えー、竜騎士07先生の続きです。
前回はこちら
前回私は、ひぐらしで感じたことを
「竜騎士ふざけんな」と曖昧な表現をしたんですけども
今日はここをしっかり書いておこうと思います。
ひぐらしはミステリー・ホラーというお題目で売りだしてましたから
読者はミステリーのつもりで読むわけです。
私もそのつもりで読んでました。
でも実はミステリーではない、別の何か、なんですよねw
つまりミステリー的な面白さを期待して読んでいると
あとから大いに裏切られて「ふざけるな!」、となる。
ひぐらしにミステリー的な面白さなんてないんですよね
ミステリーなのにwww
ではそのミステリーとしての面白さとはなんなのか?
私の考えを述べますと
ミステリーでは事件と、そして事件の回答を導く手がかりが提示されます。
読者はその回答を考えたり、回答に至る過程や回答自体を楽しむわけですけども
この時、その事件の実行不可能性は高いほど面白い。
例えば密室殺人とかね、
いかにも不可能であるように感じられる難事件であるほど面白い。
しかし、それは
事件が実行可能であるという大前提のもとに成り立ってます。
不可能そうなんだけど・・・・不可能ではなかった
だから面白いんです。
不可能そうなんだけど・・・・やっぱり不可能でした
これじゃあ何が何やらですよねw
さらにその不可能ではない回答には
推理するための手がかりが十分に提示されている
現実的である
の2点も大事かなと思います。
どんな考えても回答がでないのはダメですよね。
中には探偵が推理するのを楽しませるタイプで
読者に推理させるのを目的としてないものもあります。
でも謎を提示して、回答を考えさせるタイプでは
推理可能でなければならないと思います。
現実性は回答を推理うえでの範囲を決める枠でしょうか。
例えば犯人は100メートルを1秒で走れる人だったのだ!
などという回答を考えてもしょうがないですよねw
物語の設定や、手がかりから現実性が決まって
その中で推理する必要があります。
以上、まとめると
不可能性が高い事件に対し、
推測可能で、かつ現実的な回答を考える、もしくは回答が出るのを待つ
のが私の考えるミステリーの面白みです。
そして「ひぐらし」もこの面白みを求めて読んだ。
大多数の読者はそうなんじゃないでしょうか。
なにしろ「正解率1%」がウリ文句ですからw
でもその実態はというと
確かに不可能性が高く、興味深い事件が提示されるんですけど
その回答は推測可能でも現実的でもありませんw
事件を起こしたのは人か、祟か!?
とかいって煽っといて、祟が真相だったというオチw
具体的に「ひぐらし」で提示された事件を紹介します。
1,友人が主人公を追い詰めてくるので、友人抹殺
2,謎のスラップ音や人の気配
3,喉かきむしって死んじゃう
4,友人が突然豹変して怖い
5,埋めたはずの死体がない
6,村人全員、火山噴火で死亡
ざっくりこんな感じです。
このなんか事件多すぎな感じもあれなんですが
ちゃんと回答を出せるものもある。
1,主人公が頭おかしくて友人を誤解してた
4,双子の入れ替わり
5,友達の思いやり
このへんはちゃんと推測可能で現実的に回答できます。
これだけならよかったんですけど
問題は2,3,6ですねw
謎のスラップ音とか人の気配とかなんやねん
噴火で死亡とかそれってそもそも謎なのかよ!
っていうぐらい、このあたり手がかりもほとんどないですw
唯一手がかりになるのが、作中で警察が喉かきむしり死体を検視して
「薬物反応はなかった」
というぐらいですかね。
喉をかきむしるのが薬物でないとすると一体・・・・。
竜騎士07先生の回答
2,謎の音や人の気配は幽霊の仕業
3,警察も知らない”未知”の薬物で喉かきむしった
6,政府の特殊部隊が村人全員暗殺した
・・・・
殴りたくなりませんか?wwww
”現実性の枠外”からぶっ込んできた感じです。
このへんが結果的にミステリーではない、という根拠です。
あえてジャンルをつけるとすれば
ホラーミステリー風ファンタジー、でしょうかw
当然、叩かれました。
ズルいだろそれは、特殊部隊が有りなら何でもありになるだろ!
お前の作品はミステリーじゃない!
ってなもんです。
そうして叩かれまくった後
心機一転の新作「うみねこ」を発表。
こちらもミステリーとして大層宣伝された。
今度は正真正銘のミステリーを書いてくる。
誰もがそう思いました。
が、竜騎士先生まーた同じようなことしましたwwww
むしろもっと酷くなってたw
どうして竜騎士はミステリー、ミステリーとこだわるくせに
ミステリーを書かないのかwwww
私はそこを知りたい。
というわけで次回からはそこを明らかにしていきたいと思います。