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読書記録

基本的には、個人的な読書記録です
書名、著者、出版社、購入した場合は値段・図書館で借りた場合は図書館と
あとは、感想を書いたり書かなかったり

国家の罠
─外務省のラスプーチンと呼ばれて─

佐藤優
新潮文庫
750円

巻末にある川上弘子氏の解説が、
この本を読んだ感想として共感出来る。
読み終わって、ふと思ったのだが
外交等に関する本の中で
孫崎亨氏の著作は個人的に著者を好きでないという理由で避けていたが、
一度読んでみようと思った。
日本の領土問題
─北方四島、竹島、尖閣諸島

保阪正康
東郷和彦
角川oneテーマ21
姫路市立図書館

全体として納得出来る内容。
冷静に両論併記されている点が好感を持てる。
また、内容について信頼性を高めていると感じる。
この本は2012年の初頭に出されているが、北方四島については好転しつつある一方、他の点は2年が過ぎ状況は変わっていない。もしかすると悪化しているのかもしれない。
日本は政府(政治家、官僚)、マスコミ、国民、全てが考え直すべきだろうと思う。
竹島に関して、必ずしも日本の言い分が全て正しいとは限らないという点には驚いた。
中国に対しては、もっと冷静になるべきだろう。
特に安倍総理には、中国に対して色々な点で再検討してもらいたいと感じる。50年後、100年後を見据えて政治をして欲しい。
いくら自説が正しくとも、それを唱えたいるだけでは解決しないし、日本のためにならない。

竹島に関して、チェックしておきたい。(池内敏「竹島/独島論争とは何か」)
歴史を紐解くと100%日本の領土と言い切れない点も出てくる。もちろんそれがイコール韓国の領土となるわけではないが。
転換期の日本へ
「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か

ジョン・W・ダワー
ガバン・マコーマック
NHK出版新書
姫路市立図書館

日米関係について日本人にとって受け入れ難い現実を突きつけられる。
拒否する事も可能だが、冷静に受け止める必要がある。
サンフランシスコ講和体制の真実。
米中和解時のキッシンジャーと周恩来、ニクソンとキッシンジャーの2つの秘密会談。
2013訪米の際、朴槿恵大統領は上下両院合同会議での演説を行った。韓国大統領として6人目だという。しかし、日本の首相は未だ誰も行っていない。
日本は正確に自国の現状と将来について評価する必要がある。

1947年9月に昭和天皇がマッカーサーへのメッセージの中で沖縄の長期間に渡る貸与と交換に本土の占領の早期終了を提案していた事実。

「靖国神社が戦没者を慰霊すること自体が問題なのではありません。戦前、若者を死へと追いたてることとなった戦争賛美の総本山としての役割と、戦前回帰指向の勢力を結集するシンボルとなることが問題なのです。」

朝鮮戦争の事実については知らなさすぎる。北朝鮮をハリネズミ国家とは、なるほどと感じる。
誰が殺した?日本国憲法!
倉山満
講談社
姫路市立図書館

著者は明治憲法に対する一般的評価が酷いとしている。しかし本当にそうなのか、わからない。私自身は明治憲法に対して、著者が批判するような感想は持っていない。
逆に著者が自分の説を高める為に、逆説的に一般では間違った評価を受けていると、自作自演的に言っているように思える。
それに理由は不明だが、統帥権に関する記述がない。
陸軍省や海軍省は国会に対して遠慮しているなどという記述はあるくせにである。
私の記憶では、統帥権ゆえに、軍は天皇直轄だったはずだ。

全体を読んで、ハッキリわかるのは、
著者は明治憲法を評価している。
著者は東大憲法学というものが大嫌いと言うことである。

明治憲法そのものの問題かどうかは勉強不足なので分からないが、戦前の日本の体制について、一番の問題は天皇を神、国民は臣民とした点だろうと思う。国民が我々は天皇の子、すなわち神の子と考えることが戦争中の日本人のアジアの民に対する態度(国民の個別的な)に繋がっている。それはナチスのホロコーストに繋がる危険な思想に発展しかねない。実際に虐殺は起こっている。数の問題は別である事は付け加えておこう。

この著者の他の作品については、明治憲法や明治憲法に関する他の著者の文も読んだ上で、読むかどうか決めよう。