1ヶ月ぶりに母と外出 | 在宅介護から特養への日々

在宅介護から特養への日々

一人暮らしの母が83才で脳梗塞で倒れ半身麻痺になり車椅子生活になり、施設は断固拒否のワガママな母を引き取り同居。姉は介護拒否で音信不通。
介護離職して家族に助けてもらいながら在宅介護を8年。
2024年5月から特養ロングステイ。

ロングステイ中の母に電話をかけた時に「お寿司食べに行く?」と聞いたら「連れて行って」と即答


私一人で外出に付き合えば施設の不満や家に帰りたい病が出たら困るので、夫の休日に合わせて久しぶりに母と外食


手はかかるけど4月までの事を思えば一時的に労力を必要とするだけ


そんな軽い気持ちやったけど、相変わらず母は母


夫の語りかけにも無視を決め込み、愛想をふることも無い


必死で会話の糸口を探す夫もスルーされ続けて孫の写真披露に逃げた


母にとってのひ孫は今や生きる糧になっているようで、ひ孫の話になったら口を開く


それ以外の人間には興味が無いみたい



唯一、弟が夏に帰国して会いに来ると伝えた時にだけ、目に光が宿って返事した


弟の嫁の話題になるとケチョンケチョン


相変わらず、自分ファーストな母とお寿司を食べながら、ちっとも美味しくないけど親孝行できたかなと心の中で自問自答


施設に送って行っても「有り難う」のひと言も無く、無表情で中の人に戻って行った母


お寿司食べに行きたいって言うたしなあ


本当は心の底で断られる事を少しだけ期待してた


面倒くさいとかしんどいとか言ってくれたら行かずに済む


母にとって愚痴の言えない他人(婿)が一緒の外出はつまんなかったんやろなあ


「家に行く」と帰り際に言われたけど、「予定があるから今度弟が帰って来た時にね」と断った


私には毒親だった母


「有り難う」の言葉さえあれば水に流せるような気もするけど、今だに憮然と人を気遣うことも無い振る舞いをされると諦めの境地になる


せっかくの休みを潰してくれた夫にも申し訳ないし、施設の人にも申し訳なさが先に立つ


笑顔で人に感謝を伝えて頭を下げられる老後を送らなければと、母を見て肝に銘じてる