みなさま こんにちは。

投稿を怠けている間にGWがはじまりました

お出かけやご家族の帰省などでご多忙のかたも多いなか

お立ち寄りいただきありがとうございます

少し前に書きだめしていた記事を残そうと思います




ちょっと日がたってしまったけど今月の初め

娘が卒業式に着た振袖を仕舞いました。

以前、記事にしましたように

娘は卒業式は袴だけレンタルして

下に着る着物は自分の振袖を着用しました。


実は私はこのことをプチ面倒くさいと思っていました

本来なら母親はこんな場合うれしいものだと思うのですが

いえ、うれしく思う気持ちはあります

せっかくあつらえた着物を着たいと言うのだから

うれしいですよ

私は着物に対してさほど造詣が深いわけでもなく

出したり仕舞ったりが面倒だなと思っていたのです。

(レンタルで二尺袖着物姿も見かかったし)

レンタルしてもしなくてもさほど金額変わらないし

逆にクリーニング代の方が高いです



と、思う一方で当時、娘は卒論で悩んでおり

卒業が遥か遠く感じることもあったので

卒業できるなら正直、式に着るものなんて

何でもいいと思ったのも正直な気持ちです。




そんなこんなで卒業の日が近づいて参りました


袴着物一式レンタルなら手ぶらで大学に行き

学内会場でヘアーセットや

着付けをしてもらえるプランです。

でも娘は着物持参なので

まず私が自宅で娘の着物の準備して

娘宅まで持っていくことになります。

振袖に長襦袢に半えりなどを箪笥からだして

数日間ハンガーで吊ってシワをのばし

またたたんでバッグに入れて…

丁寧に慎重に扱わないとだし

普段、着物な生活をしていないので

それら一連の作業を億劫に思っていました。



でも、でもですよ

当日、振袖袴に身をつつんだ娘は

華やかで見目よく可愛く見え

いつもとは違う娘の姿にほれぼれし

卒業の喜びも加わり

満足感でいっぱいになりました。

もはや着物準備面倒とかは一瞬で吹き飛びました



だがしかし

終了後にまた私の面倒警報が発令されます。

あとかたずけです。




でもでもでも

あら ふしぎ


仕舞う前は面倒だなと思ってたのに

いざ振袖を広げて畳んでいくと

とても幸せな気持ちになったのです。

絹の滑らかな感触を楽しみながら

娘の晴れ姿を瞼にうかべ

次はいつ着るのかな?とか想像していくうちに

優しい気持ちにつつまれるというか

満ち足りた気持ちになっていったのです。



娘は2年後、修士課程が終了しても

卒業式には出ないと言っているので

袴姿はもう見ることがないのかも知れない。

でも、振袖は面倒でも手間でも

やっぱりまた着てほしいなと思ったのでした。