余剰の性を宿命的にもっている人間は、その余剰を昇華するのに、運動系を用いてこれを実現している以上、夢を見るのは当たり前のことです。
そこで問題は、朝起きた時に夢を憶えていることです。
夢を憶えているのは、端的に言えば眠りが浅いからなのです。
だから長く眠るほど夢をよく見る。
いえ、夢をよく憶えていることになる。
潜在意識の中で起こることをいちいち顕在意識が知っているのは、頭の緊張が抜けていないと言っていいわけです。
つまり、性の余剰がどこかでつかえっぱなしになっていると、その緊張信号が頭を緊張させ続けていますから、夢をよく憶えているのです。