OB特別講演会 日本ヒューレット・パッカード社長 小出伸一
2011.5.26(Thu) @ガウチャー記念礼拝堂
1. 仕事は自分の可能性を広げるステージ
●小出社長の経歴
1981年 青山学院大学経済学部卒業
日本IBMに入社
1999年 米国IBMに出向
2005年 日本テレコムに入社
2006年 代表取締役副社長COOに就任
2007年 HP入社、社長執行役員に就任
→大切なのは発想の転換(売りたい商品を売るのではなく、お客様がほしい商品を売りたい)
[実践]人差し指を高く上げ、時計回りに回す。そのまま目のしたに持ってきてその円を見てみる。反時計回りになっているはず。
=見る位置によって見え方が180度変わることもある
2. 今求められている人材とは
●近年のニュース
・内定率57.6%
・卒業3年以内は新卒扱い
・新卒採用枠の拡大(政府主導)
…そんな時代。
●意識のギャップ
学生 企業
・危機感 ・(大幅増員するところもあるが)採用数微増
・情報の氾濫 ・正社員ポジションの縮小
・安全、大手志向 ・厳選採用→特定の学生に内定集中
・終身/長期雇用を求める *即戦力性の高い学生
・外国人留学生も1つのオプションに
●グローバル企業が求める人材
・高い専門性
・幅広い業界知識
・人脈とネットワーク
・コミュニケーション能力
●HPが求める人材
・自主性/主体性
・創造性
・論理的思考
・達成志向
・スピード感
・変化への対応力/柔軟性
*ダーウィン「生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、最も知能の高いものでもない。変わりゆく環境に最も適応できる種が生き残るのである。」
●企業を考えるにあたって
・成長の機会があるか
・自身のMarketability(市場価値)を高められる環境か
*自分ののれんで勝負することが必要
・会社のビジョン、企業理念に共感できるか
・溢れる情報の中から正しい情報を選び取っているか
*データではなく重要な情報を選別し、先見性を見る
⇒ゴールを設定して引き算の人生設計を!
●ワークスタイルの変化とこれからの人物像
・日本で、日本人が、日本のための
↓
・プロフェッショナリズムに則ったハイパフォーマンス・プレイヤーへの進化
*“Human Resource(人材)”ではなく“Human Capital(人財)”になるべき
*プロフェッショナルは、お金をもらうということ。「誰からお金をもらっているか」を常に意識するべき。企業ではなくお客様である!
●求められる社会人=やるべきこととやりたいことが合わさった人
出来ること→やるべきこと やりたいこと
GAP FILL:両者をマッチさせていく努力→提案型リーダーシップ
出来ること:能力を拡大、成長させていく努力(人の力を借りる)→ネットワーク型リーダーシップ
3. 小出社長より
・自分のブランドで勝負しよう
・失敗を恐れずチャレンジしよう
→失敗から成功のコツを学ぶ
→その繰り返しから自分なりの成功の方程式を作り上げる
4. Q&A
Q1)3.11の震災の際、一番最初に考えたことは?
A1)海外の会議のために日本にいず、飛行機の中で知った。社員が安否確認を代行してくれていた。すぐに対策に取り掛かった。
Q2)地震大国日本においてHPはどのようなサービスを?
A2)災害対策や節電対策など32の手を打っている
Q3)創造性を高めるためには何をすれば良いか?
A3)楽しい時に豊かになるので、「楽しいこと」「仕事を楽しめるような準備をすること」に気を使っている。「楽」してる間は創造性は低まり、「楽しんで」いる間は高まる。
Q4)日本人、強いては青学生に求めることは?
A4)日本人とか、青学生とか、男女とかではなく、自分のMarketabilityを高めるべき。何よりも主体性!企業側としては、多様性をどれだけ許容できるかが企業の力だといえる。
Q5)情報分析のポイントは?
A5)1つの方向からのみ分析しないこと。多方向から行うことで情報分析能力は向上する。
Q6)ネットワーク型リーダーシップの素質また心がけることとは?
A6)自らがリーダーであるという気持ち。ビジョンを持つことが大切。
Q7)小出社長にとってのゴールは?
A7)すべての人にHappyになってもらうような仕事。そんなことをずっと考えられていられるのは幸せでは?今は中学校の近代史の先生になり、未来を担う子供たちに今に繋がっている歴史を教えたい。
Q8)今までの失敗とその克服は?
A8)たくさんあった。特に社長業は長期的な選択を迫られる。
Q9)就活の時は何年後までキャリア・デザインしていたか?
A9)精々5年程度。家業を継ぐまでと考えていた。本当にデザインしたのは27歳(家業を継がないと決めた時)。その時55歳にどうなっていたいのかを考え、それに沿って実行してきた(ex.結婚、子供)
引き算の人生設計をして、足し算の人生を送りたい
そんな風に思いました
貴重なご講演ありがとうございました。
次時間のあるときHPについてまとめてみたい^^