どうにもできない感情を
どこに向けるか
私が高1で入院中の時
一緒に入院していた子たちは
いろいろな性格の子がいました
それほど積極的ではないけれど
あまり人見知りはしないし
イベント事が大好きで
無邪気に楽しいことは楽しめる
素敵な子がいました
その子は
苦しくても
部屋でじっとしているだけで
看護師や
カウンセラーの先生の前
以外では
ほとんど涙を見せませんでした
私も見たことなかったし
つらいのは知っていたけど
その子が死にたいと
思っていることも
知りませんでした
でもある日
朝の登校の時間に会ったら
長くて綺麗な髪の毛が
左側の横髪だけ
バッサリ切られていたんです
理由を聞くことは
できなかったけど
その子が
つらくて死にたくて
でも死ぬ勇気なくて
髪の毛を切った
と言ってくれました
そんなことを聞いたのは
初めてだったから
正直驚きました
またある別の子は
死にたい願望もあったし
リスカもしていた子で
病院内は基本刃物は
禁止なんですけど
たまたま手鏡が割れて
その手鏡で
手の甲を切ってしまいました
泣いていました
血も出ていた
何を思っているのか
私にはよくわかりませんでした
その時の看護師さんの
対応が良かったのかもしれません
手を切っていると
看護師さんに言いに行くと
看護師さんは
絆創膏一枚だけを持って
はいこれ
と渡すだけで
大事にもせず
何があったのかも聞かず
それが逆に良かったんだと
思います
みんな頑張って生きていた
私は高校生の頃は
まだ人の痛みや感情を
読み取るのは
今よりも苦手で
だから今だからわかることも
たくさんあるし
忘れてはいけないなと
思います
