6月23日は慰霊の日です。
沖縄県民にとって、この日は単なる休日ではありません。
80年以上前、この島では多くの尊い命が失われました。家族を失った人、友人を失った人、未来を失った人。その悲しみの上に、今の沖縄があります。
私たちは毎年この日を迎えるたびに、「平和とは何か」「命とは何か」を考えます。
戦争の時代、多くの子どもたちは勉強したくてもできませんでした。
学校に通うことも、本を読むことも、将来の夢を語ることもできませんでした。
明日が来るかどうか分からない日々の中で、ただ生きることに必死だったのです。
しかし今、私たちは教室で学ぶことができます。
数学の問題に悩み、英単語を覚え、志望校を目指して努力することができます。
それは当たり前のことではありません。
多くの犠牲の上に与えられた、かけがえのない恵みです。
だからこそ、私たちは学びます。
テストで良い点を取るためだけではありません。
高校に合格するためだけでもありません。
自分の可能性を広げ、沖縄の未来を支え、人々を幸せにする力を身につけるためです。
慰霊の日は過去を振り返る日であると同時に、未来を考える日でもあります。
平和な時代に生きる私たちにできる最大の感謝は、一日一日を大切に生きることではないでしょうか。
今日学べることに感謝しよう。
夢を持てることに感謝しよう。
そして、自分の未来だけでなく、沖縄の未来をより良くする人になろう。
亡くなられた方々への祈りを胸に。
私たちはこれからも学び続けます。
学ぶことが、未来への希望になると信じて。




