奈良ふしぎ歴史徹底攻略! 学校・教科書では教えてくれない奈良を親子でも100倍楽しめる観光ガイドブックブログ -125ページ目

【目次】ヤマトタケル ダイジェスト 奈良 英雄 伝説

奈良英雄伝説 「ヤマトタケル」ダイジェスト


1.ヤマトタケル


2.ヲウスの殺意 旅立ち


3.ヲウス西国討伐


4.ヤマトタケル IN 出雲


5.悲劇の皇子ヤマトタケルの東征


6.東征伝ヤマトタケルの戦い


7.波間の別離、ヤマトタケルの哀


8.吾妻はや…大和へ帰還ヤマトタケル旅の終焉



ヤマトタケルの物語をダイジェストでおおくりしました。
白鳥となった彼の魂は、やはり故郷の大和へと帰ったのでしょうか。

これには、後、少し、伝説があります。

それは…

私、奈良歴史ミステリーハンター☆鈴木と密接な関わりがあります。

私の生まれは大阪は羽曳野です。

ここにもヤマトタケルの伝説があるのです。


それも、亡くなった後のお話です。

 
 
白鳥となった彼の魂は、一時、河内国に留まります。

羽曳野は河内にほど近い場所にあります。

羽曳野という名は、白鳥となったヤマトタケルが、羽を曳きずった野が由来となっています。

そして羽曳野には、彼を祀った白鳥神社があり、白鳥にちなんだ地名も多く存在します。

子供の頃、何気に自分の住む町の名前について母から聞き、ヤマトタケルという英雄を知ったのでした。

西へ東へと転戦つづけたヤマトタケル。

各地も彼の伝説は残されています。

もしかすると、あなたが住む町にも…?

 

 
あなたには、アナタの歴史がある。
奈良歴史ミステリーハンターでした。

吾妻はや…大和へ帰還ヤマトタケル旅の終焉  ~ ヤマトタケル ダイジェスト 奈良英雄伝説(8)

愛するものを失いも尚、東征を成し遂げたヤマトタケル

足柄に立ち寄り、「吾妻(あづま)はや…」と嘆き呟きました。

東征の途上、愛するものを失い追想したのでした。

これ以来、足柄から東をアヅマと呼ぶようになったそうです。

「吾妻はや…」
東征の途上、命をとしてヤマトタケルを救った女性を想い、嘆き悲しむのです。


尾張のミヤヅヒメのもとへ帰り、しばらく尾張で過ごします。

そして伊吹山の神の平定に赴くのでした。

そのとき、神剣・草薙の剣を姫に預け、無謀にも単身乗り込んでいきます。

結果、伊吹山の神の返り討ちにあいます。

ヤマトタケルは、先の伊吹山で破れ、意識モウロウとしつつ敗走します。

その足は自然と、故郷の大和へと向かいます。

その想いかなわず、途中、息絶えます。

彼の最期を看取ったのが、后である岐阜は尾張の姫、ミヤヅヒメでした。


駆けつけたミヤヅヒメの腕の中…

「やまとは国のまほろば
たたなづく 青垣
山ごもれる やまとしうるはし」

美しい故郷を偲んだ歌をうたったのでした。

ヤマトタケルの魂は、白鳥となり、天へと飛び去っていきます。

波間の別離、ヤマトタケルの哀  ~ ヤマトタケル ダイジェスト 奈良英雄伝説(7)

更に東へ進むヤマトタケル一行に、また苦難が訪れます。

それはヤマトタケルにとって最大の悲劇です。


浦賀水道を渡航中に、海が荒れ、波に船が激しく翻弄されます。

「海の神のたたりだ!」

誰かが叫びます。

そう思えるかのように、船はいっこうに前に進むことができず、波はおさまる気配がありません。

数多のまつろわぬ神を討ちとったヤマトタケルも、大海原相手では、手が出しようがありません。

そのとき…

「わたしが海の神の怒りを鎮めてみせましょう」

オトタチバナヒメが言いました。

エッと言う間もなく、オトタチバナヒメは船縁から身を乗り出します。

引き留める手を、スルリと抜けて、オトタチバナヒメの笑顔が波間に飲み込まれていきます。

やがて…

うそのように、

波はおさまります。


無事に上陸を果たしたヤマトタケル。
茫然と波打ち際にたたずんでいると、

寄せる波にのって、コツンと足先に、あたります。


櫛です。


ハッとヤマトタケルの目が見開かれます。

かき抱くように櫛を握りしめ、その場に崩れ、嗚咽をもらします。

まごうことない。

愛する人の櫛でした。