夫や友人との話ではなく、母とである。
録画した時代劇を見たい時はサイドテーブルの前にリモコンを置く。
私が気づいて何を見るか聞く。
鼻をかみたい時は右手を差し出す。
ティッシュを2、3枚手のひらにのせて、かみ終わったティッシュを受け取って捨てる。
薬を飲みたい時は薬を乗せるお皿を差し出す。
水のコップを運び手のひらにひとつずつ薬をのせて誤嚥の見守りをする。
ナースコールはトイレか就寝の合図。
その他にも半身麻痺になってから身につけた省エネの母。
今朝は朝食のウインナーを床に落として夫に私を呼べと伝えたらしい。
キッチンからダイニングに行くと落としたウインナーを指して待っている。
「どうすんの?!」
「食べる!」
大好きなウインナーを落として夫に拾われたら食べづらいんやろな。
刺身とウインナーは欠かせない母の必須アイテム。
ツーカーやけど、ひと言「拾って」くらい言えんか、90才![]()