ベッドでゴロゴロ -21ページ目
前回からの続きです。

振り返れば、「あの頃の先生には、確かに何かあった」といった調子で、亡くなる予兆のようなものが思い返されることがあっても、当時は誰もが予想だにしなかったことと思えます。

翌年、ちょうど同じ日の朝、地方に住む私の主宰する会の会員の方から電話をもらいました。

「友人が亡くなったんですね。ご存知でしたか」という声に私は動転してしまいました。

「朝刊に出ていますよ」という言葉に促されるようにして、新聞受けに走ったのです。

ところが、どうしたわけか新聞がきていませんでした。

新聞屋に電話して確認し、もう一度届けるよう依頼しましたが、これまたどういうわけか届かない。

他の会員の方に電話して、その事実がまちがいないことを確認しました。

しかし、不思議なことに、その日の朝刊は結局、いつまでたっても私のてもとには届くことなく、夢の中でその新聞を見たきりで、ついに本物は見ずじまいだったのです。

要するに「予知夢」はありうるということです。