八咫烏 (やたがらす)伝説 ~ 神武東征 と 熊野信仰にみる ヤタガラス | 奈良ふしぎ歴史徹底攻略! 学校・教科書では教えてくれない奈良を親子でも100倍楽しめる観光ガイドブックブログ

八咫烏 (やたがらす)伝説 ~ 神武東征 と 熊野信仰にみる ヤタガラス

親指と人差指を広げた長さ(約18センチメートル)を、(あた)といいます。

咫(あた)は、長さの単位です。

天孫降臨のとき、天照大神が、ニニギノミコトに、自身の化身としてもたせたと伝えられる
八咫鏡(やあたのかがみ)

三種の神器の一つですね。

八咫鏡(やあたのかがみ)にも咫という名前がついています。

咫(あた)は円周の単位で、0.8 尺。径1尺の円の円周を4咫としていた。
したがって「八咫鏡」は直径2尺(約46センチメートル)の円鏡を意味しています。

慣習的に”八咫”は単に「大きいもの」を表現するときに使われていました。

日本神話では、三本の脚をもった烏(カラス)が登場します。
それが、ヤタガラス(八咫烏)です。

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大きな烏という意味なのか、

八咫鏡(やあたのかがみ)にならって、天照大神の御遣い、

太陽の化身の鳥を意味しているのでしょうね。

熊野三山を訪れた時、社にはヤタガラスの姿がたくさん見受けられました。

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熊野本宮大社





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熊野本宮大社の素焼きのヤタガラスのおみくじ。)


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(熊野速玉大社)

またお土産物や、お店にもヤタガラスで満ちていました。

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ヤタガラスは、神の降臨に先駆けて、遣い、または予兆として現れるとされるミサキの一種です。

古事記」、「日本書紀」の神武東征では、神武天皇(イワレビコ)を熊野から大和へ導くために現れます。


戦国時代の紀伊国の鈴木家(雑賀衆)の家紋、旗印に、ヤタガラスがあしらわれていました。

現代において、ヤタガラスは、勝利の導き役としてサッカーワールドカップ日本代表のエンブレムに使用していました。


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ヤタガラスは三本の脚が特徴ですが、日本神話「古事記」、「日本書紀」には、その記述はありません。

中国や朝鮮の神話の太陽に棲む三本脚の烏と同一視されたという説があります。

後世でつけられたという説があり

・勢力を誇った熊野三党「宇井」「鈴木」「榎本」を表しているという説。

・熊野本宮大社の主祭神・家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)の御神徳「智」「仁」「勇」の三徳をあらわしているという説。

・「天」「地」「人」を表すという説。


ヤタガラスはカミムスビの曾孫、賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)の化身と伝えられています。

奈良県宇陀市榛原区の八咫烏神社は賀茂建角身命を主祭神としています。

また、一方では、熊野の神々の遣いとも言われています。

神武天皇の軍に屈した熊野の一族が、神武天皇に協力をしたという見方もありますね。

日本神話「古事記」、「日本書紀」(正史)では、熊野川中流の河原の中州で、神武天皇(イワレビコ)とヤタガラスがであったと伝えられています。

そこが明治中期まで熊野本宮の大社があった、今の大斎原(おおゆのはら)です。

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和歌山・熊野から、奈良・吉野の山深い地を案内したヤタガラスは、十津川村の人々のご先祖と言い伝えられています。

一枚岩の伝説と、巨木・巨石信仰 」へつづきます。




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