こんばんは、名ばかり店長です。
いろんな飲食店に行くことが多いのですが、
「私は料理の腕はプロ並みだから、自信はあります!」
という話をよく聞きます。
しかしそういう店に限って実績がなかったり、
数字が伸びていない状況が多々見受けられます。
その話の内容を詳しく聞いてみると、
「家で料理を作ったら、家族が皆うまいと言ってくれた!」
「友人の間では私の料理は評判よく、ホームパーティにも駆り出される!」
という程度の話が返ってきます。
いわゆる「井の中の蛙」というやつです。
しかしよく考えてください。
その程度の料理の腕前は、あくまで趣味の領域での話です。
家族や友達もタダだから、おいしいと言ってくれているのです。
最悪の場合、奥様は料理という作業が軽減できるため、
「お世辞」でおいしいと言ってくれているだけかもしれません(泣)
家庭の料理と飲食店で出される料理の大きな違いを考えてみてください。
わかりましたか?
一番の大きな違いは「お金」を払うかどうかという点です。
当たり前のことですよね!
でもこの当たり前のことを理解せずに、
開店してしまうお店が多いのも事実です。
飲食店に来るお客様はお金を払って料理をお召し上がりになります。
例えば料理の基本を理解せずに提供するとなると、
「味付けが少し変!」とか「毎回味が違う!」
などということになってしまいます。
家庭で振舞う料理はタダですから、このくらいのミスは大目に見れます。
しかし飲食店は話が別です。
何回も言いますが、お客様はお金を払って食事をします。
「味付けが少し変!」とか「毎回味が違う!」
などということは大目には見れず、
その店にとっては致命傷になる可能性の方が高くなります。
お客様はお店の常連(固定客)になる条件として、
「お店の雰囲気が良いから!」とか「○○さんがいるから!」
など物理的なものや人やサービスを要因としてご来店することが考えられます。
しかし料理を提供してもらい、それに対してお金を払うのですから、
商品(料理)を目的としてお客様がご来店いただくというのも、
大きな要因のひとつになります。
その料理が、
「味付けが少し変!」とか「毎回味が違う!」ということになれば、
お客様の期待を裏切ることになり、
お客様は2度とご来店してくださる機会はなくなると思います。
自分の提供しようとしている料理が、
本当にお金を払う価値があるのかどうか厳しく疑う必要があります。
もしそこで「これでは技術が足りない!」ということであれば、
開店する日程をずらしてでも調理学校に通い、
一定のレベルまで押し上げる必要があります。
自分で自分の料理を客観的に判断できる状態でなければ、
飲食店で成功するのは至難の業になると思ってください。
なんでもそうですが、
自分で熱くなり「これはいい!」と思い込んでしまうと、
まわりの状況が見えなくなってしまいます。
ちょっと冷静になってみれば気が付くことでも、
自分に酔ってしまい、突っ走ってしまう傾向になりがちです。
このちょっとした「冷静さ」が大切なのです。
自分や自分のまわりを冷静に見回してみることも、
開店するときには非常に大切なことなのです。