皆さんこんにちは。FG☆そうたです。
そういえばエントリーモデルのインプレも十分に需要があるよなーってことを思ったので、今回はヴァルケインさんから出ておりますブレイクスルー ゼロヴァージシリーズから「6'0ISS」のインプレです。
ちょうど1年前にも同ロッドのインプレを書いたのですが、あまりにも技術的にも拙いときの記事でしたので、完全に今の視点で書き直します。今なお初心者だろって言われたら反論はできない
ドがつくほどの初心者だった時代のインプレも大事といえば大事なので、旧ブログの記事は残しておきます。
ちなみにダーインスレイヴ6'1Is-SSLをモデルに初心者にも扱いやすいように味付けが変更されているとのことですが、まったくの別物です。ご注意ください。
型番の「ISS」って何やねんって話なんですけど、モデルとなったダーインスレイヴ6'1Is-SSLの「Is」が「インパクトソリッド」なので、「インパクトソリッドショート」とかなんじゃないかなーと推測してます。公式から発表はなかったと思うので、推測の域を出ませんが…。
それではさっそく基本スペックから。
■基本スペック
サイズ：6.0ft (1.82m)
ルアーウエイト：0.5ｇ～2.4ｇ
ライン：1.0lb〜3.0lb
テーパー：ファースト
グリップ：コルク
ティップ：ソリッド
ガイド：フジガイド+アルコナイトリング
継数：2
■メーカーの解説動画
まずはこちらをご覧いただき、理解を深めていただくと良いかなと思います。
■使用感について
まず、前提としてこの6'0ISSは硬質ソリッドティップを採用しています。また全体的なハリは強めで、重めのボトムプラグを難なく背負えて大物とも渡り合えるパワーを持ち合わせています。
ダーインスレイヴIsシリーズのコンセプト同様、ソリッドティップが魚を追いかけ、逃がさずに保持している間に巻きアワセでアタリがいつの間にかファイトに移行しているオートマチックな乗せ感が非常に気持ちのいいロッドです。
無理にアワセようとするとそのパワーゆえに弾いたり口切れを起こしたりして逆に上手くかからないことも多かったです。
特筆すべき事項としては、PEラインと組み合わせてのボトム等のアクション系の釣りがとにかく快適。ルアーをキビキビと動かすことができますし、感度もしっかり良好です。ハイプレッシャーな釣り場などで自分から魚を迎えにいく攻撃的スタイルにはかなり合う印象です。
軽めのスプーンがやや投げづらい(飛ばない、すぐ近くで落ちてライントラブルが起こる)と感じることがありましたが、少ししなやかになったモデルである「6'0ISS UL」を導入してそちらにスプーン役を一任することで解消しました。
この1本でスプーン、クランク等の巻きの釣りも何でもこなしたいのであれば、ナイロンはもちろん使いやすいですし、フロロカーボンの2.5lbあたりが候補に入ってくると思います。
また、PEのように伸びないラインとの相性が良いので、エステルラインとももちろん相性◎。
ライントラブルを起こしやすく釣行ごとにメンテナンスが必要でやや扱い難とされるエステルラインですが、感度に比重に、エリアトラウトで扱いやすい要素が詰まっています。
エステルラインを使ってみたい！という方は、その相棒としてこの6'0ISSを選択肢に入れるというのもありでしょう。
余談ですが、初めて扱うエステルラインはRCマイスター 0.35号がオススメです。これであれば、ドラグ設定とラインメンテナンスをしっかりして魚とも強引なやり取りをしなければ、まずブレイクに怯えることなく使えてトラブルも少なくオススメですよ。
この0.35号というかゆいところに手が届くラインナップ、他社にあんまりないんですよね～。
■結局、初心者にはどれがオススメなの？
これからエリアトラウトフィッシングを始めたい方が1本目として握るなら何がオススメかというと、本記事で紹介している「6'0ISS」または「6'1L」がオススメです。
実際、私がまずトラウトショップで1本目として本ロッドを購入した際には、店員さんにこの「6'0ISS」または、「6'1L」の選択が良いとオススメされました。
6'1Lのほうも使用歴は浅いですが何回か使わせていただく機会があったので、両者の比較をば。
ざっくりとした使用目的で結論から先に申し上げますと、以下の通りになります。
・ボトムプラグ、ミノーなどあらゆる釣り方で魚を迎えに行くことに挑戦したいなら6'0ISS
・スプーン、クランクの巻きの基本を徹底的に身に着けたいのであれば6'1L
私の場合は前者だったので、6'0ISSを選択したわけです。
だから今になって一定巻きの練習とかで苦労してるんですけど
全体的なハリ感は6'0ISSのほうが硬く感じます。
また、先述の「使用感」項目やダーインスレイヴのIsシリーズのインプレで散々申し上げてきましたが、6'0ISSは巻きアワセでの乗せ感の気持ちいいロッド。
スタイル的な汎用性(オートマチックにフッキングさせていく「乗せ」が好きか、ロッド操作でバシッとアワセに行く「掛け」が好きか)については、クセがなく道具側が使い手に合わせてくれる6'1Lに軍配があがるように思います。
私はこの6'0ISSで乗せの釣りを学んで、ハゼ釣りで染みついていた「違和感に対してビックリアワセする癖」を抜いていったんですけどね(笑)。
巻きの基本をしっかりと学びたいか、巻きにプラスして操作系の釣りまで1本に任せたいかで最初にどちらを選ぶのかが変わってくると思います。
また、巻きの釣り用の竿を持っていて、操作系のプラグを扱いたいという方にもオススメです。
■総括
いかがでしたでしょうか？
3月に入りましたがまだまだトラウトたちが元気でエリアゲームが楽しい時期です。
これから始める方にとって本記事が少しでも参考になれば幸いです。
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