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闇は深まり、月昇る。 お彼岸万燈会(生駒市門前町 宝山寺) 9月23日

生駒山の中腹にお寺、宝山寺。

風がやや強く、坂道をあがって火照った肌に心地よく吹きます。

秋の深まりを思わせるように、日がとっぷりくれて、あたりに闇が落ちます。

すると、万燈供養の灯りが、際立ってきます。

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石畳の道の両脇に、整然と並んだお地蔵さまたちを、

ぼんやりと浮かび上がらせます。

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老若男女、

いっけんお祭りのごとくわいわいがやがやと談笑していますが、


誰もが粛然とした心持の様子です。



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畏れ(おそれ)入り、心身がひきしまる思いがします。




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若い家族連れがめだちます。

檀家さんというのでしょうか。


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むしろ、行燈にほどこした絵を書いた子の家族が、

絵を探しにおとずれているようですね。


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すっかりと、わすれていました。


この日は、十五夜です。




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お地蔵さまの後ろに、満月。

雲の間からのぞかせる様子は、

まるで餡子をまとった月見団子のようです。



お参りをすませ、もときたところをもどります。



おっと、息をのみます。

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境内はやわらかい光の渦に満ち満ちていました。


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さて、宝山寺を後にします。

黄昏にぼんやりしていた灯篭の明かりも、やみのなかで、くっきりと浮かび上がっています。

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生駒山の中腹にお寺、宝山寺。

戻る道を灯篭がずらりと並びます。

そして、森をぬけた先に、はるか下界の生駒市の町あかりが瞬いています。



門前をぬけ、森の参道をぬけると・・・・


十五夜お月さま と お彼岸万燈会」へ、つづきます。





お坊さん目次
1.ここは奈良の端。 黄昏迫る生駒聖天
2.逢魔ケ刻 生と死と、感謝と祈りの灯り
3.生駒の聖天さん お彼岸万燈会
4.闇は深まり、月昇る
5.十五夜お月さま と お彼岸万燈会








生駒の聖天さん お彼岸万燈会(生駒市門前町 宝山寺) 9月23日

宝山寺(ほうざんじ)

真言律宗。
不動明王を本尊とし、
鎮守として
大聖双身歓喜天祀っています。

山号は生駒山(いこまさん)。

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宝山寺には諸説のこされております。

生駒山の山腹に露出する奇岩・般若窟があります。


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そこは山岳信仰の対象となっていました。

役の行者・小角
が般若経を写経して納めたという伝説や、

若き日の空海が当地で修業をしたという説話が残されています。

鎌倉時代までには寺院が成立していたとされていますが、

来歴が明らかにされているのは、江戸初期、延宝6年(1678)。

湛海(たんかい)律師が入山し、それ以後、不動明王大聖双身歓喜天への信仰をもとに寺院を興しました。
事実上の開山は湛海からとされています。

聖天堂に祀られた大聖双身歓喜天が、今でも「生駒の聖天さん」の愛称で親しまれています。



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宝山寺 お彼岸万燈会

彼岸の中日に
、先祖供養、家内安全、厄よけ、開運を祈願して万燈会練行法要が営まれます。


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1万を超える灯篭、灯明が、

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ふもとから上が参道入口へ、


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大鳥居まで、更に本堂の周辺から奥の院まで供えられています。


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本堂は、にぎわいをみせています。


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門前町から寺内を幻想的な雰囲気に包みこみます。


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当日は、琴や尺八の演奏奉納も行われました。


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さて、日が暮れて・・・・「4.闇は深まり、月昇る」につづきます。


所在地 :奈良県生駒市門前町1番1号
宝山寺へは、近鉄生駒鋼索線「宝山寺駅」、「梅屋敷駅」が最寄です。



お坊さん目次
1.ここは奈良の端。 黄昏迫る生駒聖天
2.逢魔ケ刻 生と死と、感謝と祈りの灯り
3.生駒の聖天さん お彼岸万燈会
4.闇は深まり、月昇る
5.十五夜お月さま と お彼岸万燈会

 
合格関連情報
日本初のケーブルカー 生駒ケーブル (生駒鋼索線)

逢魔ケ刻 生と死と、感謝と祈りの灯り 生駒聖天 お彼岸万燈会(生駒市門前町 宝山寺) 9月23日

宝山寺 生駒聖天 お彼岸万燈会。

生駒山の中腹にある宝山寺。

そこに至る参道は、急なこう配の坂道と、階段がつづきます。


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その左右には門前町ならではの町並みがつづきます。


夕闇にぼんやりとうかびあがる灯篭のあかりに導かれ、進んでいきます。


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黄昏刻。

夕方です。

明るい昼から、夜へとうつりかわるときを、

昔の人は、逢魔ケ刻(おうまがとき)と呼んでいました。


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昼は私たち人間が活動する時間とし、


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夜は魔の物が跋扈する時間です。

その境になる夕刻は、

生者と死者がすれ違う時間といわれていました。


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・・・お彼岸です。

ぼうっ・・・と歩いていました。

このとき、沢山の参拝客にまじって、

彼岸から帰ってきた人も混ざっていたかもしれませんね。


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最初に出迎えてくれたのは、大きな鳥居です。


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お寺の門前を、みおろしています。


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門をくぐり、境内に入ります。


宝山寺の境内は、灯りにあふれていました。


3.生駒の聖天さん お彼岸万燈会」へつづきます。



お坊さん目次
1.ここは奈良の端。 黄昏迫る生駒聖天
2.逢魔ケ刻 生と死と、感謝と祈りの灯り
3.生駒の聖天さん お彼岸万燈会

4.闇は深まり、月昇る
5.十五夜お月さま と お彼岸万燈会


合格関連情報
日本初のケーブルカー 生駒ケーブル (生駒鋼索線)