【邦夫氏との会話】

 --今日、国会内で弟の邦夫衆院議員と会談をされていたと思うが、何を話していたのか。また、邦夫議員は離党届を提出してから孤立感が否めないが、兄として友愛精神を発揮する考えはないか

 「(笑いながら)フフフ。常に友愛精神を発揮しているつもりですけれども、まぁ、弟がやってきて、『留守電に入れておいたよ』と言っておりました。恐縮ですけど、留守電、この数日間、聞いていないものですから、申し訳なかったとは思っています。『本人が決めたことなんだから、頑張りなさい』というメッセージは贈りました」

 「彼が気にしていたのは、古賀一成さん(福岡6区選出の民主党衆院議員)。同じ選挙区で戦っている、民主党の素晴らしい議員でありますが、彼が直前に私のところにきたもんですから、気がかりになってきたんじゃないかと思います。『何って話してたんだ』と言うから、これはナノテクノロジーの素晴らしさというものを、一度しっかりとお教えしたいという話があって、ぜひ、それは聞きたいから、一成さん来てください、官邸にどうぞ、ということを申し上げておきました。そんな話をしていたんですが、弟としては、気になったんじゃないでしょうか」

 --邦夫議員から離党については何かあったか

 「うん。『こういうことになったよ』ということでありました。お互いにエールの交換をしたということで、それが友愛精神だと言えば、そうなんじゃないでしょうか」

 【日米関係】

 --今日で半年だが、日米関係について改めてうかがいたい。今回のキャンベル氏の訪日取りやめでも、普天間問題が影響したからだととらえられたり、この半年の首相の外交姿勢が、反米的ととらえられてしまう部分もあったと思う。半年を振り返り、日米関係は深化したか、悪化したか

 「昨日、ハーバード(大学)のファウスト学長が来られて、私が『ややもすると、私はアメリカ大好き人間なのに、反米だとか嫌米だとかとらえられている節があるけれども、今お話したように、まったく違いますよ』ということを申し上げたら、『誰もそんなことを心配しておりません』というのが、アメリカの知識層の方々、この学長のご意見でありました。ですから、杞憂(きゆう)だったなと私は思っています」

 「それは、一部の日米関係、あるいは、従来の日米関係で生きてこられた方々からすれば、私のような人間が好ましくないという部分があるのかもしれません。しかし、新しい日米関係をつくっていく。むしろ、それを深みに、さらに深化させていくということは、私は将来的に、アメリカの方々にも、むしろ、これは正しい方向だと、必ず認識していただける。そう確信しています」

 「もっと言えばですね、(米・国務次官補の)キャンベルさんが来られなくなった理由はまったく違います。それをあえて、皆さんがそのように曲解されておられるかもしれません。私の方から、これは正しいものを申し上げることができないのでありますが、理由はまったく違います」

 【諫早湾】

 --今日、佐賀県知事と面会したが、諫早湾干拓の開門の必要について現在の認識を

 「はい。これはですね、私も、佐賀県の知事にお会いして、開門をすることが必要ではないかというご意見をうかがいました。ただ、開門すると、すぐには、逆に、濁った水が外に出る影響もあるんじゃないでしょうか。だから、これは調査のためだという話をされてました。必ずしも、ご自身としても、100%ということではなくて、むしろ、調査をする必要性を主張されてました。私自身は、自分の見解を申し上げたわけではありません。いろいろとご意見を伺って参りました」

 「今年は、貝が逆に、どんどん減っているというのが例年だったようですけど、去年かな、去年は非常によく獲れている状況もあって、そういったデータをどのように解釈するかは、さまざまな判断があるんだろうなと。これは、もっとシッカリと調査をしてというか、勉強をする必要があるなと感じたところです」

 【政権半年】

 --これから半年後に、民主党政権にしてよかったと国民に思ってもらうためにどういったことをやりたいか

 「うん。あの、必ずそうなりますよ。それだけは、皆さん方に申し上げておくことができます。はい」

 --自信はあるということか

 「十分あります」

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 NHKは9日、通勤電車内の痴漢行為で強制わいせつの罪に問われ、今月2日に有罪判決を受けたNHK放送技術局制作技術センターの専任エンジニア、永野勇職員(58)を懲戒免職とすると発表した。発令は16日。

 永野職員は、昨年11月17日午前8時ごろ、京王井の頭線の車内で、20代の女性会社員の下半身に触ったとして現行犯逮捕、起訴された。今月2日、東京地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた。

 NHK広報局は「関係者ならびに視聴者の皆さまにあらためておわび申し上げます。再発防止と信頼の回復に徹底して取り組んでまいります」とのコメントを出した。

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