北米系のスイッチロッド=ダブルハンドの番手設定、という理解でほぼよさそう
フライフィッシングは英国で発祥し、欧米で発達してきたそうですが、現在日本には、米国メーカーと欧州メーカーからいろんな関連グッズが入ってきています。特にフライロッドについては欧州系メーカーと北米系メーカーの存在感が強いように見えます。

直近数回のエントリーではスイッチロッドのライン番手指定についていろいろ記してきました。先日は北米ラインメーカー大手の、RIO社のブローシュエについて触れました。そこでは北米メーカーのスイッチロッドは一般にダブルハンド用ラインの番手指定という理解でよさそう、との知見を得ました。

北米以外のメーカーのスイッチロッドに合うのは、SH、DHどっちなんだよ(ーー゛)
北欧系メーカーであるLOOP社のスイッチロッドを入手したので、より正確な情報が欲しいと思い調べてみたところ、LOOP社の英語WebサイトではEVOTEC CAST MFのスイッチロッドに対する推奨ラインウェイトの情報は見つかりませんでした。

最近のLOOP社はロッドのライン番手通りのLOOP社製ラインを合わせればいいんだ、との方針のようです。しかし、スイッチロッドはシングルハンド・ロッドなのかダブルハンドロッドなのか判然としないので、個別ロッドに具体的なラインウェイト指定がないと混乱が生じます。

例えば漠然と6番と標記されているスイッチロッド、EVOTEC CAST 6110‐4MFに合わせるラインはシングルハンド用の6番(たとえばEvotecシリーズのライン)なのか、ダブルハンド用ライン(たとえばGDCシューティングヘッド)の6番なのか、どちらが推奨されているのか判然としないわけです。同じ6番といっても両者の重量は全く違うわけですから。

まあライン全部買って試せばいいのですが、無駄な出費は避けたいのでガイドラインがほしいわけです。

先日の当blogエントリーで記した通りEVOTEC CAST 6110‐4MF向けとして、米RIO社の推奨するラインウェイトは同社のスカンディSTで390-420grainでした。

スイッチロッドはAFFTAのダブルハンド規格またはRIO社のスペイ・スイッチライン規格に準拠するのが北米式だから(その論拠は前日、前々日の本Blogエントリーをご参照ください)、米RIO社はスイッチロッドのEVOTEC CAST6番に対して自社規格のDH6番のグレインウィンドウ(350-425grain)をほとんどそのまま適用しただけでないの?との疑問がわいてきたわけです。

※海外ロッドメーカーはロッドに標記する適合ライン番手をRIO規格に合わせていることが多いように見受けられます。ただし、AFTAとRIO社のSTラインの番手が示す重量は一致していないようです
<例> RIOの番手≒AFFTAの2番手上、つまりRIOのDH4番≒AFFTAのDHST6番


会社に直接聞くのが早いが、新製品のラインのデータから推察してみよう
通常ロッドメーカーは自社ロッドの指定ウェイトを明示しており、北欧系メーカーのVISIONやGuideLineのスイッチロッドの場合、標記さているロッド番手とメーカーの推奨ライン・ウェイトは、北米規格(RIO社のSTヘッド規格)を反映したものが多い様でした。

しかし、LOOP社はロッドに独自のライン番手を表示しているようです(しかし、最近はグラム等の重量表示はしていません)。スイッチロッドについてはどうなのか、同社に問合わせれば番手の意味するライン重量の情報が得られるでしょう。多分ね。

ただ、LOOP社の英語Webサイトのライン関係の製品データを見てみると、スイッチロッド向けラインとして、SDS SHOOTING HEAD KITシリーズのSDS SWITCH KITSというシンクティップラインの情報がありました。このラインには5、6、7の番手設定があるようで、スイッチST#6は9mで20グラム、同ST#7は9m、22グラムとの説明です。

LOOP Cross S-1のスイッチロッド7107-4、同STの7110-5には22グラムを、同6番には20グラムを合わせればよいというWeb情報は以前から散見されたのですが、これが最近のLOOP社独自のスイッチロッドのラインウェイト設定なのかもしれませんね。

じゃあ、EVOTEC CAST 6110‐4MFはどうなんだろう。今ひとつ確証が得られませんが、最近のLOOPスイッチロッド6番には20グラムを合わせとけ。これがLOOP社の考えということでしょうか?

LOOP社のスイッチロッドライン番手の標記は北米式とは異なるようだ
従来からLOOPのラインはほぼすべて北米式(AFFTAの規格)ではなかったし、エアフローのライン番手も独自表示が多かったので今更驚くことではありません。

LOOPのSDS Switchラインを北米式で表現してみましょう。
  • LOOP SDS Switch ST# 6・・・20グラム(310 grain)/9.0 m
     
    ダブルハンド # 4 または #5 ・・・米RIO社の規格による

    シングルハンド # 11 ・・・・・・・・・・・・・AFFTA規格(ウェイトポイントは30 ft)による

     ※SH # 11のウェイト誤差下限(318grain)を少し下回るが、SH#10の誤差上限(290grain)よりも近い

  • LOOP SDS Switch ST# 7・・・22グラム(340 grain)/9.0 m

    ダブルハンド # 5 ・・・米RIO社の規格による

    シングルハンド # 11 ・・・AFFTA規格(ウェイトポイントは30 ft)による
ということになるようです。LOOPのスイッチロッドは北米方式でライン番手表示をしていないことがよくわかりました。LOOP社のロッドやラインのユーザーとして留意しておきたい点ですね。

ただし、RIO社の重ためのラインウェイト推奨も参考意見として持っておきたいです。ライン合わせは究極的にはユーザーそれぞれの感覚で決めていくことになるわけですから。

さて、SDS Switch Kitですが、なかなか良さそうなラインですね。フロートボディ(20ft)と3種の10ftティップ(F、Int.、Sink3 Inch Per Sec)がセットになった製品のようです。

またDHロッド用にはSDS SCANDI KITSが用意されているようで、ADHラインシステムの後継商品になるのかもしれません。さらにSDSマイクロティップ(5ft/31grain)の設定もあって、シングルハンド用ティップみたいです。こちらもよさそうですね。OPSTの コマンド・マイクロ 5’シンクティップ、OPSTコマンド ティップ(132grain)を昨年X'masに買ってしまったことは内緒にしておこう、、、

日本でもこのSDS KITSを販売するのかどうか? ティムコさん、製品モニターならよろこんでやらしてもらいますよ/( ^)o(^ )/