花見に連れて行き、好物のあんぱんを買って帰って美味しい珈琲と共に提供しても、父の遺影に子供達の不満やら我が身の不幸やらを私に聞こえるように唱える母。
必ず襖を開けている時に喚く。
襖を閉めて時代劇を堪能してる時は笑い声をたて、横になってる時は大きなイビキをかき、襖越しに聞こえて来る母の気配は在宅を楽しんでるように思えるのに。
昔から感謝の言葉を口にすることの無い母やから期待はしないけど、8年目でも聞かされ続ける不平不満や不幸な身の上を嘆く言葉にはホコリのように母への嫌悪が降り積もるばかり。
掃除機のダストボックスも満タンになったらホコリを掻き出さないと掃除機が機能しない。
夏からは施設と母へ伝えてから日増しに悪化してる母の私への憎悪を感じる。
母の口から垂れ流される言葉に動悸がして目眩がする。
やばいなあと思う。
私が倒れる前に施設に入所させなければ家族に迷惑がかかる。
次は娘と孫の世話にしばらく時間を割かなければ。
初孫の出産の時には母がいたから手助けが思うように出来なかった。
今回は孫と娘と新生児のお世話になる。
私の手を母の介護から離さないといけない時期が来たんやから納得して施設に行って欲しいところやけど、毒親やったから無理やと分かってる。
耳を塞いで在宅日をやり過ごす。
ケアマネさんから褒められたから今日は気持ちがトントンで終われそう。