、

そんな人です。

だから今日も、問題を解きます。

すぐに答えを教えるのではなく、

「まず、あなたはどう考えた?」

と聞きます。

そして、

「その答えの根拠は?」

と聞きます。

「本当にそうかな?」

と、もう一度考えてもらいます。

もしかすると、ちょっと面倒くさいかもしれません(笑)。

でも、その「ちょっと面倒くさい作業」の中に、

本当の学力が育っている

のです。

AIがどれだけ進化しても、

「自分で考える」

という仕事を、私たちは手放さない。

それが弘文館進学ゼミACTの教育です。

AI時代だからこそ、

「考えることのできる人」を育てる。

これからも、そこにこだわっていきたいと思います。