いつもお読みくださりありがとうございます
今日は5月5日、端午の節句ですね
菖蒲の香りに包まれるこの季節の
遠野八幡宮は
寛文元年(1661年)に現在の地へ遷宮されて以来
武道や弓矢の神様として篤く信仰されてきました
境内にある広大な馬場は 全国でも珍しいなかなかの規模を誇るもの
そこで執り行われる「遠野南部流鏑馬」は
射手が駆け抜ける蹄の音と
放たれた矢が的に当たる快音
そして観衆のどよめきが一体となる
遠野が誇る勇壮な伝統儀式です
ちなみに遠野は 馬の産地でもあります
この馬場が最も熱く活気づくのは 例大祭の時期でしょう
神輿とともに 遠野の魂とも言える「しし踊り」が
荒々しくも美しく練り歩き
雅な衣装に身を包んだお嬢さんたちが優雅な舞を披露する「南部囃子」
そして可憐な「さんさ踊り」の行列などが続きます
静かな神域が 郷土芸能の色彩と熱気に染まる様子は
まさに遠野の文化の豊かさを象徴しています
そんな歴史と伝統が息づく遠野八幡宮には
心をふわりと解いてくれる場所があります
それが
かつて境内に住み 参拝客を案内し癒やしてくれた
名物猫「おトラさん」を祀った小さな拝殿です
参道の入り口 右側にあります
残念ながらおトラさんは既に天国へ旅立ってしまいましたが
今でも小さな祠には多くの方が訪れています
並べられたたくさんの猫の置物や
穏やかな表情の石像を見つめていると
おトラさんが今も変わらず
この静かな森から
八幡宮や祭りの行列を見守ってくれているような気がしてなりません
人々に愛された猫への優しい眼差し
「武」の象徴である弓の厳かさと 郷土芸能の華やかさ
剛と柔が共存する 不思議な魅力があります
それぞれの地域に根差し
親から子へ 子から孫へ 脈々と受け継がれてきた伝統芸能が
絶えぬよう 続いていくことを祈ります
端午の節句という節目に
伝統を繋ぐことの尊さと 身近な命への愛着に改めて感謝したくなる
そんな遠野の 春の風景
なにしろ ふるさとですから
大いに贔屓になるものです![]()
カッパに会えるかもしれないし
ぜひ訪れてみてくださいね
本日もみなさまにとって素敵な一日になりますように





