先日夕方、田んぼの中の道を運転中センターラインの上に何か石みたいな物があるのを見つけ近くになってよく見ると「頭ももたげた亀」だった。「あっ、車にひかれる」と思ったけど前からも後ろからも車の列。急には停まれないし「もう、ひかれてしまったかもしれないし、その姿はとても見たくない」と思い、血の気が引いてゆく気持ちでそのまま家に帰った。亀の顔が頭から離れない、停まらなかった後悔と引き返す勇気の無い意気地の無い自分を責めていた。夜もずーっと「どうだったかな?」と後悔と自責で気分最悪だった。翌朝も朝から気分どん底で、心配とどうだったかを確認したい「怖い物見たさ」の気持ちで一杯。昼過ぎ、その現場を通る瞬間がやって来た「ドクドク」と鼓動する心臓、血の気が引いた感じの冷たい手、いよいよそこに「あっ、無い。」 ひかれていればあるはずの亀が居ない、あれだけの大きさの亀だから片付けても、痕跡は残っているはずだけど「何にもない」いつもの道路状況。「きっと、運転している人が避けて通ったか。誰かが水田に避難させたか、亀自身が安全確認して道路を横断したか・・・・・」想像出来る限りのこと一杯考えながら、ウキウキ気分で運転していた。

自然って案外残酷では無いなって思った。弱々しく生きているように見える小さな命も、自然の中で逞しく生きているんだって思えるようになった。逞しくそして懸命に生きる姿を見ると、こっちまで朗らかな気分になるし努力を惜しまず生きようって思いました。