我が家の猫の額ほどもない庭には、ミョウガが植っている。この家に住み始めたときに植えたミョウガだ。毎年そこそこの収穫を得ていたが、一昨年、根の植え替えを行ってから、その収穫量がガクッと減ってしまった。ただ、今年は芽の出具合がいいので、少しは期待できそうだ。庭には以前、このミョウガの他にも葉わさびを植えたが、これは毛虫に全て食べ尽くされてしまった。毛虫は辛さを感じないらしい。また、小さな菜園を作り、トマト、きゅうり、ゴーヤ、ナス、大根、唐辛子など、毎年わずかばかりの収穫を得ていた。このうちトマトと唐辛子は謎の動物の餌食になった。うちの近くには、姿こそ見せないがなんらかの野生動物がいるようだ。唐辛子はあんなに辛いのに、大丈夫だったのだろうか。この辺は辛い物好きが多いようだ。


田舎育ちだからだろうか、自分は、庭に花や木を植えるより(植えているんだけど)、野菜などの食べることのできる植物を栽培するのが好きだ。野山に行かなくても自分の家の庭でおかずを収穫できるなんて、なんて素敵なことかと、収穫時期になるとワクワクしてくる。


ところでミョウガは食べすぎると物忘れが激しくなるみたいなことが言われているが、今ではこれがいわゆる俗説で、科学的な根拠はないということは広く知られている。自分の場合は、ミョウガを食べずとも、最近は物忘れが激しくなってきたが、これは要は加齢のせいだということは自覚している。特に人の名前を忘れることが多く、たまに職場の同僚の名でさえすぐに出てこないことがある。なんとも情けないことではあるが、時間をおけば普通に出てくるので、認知症には至ってないだろうと素人診断としてはそう考える。大病を患った自分、今後、再発のリスクはあるとしても、まだ少しは長生きをするだろうから、その分、認知症を発症する可能性は年々高まっていくだろう。嫌だ嫌だと思ってもしょうがないことだけど。だから、なってしまった時のことを考え、今から少しずつ身の回りを整理していこうと思う今日この頃である。