3月11日、黙祷をしている時に、どこからともなく聞こえてきた鐘の音。
心に響く歌を求めて知り合いのチャリテイーコンサートに行く前に、引き付けられる様に山之上の無名のお寺に行った。私以外誰もおらず、静けさが心地よかった。小雨のぱらつく寒さの中、鐘を3度撞かせて頂いた。鐘の音は、見晴らしのよい山の斜面を滑って眼下に広がる街々へ響いた。1度撞いては被災者に、2度撞いては生きとし生けるものの為に、3度撞いては人間の中の宇宙に心を馳せた。
仏は賢者を見捨てないと書いてあった。頭のいい人の事ではない。
※賢者;ブッダは賢者についてつぎのように語っている。
「一つの岩の塊が風に揺るがないように、賢者は非難と賞賛とに動じない」
「深い湖が、澄んで、清らかであるように、賢者は真理を聞いて、心清らかである。」
「楽しいことに遭っても、苦しいことに遭っても、賢者は動ずる色がない」
仏教は智慧の宗教であり、仏教の目的とは賢者になることだとも言える。
今まで、凄いお坊さんが沢山出て世を良くしようとしてきたが、人の世は悪くなるばかりだった。もう何も出来る事はない…と思いながら帰り際に菩薩堂の前で手を合わせた。
小学校で習った“修身斉家治国平天下”が思い浮かんだ瞬間に左の頬を温かい光が差し、瞑っていた瞼が明るくなった。雨雲がさっと晴れたのだ。先ずは修身の為に、“格物致知誠意正心”に励めばよいんだと。そしてみんなが少しでも修身すれば、世界は平和になるんだと思えた。
仏教のお寺で儒教の教えが浮かんだ。
中国の1番大好きなお寺“懸空寺”の三教殿には、仏教、道教と儒教の三開祖の釈迦、老子、孔子が一緒に並んでいる。そんなんもありである。
儒教の大学にある文は以下の通り;
欲明明徳於天下者,先治其国。
欲治其国者,先斉其家。欲斉其家者,先修其身。欲修其身者,先正其心。
欲正其心者,先誠其意。欲誠其意者,先致其知。到知在格物。
物格而後知至、 知至而後意誠、 意誠而後心正、 心正而後身修、
身修而後家斉、 家斉而後国治、 国治而後天下平。
≪いにしえの明徳を天下に明らかにせんと欲する者は、先ず其の家を斉(ととの)う。其の家を斉えんと欲する者は、先ず其の身を修む。其の身を修めんと欲する者は、先ず其の心を正しうす。其の心を正しうせんと欲する者は、先ず其の意(こころばせ)を誠にす。其の意を誠にせんと欲する者は、先ず其の知を致す。知を致すは物を格(ただ)すに在り。≫
心に響く歌を求めて知り合いのチャリテイーコンサートに行く前に、引き付けられる様に山之上の無名のお寺に行った。私以外誰もおらず、静けさが心地よかった。小雨のぱらつく寒さの中、鐘を3度撞かせて頂いた。鐘の音は、見晴らしのよい山の斜面を滑って眼下に広がる街々へ響いた。1度撞いては被災者に、2度撞いては生きとし生けるものの為に、3度撞いては人間の中の宇宙に心を馳せた。
仏は賢者を見捨てないと書いてあった。頭のいい人の事ではない。
※賢者;ブッダは賢者についてつぎのように語っている。
「一つの岩の塊が風に揺るがないように、賢者は非難と賞賛とに動じない」
「深い湖が、澄んで、清らかであるように、賢者は真理を聞いて、心清らかである。」
「楽しいことに遭っても、苦しいことに遭っても、賢者は動ずる色がない」
仏教は智慧の宗教であり、仏教の目的とは賢者になることだとも言える。
今まで、凄いお坊さんが沢山出て世を良くしようとしてきたが、人の世は悪くなるばかりだった。もう何も出来る事はない…と思いながら帰り際に菩薩堂の前で手を合わせた。
小学校で習った“修身斉家治国平天下”が思い浮かんだ瞬間に左の頬を温かい光が差し、瞑っていた瞼が明るくなった。雨雲がさっと晴れたのだ。先ずは修身の為に、“格物致知誠意正心”に励めばよいんだと。そしてみんなが少しでも修身すれば、世界は平和になるんだと思えた。
仏教のお寺で儒教の教えが浮かんだ。
中国の1番大好きなお寺“懸空寺”の三教殿には、仏教、道教と儒教の三開祖の釈迦、老子、孔子が一緒に並んでいる。そんなんもありである。
儒教の大学にある文は以下の通り;
欲明明徳於天下者,先治其国。
欲治其国者,先斉其家。欲斉其家者,先修其身。欲修其身者,先正其心。
欲正其心者,先誠其意。欲誠其意者,先致其知。到知在格物。
物格而後知至、 知至而後意誠、 意誠而後心正、 心正而後身修、
身修而後家斉、 家斉而後国治、 国治而後天下平。
≪いにしえの明徳を天下に明らかにせんと欲する者は、先ず其の家を斉(ととの)う。其の家を斉えんと欲する者は、先ず其の身を修む。其の身を修めんと欲する者は、先ず其の心を正しうす。其の心を正しうせんと欲する者は、先ず其の意(こころばせ)を誠にす。其の意を誠にせんと欲する者は、先ず其の知を致す。知を致すは物を格(ただ)すに在り。≫