久しぶりに台風が関東をかすめて行った。自分が住んでいるところは風も雨も大したことがなくて、まずはホッとしている。最近は、台風に限らず大雨被害が日本各地で甚大な被害をもたらしていて、被災者や被害者も多く出たと報道で見聞きしている。そんな方々には、誠にお悔やみを申し上げる。


ところで、自分が生まれ育ったのは北海道。この土地は台風にはあまり縁がない土地で、たまに台風が近づく予報があると町は大騒ぎになる。ひどい時には学校が閉鎖されるくらいだが、大体は何事もなく友だちと遊ぶ楽しい1日になる。だから、大騒ぎになるとは言ったけど、真に切迫したわけではなく、どちらかと言えば多少ワクワクしていた記憶がある。そんなくらいだから、当時、小学生だった自分は「台風一過」という言葉を「台風一家」と誤って覚えていたくらい。久しぶりに台風の家族が北海道にやってくる、そんな感じで。


あれから半世紀は経っただろうか。「台風一家」の訪問を楽しみにしていた無邪気で幼い道産子も、今は東京で還暦を迎えた。地球温暖化と最近の気候との関係は、よく分からないけど、自分が子供の頃から比べると気候は間違いなく変わってきていると実感する。自分の世代で地球がどうこうなるとは思わないが、我が子や孫たち、さらにはその後の子孫が安全に生きていくために今の世代がしてやれることはないのだろうか。まだ遅くない、人類一丸となって、何かをしようではないか。